それはそれは美しいロリだった。
そう、これは主人公誠と世界を救う 《ロリ》 達の物語。
この世界は一見平和に見える。公園で走り回る子供達、怠そうに学校に行く生徒達きっと彼らは彼女らの存在を知ることもないだろう。そう、一部の限られた人間しか知ることができないある特殊組織を…
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休日が終わった後の登校日の朝、これほど屈辱的で苦悩的なものはない。『ああ俺はまた学校という鳥籠の中の鳥になってしまうのか』そんな気分だからだ。
「あらようやく起きたの、本当に誠色々と行動がのろいわね、朝ぐらい早く起きたら?」
そういって起きた瞬間にドアを開け、罵倒してくるのは俺の姉、早苗である。
「うっせぇよボッチ姉、お前は自分の心配を先にしとけ」
「ぼ、ぼっち姉………」
そうやって姉は魂が抜けたかのように足を崩して倒れた。相変わらず一々反応が大きすぎるやつであった。
そんなやりとりをしながらも眠気と激戦を繰り広げながら制服に着替え、学校へと家を出た。
「あっちぃ…」
季節は8月のど真ん中、え?夏休みじゃないのかって?ふんお前らは甘いな、俺は選ばれし者だけが受けることができるEX講義、《Endless Hell》へと足を進めていた。
にしても暑すぎるなんだこの直射日光は、防ぎようがない。まるで防弾ベストを着ないで全身にAKの銃弾を食らっているような気分だ。ほらまだちょっとしか歩いていないのに空の彼方を武装して飛んで行く美少女が見えた。これは昔から唯一自慢できる俺の目がいいからか、それとも頭がおかしくなった幻影か。
明らかに後者だということはわかりきっている。
そうして歩いて5分すると自分が通っているぼっろい木製の学校に到着する。
さぁ今日も数式が書かれた神を討伐するぞ、そう思っていた矢先だった
「シュー……カチャン…」
突如としてそれは降ってきた。それはそれは可愛らしい外見のの美少女だった。外見は中学生くらいだろうか。そして何より理解し難いのが、その美少女は背中に銃器やアーム、ジェットエンジンなどが付いている、いわゆる機械を背負っていた。いや自分でも何言ってるかわからないが今言った通りなんだ。
「chord name.Makotoを発見致しました。速やかに捕獲して帰還します。」
そうとても可愛らしい高い声でその美少女は言った。
「??おい待て、どういう意味だ全くわからないせつめいしてく…」
その言葉は最後まで発せずに終わった。何故ならその美少女が背中についてる機械のジェットエンジンを使い自分を軽々といわゆる《お姫様抱っこ》をして、考えられないスピードで飛んで行ったからだ。
もう自分では何が起きているのか理解不能だった。これは悪い夢なのか、そう思った時何やら眠気が襲ってきた。ああきっと夢が覚めるのであろう、そう思ってふと自分のことを抱き上げている美少女を見た。美しいピンクのショートヘアーに大きな輝く目、その全てがこの世のものとは思えないほどの美貌であった。さらにその中学生のような背格好がまたかわいさを引き立てた。自分がロリコンという認識は全くなかったがこの美貌を見せつけられてしまったら、弁解の余地もない。そうしているうちに意識を失って視界が真っ暗になって行った………。
それがこの組織、「特殊法則保護科」、通称 《ロリ》 との出会いだった。
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