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騎士物語  作者: レイス
賊討伐
12/20

人型の最期

お久しぶりです。

応援のおかげで何とか這い上がって来れました、約二ヶ月ぶりの投稿です。

久しぶりだと言うのにクオリティは相変わらずorz物です。


それでも何とか頑張って書きました、またよろしくお願いします。

「・・・っ」

「起きたか・・・」

目の前には女性がいた、私を助けてくれた人だ。

「おい、セイル、あいつはどうしてる?」

あの弓を持ってる人はセイルという名前なんだ、なんてボヤっと霧のかかった頭で思う。

「私たちを探してます、一般人に被害は出なくなったでしょうが・・・私たちが仲間と合流するのは無理かも」

「そいつは私たちを狙ってんだな?」

「ええ、でないとこんな茂みの中まで来ないでしょう」

一呼吸をおいて、女性が言う。

「私が姿を出す、あんたの言うことが正しいなら絶対私を逃さないだろ?その間にフィリアつれてここから離れろ」

それって、囮?

「絶対仲間を連れて来い!死にたくはない!」

力強く言ってはいるけど…

「そんなの絶対ダメです!俺は!」

負けんばかりの声をあげ、セイルさんは立ち上がった。

女性はセイルさんの口をふさぐ。

「この場がばれたりしたらどうするんだよ…!」

茂みの奥の方を睨んでいる。

「あんたら、今すぐ逃げな」

「戦います、絶対離れません」

セイルは力強く言う。

セイルさんがこの人に惚れている気がする、今この状況で思うことではないけど。

「悪いけど、歩けるかい、フィリア?」

「はい、腐っても近衛騎士です、戦えます」

「戦うって・・・」

重いから、唯一着けてきていた鉄の胸当てを外す。

肩が痛い、けどその程度。

いつも使っていた大剣も、使えそうにないから胸当ての上にそっと置く。

代わりに、腰から一本の短剣を引き抜いた。慈悲の剣、ミセリコルデ。

私たちがそう言い出したから、諦めたのか。

「危なくなったら、逃げなよ?」

そう言う。

逃げる気なんて無かったりする、ついさっき助けてもらった、私にとっては大きな恩。

安易で簡単なものではないかもしれないけど、この場でお手伝いできるならした方がいい・・・そう考えた。

それに、姫様にも怒られそうだった、死にそうだったけどみんなが命からがら生還しましたなんて・・・



いや、でも、死ぬのは嫌かな・・・

失敗すれば、前とみたいに死しか見えなくなる。

でもここまで考えてて、今更帰るってのはダメ。

ついさっき何を考えたの?

自身に問いかける。

二人の恩と姫様のことが、答えとして帰ってきた。



最後の最後で萎縮してしまったけど、それから自身を奮い立たせた。

ほんの少しして、女性は茂みから抜け出る。

後に続く、利き手じゃない方で助かった、右肩だったら、短剣と言えど持てなかったと思う。

「さっきと同じ、斬ったら続けて」

「分かりました」

あの人間まで一直線に駆ける。

「だぁぁ!!」

さっきと同じように斧が受け止められる。

続いて私が飛び掛る。

女性のわき腹を掠めながら、剣を突き出す。

体が死角にになって、剣の動きが見えなかったのだろうか、あっさりとはらに突き刺さって。

「当てろ!」

「はい!」

セイルさんの引き絞る弓は、頭を狙う。

躊躇い無く放った矢はそのまま人の頭への軌跡を描いていた。


ぐぎゃぁぁぁ・・・


「狙ってやったか?満点だ!」

右目に矢が刺さっている、セイルさんらは喜んでいるけど、私は少し痛々しく感じた。

何人と殺めていたとはいえ、人は人。

「殺すぞ!」

声をあげ、戦斧を水平に構える。首を刎ねる気だ。

そんな所を見たくは無い、ほんの一瞬目を閉じた。

と思ったら、振動がきた。

一瞬、首を刎ねた振動だとか余波だとか考えていたが、そんなことではもちろんない。

くそったれ、そんな言葉が聞こえたいがした。

目を開けて。


さっき見た光景があった、あの人間が戦斧を受け止めている光景。

女性はすぐさま距離を取った。

死に際なんて見たくない何て言っていられない。

一瞬距離を取ることも考えたが、押し切れると考えて、私は人に飛び掛った。

右手で叩き落とそうと考えたのだろうか、手を振り上げる。

でもまったく反応が遅い。

首筋に剣を突き立てて。

「あれ…?」

左目は首に突き立てた剣をしっかりと見ている、青い血液を噴き出しているのを見ている。

自身にも降りかかってきていたほど、勢いがある。

「このまま押し切って!!」

違和感を振りほどき、ここぞとばかりに声を上げた。

二人とも声を上げて反応してくれる。

2本目の矢が突き刺さるのを確認した、また頭だ。

そして、そのすぐ後に、戦斧が私の頭の上を通過して・・・

久しぶりに書いたのですが・・・

書き方が大分変わってますね、何故か・・・

元に戻した方がいいのかな?


とりあえずしばらくは続きを書くことを意識します、2ヶ月も待たせてしまったので、とにかく続きをって感じで書いていくかも。


次回、事後

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