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プロローグ

平民狩り、

そんなことがあるわけない、あっても僕には関係無い、そう思っていた。でも、そんな考えは粉々に打ち砕かれた。

さっきまでいっしょに遊んでいた友達が、次々と目の前で死んでいく、僕もみんなといっしょに死にたかった。

でも、序列最下位とはいえ、僕はこの地域を治める貴族の一人、平民狩りの対象にはなれない。

その日のうちに葬式が行われ、僕も参加した。今日起きたことは夢ではなかった、これが当たり前のことなのだ。村人を見てそれを思い知った。みんなは、これを知っていたのだろうか。

いや、そんなことはどうでも良い、僕のするべきことは一つしかないのだから。

みんなを殺した上位の貴族を殺す、

いや違う、上位の貴族による平民狩りを黙認している・・・この国の王を殺すことだ。

みんなのために、

僕が世界を変える!

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