1/1
前置き
海の上、日本の排他的経済水域ギリギリの場所にその島はあった。
金属、プラスチック、コンクリート、その他諸々を大量に組み合わせて浮かぶ島。その島はもちろん太古の時代からある島ではない。人の手によって作られた人工島だ。
総面積はおよそ一万平方メートル。四国より少し小さいその島は、常夏の太陽と湿気をたっぷり含んだ海風に常に晒されている。その島に住む人々も同じだ。
高層ビルが乱立するその島の、ビルの足元で人々は特に変わった様子もなく行き来する。
何の変哲もない、都市部でよくみられる光景だ。
しかし、島全体にサイレンが鳴り響く。
所定の避難所に避難するよう勧告するアナウンスはこう続ける。
『キューブが出現しました』
どうもこんにちは黒夜です
過去に同じ作品を投稿していたのですが、過去の自分が下手くそ過ぎて見るに堪えなかったので、全部改めて書くことにしました
生温かい目で見てあげてください
誤字脱字ありましたら、ご指摘お願いします