転生ヒロインあるあるその1
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(え!?この世界乙女ゲームの世界!?推し活絶対にやってやる!)
そう決意したのは学園の入学式の日。入学生代表として前世していた乙女ゲームの推しが答辞を読み上げている時だった。
私には前世の記憶がある。乙女ゲームに夢中になってリアルの男共をフル無視していた記憶が。女友達と推しについて熱く熱く語りあった記憶が。
そんな私が大好きな乙女ゲームに転生した。当然推し活を!推しには幸せな日々を送ってほしい。
私の推し活三箇条。
その一、推しに近づくな。遠くから眺めるべし。
その二、気配を薄くし、推しに認知されるな。
その三、何があっても推しの笑顔が最優先。自分の事は二の次三の次。
推し活三箇条絶対に守るべし。
推し活はちゃんとルールを守って行いましょう!
楽しい推し活ライフの始まりで私は入学式中始終浮かれていた。
時が経ち次第に違和感を覚えることが増えた。気がついたら推しに話しかけられてる。気がついたら推しと推しの婚約者に挟まれてる。気がついたら推しと推しの婚約者それぞれから惚気と相談を聞いている。
おかしい。私は三箇条にしたがって気配薄くて認知されないくらい平凡な一学生のはずなのに。一体どうしてこんな事になってしまったのだろう?
次第にあまり話したことの無いクラスメイトや別クラスの人、学年が上の人に先生までやってくるようになっていた。
どうしてなんだろう?私無自覚に何かやらかした?え?卒業式の時に乙女ゲームにありがちな婚約破棄騒動おきるの?私虐められてないし、泣きついてもいないよ?
すっごく不安に思いながらも皆の惚気を聞くのが楽しすぎてご馳走すぎて聞かないという選択肢は無いし、恋愛相談もご馳走だから聞かない訳にはいかない。
そんな学園生活を送り早くも明日卒業式とパーティ!
早く寝て、ちょっとだけおめかしして、いっぱいケーキとかご馳走を食べよう!
パーティ始まって早々に私は会場の隅っこの方で沢山のご馳走を頬張っていた。すっごく幸せ。美味しい物は世界を救う。そして、目一杯おめかししてキラキラふわふわしている令嬢達が婚約者とクルクル踊っている。目の保養になってさらにご馳走が美味しい。ここは幸せ空間。誰の目にも止まらない幸せ。
そんな感じで満喫していると会場の中央の方から私を呼ぶ推しの声が!推しに呼ばれたら一目散に向かうべし!
一瞬婚約破棄騒動になるのかとヒヤヒヤしたけど、全く違った。惚気や相談を聞いたお礼を皆から貰っただけだった。私にとっては惚気も相談もご馳走だったからこちらこそいっぱい聞かせてくれてありがとう!
今日までの学園生活幸せだった。満足満足!
その後私は成績優秀者だったことで城でお勤めをすることに。そして、推しと推しの婚約者の惚気と相談を一生聞ける最高の立場になれた。
推し活生涯一遍の悔いなし!
転生ヒロインあるある物語、ヒロインが推し活にしか興味が無く婚約破棄騒動が起こらずそれぞれ幸せend。
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