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少女と異世界

目を覚ました。見えないはずの青い空が見える。

(ここは、どこ?)

私は起き上がり、周りを見る。

周りには花が沢山咲いていて、風で揺れている。

(夢なのかな)

花を見ていると、声が聞こえた。

「ねぇ」

私は顔を上げる。そこにはツインテールの女の子がいた。

「キミ、何してるの?」

「……花を見ているの」

私がそう答えると、女の子が嬉しそうな顔をして隣に座る。

「ここの花、綺麗に咲いてるでしょ?私もよく見に来るんだ〜」

「へぇ…」

もう一度花を見る。

「私、青い空も咲いている花も、絵でしか見たことないの。夢だとしても見れて嬉しいわ」

私がそう言うと女の子は

「夢じゃないよ」

と言った。

「え…?」

「ここは現実だよ。キミのいた世界とは違うけど」

「………どういう事?」

「キミは別の世界に来たってこと!」

私が驚いていると女の子は立ち上がった。

「名前を言ってなかったね!私はナギ。キミは?」

女の子は私の返事を待つ。

「私は……アリス」

アリスは、本名じゃない。

…なんとなく、本当の名前を言ってはいけない気がして言わなかった。

「よろしくね、アリス!」

私は立ち上がってもう一度周りを見た。

青い空に咲いている花、私のいた世界では見られないもの。

(本当に別の世界なんだ…)

「……私、これからどうしたらいいのかな…」

ナギが急に私の手を掴んだ。

「そうだ!アリス、私たちの家に来る?」

「え?」

「行く所ないでしょ?」

「ない、けど…。…いいの?」

「いいよ!私と、あと二人住んでるけど良いヒトだから安心して!」



森の中を歩き、私達は無事にナギの家に着いた。

(普通の家だ…)

「ここが私たちの家だよ!」

ナギはドアを開け、中に入る。

「ルキいる〜?」

私もナギを追いかけて中に入る。

カーテンが閉まっているから家の中は少し暗い。

ナギは一番奥の部屋の前で止まった。

するとドアが開き、中から赤い髪の女の人が出てきた。

女の人は私を見る。少し怖い。

「…誰だ?」

「この子はアリスだよ。今日からここで一緒に暮らすの!」

ナギも私を見る。

「はじめまして、アリスです…。今日からお世話になります…」

私が言い終わると、ナギは

「ルキも!」

と女の人に言う。女の人は何も言わないし、私から目を逸らさない。

何も言わないから、ナギが教えてくれた。

「こっちはルキだよ、こう見えても優しいから!」

「よろしくお願いします…」

私はルキさんの目を見る。

「…アリス、お前は人間か?」

(……どういう事…?)

「人間、ですけど……どうしてそんな事を聞くんですか?」

「人間なら良い」

「…そういえば、シアがどこに居るのか分かった?」

ナギがルキさんに聞く。

「大体の場所は分かっている。ナギが戻ってから行こうと思っていたんだ」

「私もついていく!アリスも行くでしょ?」

「えっ…?」

「人手は多い方が良い」

「そうだよ!それに、この世界のこと色々知れるかもね」

ナギに手を掴まれて、ルキさんにじっと見つめられる。

「…………行きます」

断れなかった。

この作品の次回投稿日は未定です。

次回は最終話まで書いて後から投稿する予定なので時間が掛かるかもしれません。

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