表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
騎士物語  作者: レイス
姫の騎士
19/20

気持ちを切り替えて

遅れてしまいましたすいません。

いつもなら各月の一日には投稿させてもらっている作品ですが、遅れてしまいました。






城下町を抜けて、大きい門を抜け、外の世界へ出た。

当面は目的地へ向かって歩くことになる。

目的地は、最近特に魔物たちが出現するようになってきたところ。

あまりにもよく出てくるので、最近はその付近を中心に兵士たちが見張りをしている、私はその中心に入って魔物が現れる原因が無いか調べるのだ。

その場にいる兵士たちが調べてみればいいのに、と疑問を思ったのだが。

前に私が戦ったような「明らかに人ではない魔物に近い何か」が出現した場合、兵士だけでは力不足になったしまう可能性があるので、ある程度経験のある私が任されたらしい。

魔物相手には嫌な思い出しかないけれど、と言うより負かされかけた記憶しかないけれど。

現地には他にも徴集された人がいるらしい、その人がどんな人かは知らないけど、一緒にやるしかないか。


グルルルル…


さっそく出たか。

まだ城下町の門が見える場所、こんなに近くに出てくるなんて…

今現れたのは、犬型のそれが1体、注意して見たが他にはいないことを確認した。

私が背に抱えた剣に手をかけると、それはさせまいといきなり飛び掛ってきた。

直線的に飛んだので私はそれをいなすと、今度こそ剣を引き抜いた。

久しぶりに手に持つ大剣は、訓練で持った木剣よりも重たかったけど、手にはしっかりと馴染んだ。

犬の魔物はふたたび飛び掛る。

それに焦らず、横一字に剣を振りぬく。

4つの脚と、胴が分かれた魔物はすぐさま動かなくなった。

焦ったり、雑念を消してしまえば簡単に対処出来た。

兵士としては出来て当たり前なのかもしれないが、それが嬉しかった。

あと、トラウマとか言われるものにもなって無いようで安心した。

あの時は、頑張ろうって頭の中で繰り返してたしね、姫様に武勇伝のひとつでも作ろうって思って。

「できる」

魔物に対する経験は少ないけど、それもついでに稼いでしまおう。

足取りを軽くして、少し前かがみになるように歩いた。

走るのは性に合わない、特に急ぎとは言われていない。

でも、すこし移動を速くしてみた。

剣を背に掛け、さらに早く歩いた。

とはいえ、この歩き方は他人が見たら走っているのと大差変わらないのだろうか。

腕は大きくふるって、脚は間隔を広く取っている、膝を曲げていたら走っているのと変わらないだろう。

重い鎧なんて着込んでいない、剣は背中に背負っている。

今度は思いっきり走ってみる。

服の下に着込んだ薄い胸当て以外の防具は無い、だからか、体が軽い気がする。

無駄な体力を使うなとはよく言われている、でも誰も見ていないし、別にいいや。

急ぐことも無い、でも別にいいか。

背中を押すような風がサッと吹いた。

その一瞬の風を受けて、私はしばらくの間、走りつづけていた。

と言うわけで、今回はここまでです。

いわゆる


私たちの冒険はこれからだ!


になら無いようにこれからもちゃんと書いていく所存でございます。

気が付いたら、お気に入り件数と評価の点数が増えていました。

お気に入り・評価、してくださった方、ありがとうございます。

この場を借りて言わせてもらいました、励みになって次話を書く元気にさせてもらっています。



と言うわけで次回予告


今度こそ目的地について、早速任務に就くフィリア。

そこにはたくさんの、そしてさまざまな性格の兵士がいて彼らと共に共同作業をすることに?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ