プロローグ
初めて投稿する初心者です。
黒歴史を作ろうと思い立ち投稿しました。
変な書き方をしていこうと目論んでます。
反省はする。が、後悔はしない(キリッ
更新は不定期になります。
頑張って完結させたいな、と夢見ています。
それではどうぞ
‘待ってるわ、アタシのオオジサマ?’
記憶に残る‘彼女’の声をもう一度――
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『あなた達はいったいどこを歩いているんですか?』
「スゲーよ、氷の上。まっすぐ進んでる。
…とと、少し離れると氷が融けちまう。
滅多に体験できるもんじゃねえな、これ。」
後ろの声を聞き流しながら歩き続ける
かつてと同じように
かつてと異なることに疼痛を感じながら
‘俺’は、歩き続けて家に着いた
「狭い家だな?
ま、これだけの大きさで十分なのか?」
背中の声を無視して扉を開ける
「いらっしゃい」
突然の闖入者に驚きもせず迎える女性に
軽く会釈して上に上がる
「チワーッス」
‘あいつ’は下に留まるようだ
都合が良いので気にしないようした
人一人がどうにか通れる位の幅の階段を上る
二階には扉が二つ
迷わずに左側の扉を開ける
小奇麗で生活感のない部屋
まるでドールハウスのような部屋
何回も何十回も訪れ変化したはずだった部屋
あれは夢だとまざまざと見せつけられたようで
刺すような痛みを感じながら部屋に入る
と、ベットの上に花が置かれていて息をのむ
〈すまん、終わりなのに時間がなくてこんなのしかできなかった〉
――とても、とても不本意だったのに
〈終りだから儚いものが、良いんですよ〉
――そう言って笑って、やっぱり泣いてくれて
夢なのに
全部泡雪のように散ったはずだったのに
夢からあぶれた終りのプレゼント
リボンを結んだ一輪の秋桜
「あんなんでしまいだ!?
ふざけんな!!
終わらせるかよ!」
「諦めてください。
どうしようもなく
終わってしまったんです!」
下で泣き叫ぶような怒鳴り声が響いてきた
決意と覚悟を決め
自分にとっての最良と信じて
‘俺’は部屋を後にした
読んでいただき、ありがとうございました。