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私に近づき過ぎなのよ!

作者: 七瀬




気が付けば、、、?

私の横にいたり、私との距離が近い男がいる、、、!


この男には、距離感と言うモノがないのか、、、!?

私の顔を覗き込むぐらいの近さで私を見てくるの、、、!



私の名前は 『西尾 レア』 私の仕事は保母さん。子供が大好きだから

夢だったこの仕事につけて凄く嬉しい、、、!!!


そしてこの男の名前は 『竹田 海生』私の仕事の同僚、歳は私より2つ上の人。




・・・はじめの頃は、気付かなかったし! 気にならなかったけど、、、!


小さな子どもを相手にするから、、、?

覗き込んだり、近くで見るという事はよくある事だし、、、!


“職業病”と言う考えもあると思っていたの、、、!




でもある時、私はこの男にはこんな事を言われる、、、!


保母さんたちで、飲み会を開いた時の事、、、。


やっぱりこの男は私の横に座り、少しお酒で酔っているのか、、、?

私の顔をまた覗き込んできた、、、!


『西尾さ~ 結構、シワが多いよな~ ちょっとまた老けた、、、?』

『えぇ!?』

『ほら! 俺よく西尾の顔をまじかで見る事が多いからさ~気になってて!』

『・・・竹田さん、もぉ~何処見てるんですか、、、? 酔ってるでしょ!』

『まあ~ちょっとは酔ってるけど! 最近、西尾疲れてるのか? 化粧のノリが

悪いんじゃないのか!』

『・・・・・・』


私は物凄く、不機嫌になりかけたけど、、、?

ここは! 私が大人にならなくてはと思い、我慢してお酒を飲んで誤魔化した!


『西尾はさ~もっとちゃんとしたら! 可愛くなると思うんだよな~』

『・・・・・・』

『何時も、子供たちにしてる感じで俺にもしてほしいよ~』

『・・・・・・ふざけんな! なんで! お前、上から私を見てんだよ!』

『・・・えぇ!?』

『ずっと思ってたんだけど、キモイんだよ! なんで私の事、物凄く近くから

見てんだ! お前、ひょっとして私の事、好きなんだろう!』

『はぁ!? 何言ってんだよ~西尾飲み過ぎだぞ!』

『うるせ~! 誰に口きいてるんだよ! それに、私を覗き込むな!

虫唾が走るわ~!』

『・・・・・・案外、酔うと口が悪いんだな、、、!』

『はぁ!? 何だって! もう1度言ってみろ!』

『だから! 西尾は酔うと、、、えぇ!? 寝るのかよ!』

『・・・・・・』



私は昨日の事を何も覚えていなかった、、、!

気がついたら、家のベットで寝ていて、、、。

同じ幼稚園の私と仲がイイ保母さんが、どうやら、、、?

私を家まで連れて帰ってきてくれたみたいで、テーブルに置手紙があった!


『酔っ払い! 鍵ポストに入れとくね! それと昨日、竹田くんに相当

絡んでたよ~! ちゃんと謝りなよ!』



・・・あぁ、そう言えば、、、?

かなりお酒で酔っていたけど、、、?

竹田くんにかなりキレて、お酒をガム飲みして絡んだところまでは、、、?

なんとなく覚えているのだけど、、、?



正直、最後の方は全然、覚えていない、、、!!!




私は、仕事場について竹田くんを見つけて素直に謝った、、、。


『竹田くん、昨日はごめんね! 相当さ~お酒に酔っててあんまり覚えて

ないんだけど、、、? 私、竹田くんに絡んだみたいで! ごめん。』

『・・・あぁ、いいよ! 俺も悪かったと思うし! 気にするなって!』

『・・・ううん、』



もっと、いろいろ言われると思ってたけど、、、?

全然、怒られなかった、、、?

それよりも、謝られた事にびっくりもしていた、、、!

案外、竹田くんって! 【イイ人】なのかもしれないなって、、、!




そこから、私はあの男のことが気になり始めて、、、。

それをあっけなく、この男に見破れて、、、。


『最近さ~西尾! 俺の事、変に意識してない、、、?』

『えぇ!? なによ、それ?』

『ひょっとして、、、俺の事が好きとか、、、?』

『・・・な.何言ってんのよ~そんな事ないでしょ!』

『マジか!?』

『・・・・・・』



そうやって、、、何時もみたいに私に顔を近づけてきて、私にこう言った!


『キスしていい?』

『えぇ!?』

『返事が遅いから、罰としてキスしちゃうよ!』

『あぁ、』



・・・とまあ、こんな感じで私とこの男が付き合いだした...。


キッカケって、、、?

想像もしていない事だったりするよね!




最後までお読みいただきありがとうございます。

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