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七、昼下がり

「詩帆、来ないね」


詠鍵(よみかぎ)学園高校、2-2教室にて。昼休みを終え、校内に予鈴が鳴り響く。


「もうこんな時間だし、休みかサボリでしょう」


眠たげな女子と俯く女子が、廊下を歩きながら話していた。


「まぁさすがに遅すぎるか。でも詩帆がサボるなんて初めてだね」


「休みたい時くらい誰だってあるものね」



眠気に耐え、ぐっと伸びをする女子に対し、もう片方の女子は憂いた顔でこくりと頷く。


詩帆のことを心配していたのだ。



詩帆の周りからのイメージといえば、“努力家で優しい人”だった。


この二人の女子は、詩帆の友人である。


詩帆には世話になっていた二人だが、それ故に詩帆には信頼感を抱いていた。


その日の二人は、結局詩帆はサボリだと認識し、2-2の五時間目がいつも通り始まる。



……、………、…………。



―――「やっぱり、放っておくなんて気が気じゃないよ」


そう思って、授業中こっそり詩帆にメールを送ったのは…


先程から詩帆のことを気にかけている女子、神崎 涼子(かんざきりょうこ)だった。





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