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転生そして、スキルをもらう

この世界は1人1つスキルを神から与えられる

12歳になったら教会へ行き、司祭様のスキルで

神に呼びかけてもらい受け取ることができるそんな

世界だ

「ここはどこだ?」


男が思考するが意識が朦朧としているし、手足が動かない


「俺は確か、自殺したような…名前は…」


思い出そうとするが、わからないでいた


「私は女神です。あなたは佐藤楽人さんです。死んだのは車に跳ねられて、打ちどころが悪く助かりませんでした」


俺のことを言ってくれたのは自称女神

だが死んだのはなんとなく分かっていた

それを聞いてほぼ思い出した


「あなたは、違う世界に転生されます。あなたの意識は関係ありません。」


キッパリ言いやがった


「なら仕方ないですね」


俺は諦めて楽しい異世界生活をして見ることにした


「では、新しい世界を楽しんで下さい」


ここで一旦視界が暗くなった

いる場所が変わったのかここは暖かくて

なぜか懐かしく安心出来るところだった


「あれ?俺の記憶消えてなくね?まぁ、いっか。この記憶のおかげで働かなくても知識を上げるだけで

金がもらえそうだ」


俺は安易な考えだと思ったが、ライトノベル作品は

大抵発展途上だし、楽できる生活の方が嬉しいに決まっている


「ちょっとだけ眩しい」


「おぉー、生まれたか、アイリ」


転生するって言ってたけか?

そうか、俺は生まれたのか

なぜか言ってることはわかった


「あなた、元気な男の子ですよ」


「名前はラクサス」


俺の名前はラクサスらしい

女の人は俺のお母さんかな?

名前はアイリなのか


「10年後が待ち遠いな」


父親らしき人がそう言った

なんのことだろ?


「10年後、なんてあっという間よ。女神様からきっといいスキルをくれるはずだわ」


アイリは自信満々に言う

どこからくるんだろうか?


「俺としては、冒険者になってほしいんだけどな」


この世界では、冒険者が良い職業なのか


それから10年が経った

俺の父親はキーン、母親はアイリ。

ここはルインという村だった

小さな村で、冒険者だった両親は子供が出来たため

ここに引っ越してきたそうだ


ここには弱い魔物しかいないが、

子供は外に出てはいけなかった


俺が5歳の時から剣の修行や家事の手伝いをしていた

俺には使える魔法はなかったらしい

なので父親がメインになって教えていた

母親は回復が得意だが、俺は使えなかったので

修行で傷ついた体を治してもらうだけだった

とてもありがたい


父親は帰ってこない日が結構多かったので

まだ現役なのだろうと子供ながら思った


俺には幼なじみがいて、モモとカイルだ

モモは女の子で、カイルは男だ


3人で冒険者になろうと決めていた


そして今日はスキルを貰いに集会場に来ていた

ここに司祭様が来てくれる

他の村からからも子供が来ており、

たくさんの人がいる


「私が女神様との信託を貴方達に届けるので

 目を瞑り祈ってください。話しても良い人は

 私達に言ってください。」


司祭様がそういうので俺の順番が来るまで待った

途中途中で騒いでいるようだったが気にならなかった

暇でしかたなかったのだがいつのまにか俺の順番になった

俺は目を瞑り、司祭様が何か言っている

すると俺のスキルが頭の中に入って来た


「(威圧感」」


俺は前世の記憶があるのでどういった

スキルかは検討はついた


信託が終わったので俺たちは家に帰ろうとした


「ねぇ、2人はどんなスキルをもらったの?

 私は、聖女って言うスキルだったよ」


「俺は、剣神だったよ」


モモとカイルは自分のスキルを話した

聖女って最高峰だろ?

カイルの剣神も最高位なのでは?


「で、俺は…」


それを聞いていたのか司祭様が

俺の声を遮るように大きな声で言った


「本当ですか?それは」


「はい」


モモとカイルは返事をする


「なら、王都まで行って修行しなさい、

 今すぐ決められないのであれば、明日までには

 決めなさい。王都から馬車をよこしますから」


早口気味に司祭様は言った。

俺たちはびっくりした


「わかりました。明日までには決めておきます」


モモとカイルは司祭様に言って家に帰ることにした


「で、ラクサスは何のスキルだったんだ?」


カイルが聞いて来た。2人のすごいスキルを聞いた俺は

答えたくはなかったが


「威圧感だ」


2人には聞こえるように言った


「きっと、ラクサスも…すごいスキルだよ」


モモ、何だその間は!!


「戦闘で使えなさそうなスキルだな」


「多分そんな事はない」


カイルがはっきり言ってきたので、

俺は傷つき全力で家に走った


「もぅ、カイルったらデリカシーとかないの?」


「冒険者になって死ぬのはラクサスだぞ

 はっきり言ってやった方があいつの為になる」


カイルははっきり言うやつだと知っていたモモだが

あの発言にはガッカリした


一方、俺のほうは帰ってきて、何も言わずにベッドに潜り込んで寝ようとした


数日後、2人は王都に行く事になった

もちろん俺は家に引きこもっていた


「ラクサス来なかったね」


「あいつはこの村で生きていくだろうさ」


2人は会話しているうちに馬車が出発した

大勢の人に見守られながら


「ラクサス、10歳になったんだから村の近くなら出て

 いいから魔物倒してレベルアップしてきなさい」


アイリは俺を外に出そうとする

渋々、俺はアイアンソードを持って村の外に出た


魔物のスライムがいた

威圧感を使ってみる

ほんの一瞬硬直した程度であった

また、やってみたのだが効果は無かった


とりあえず今は1度しか効果はないので

スライムを倒す前に俺は威圧感を使いまくった

ただ剣を振り下ろす、何度目か

わからないが身体が軽くなった

レベルが上がったのだろう

魔物の魂が経験値に換算されていると

父親が言っていた

また、発見としては使えば使うほど効果時間が

伸びてる気がする

でも使うと、身体が怠くなる

きっとMPみたいなものを消費してるんだ遠い

今日は家に帰った


「どうだった?魔物は倒せた?」


と聞いてくるアイリ


「倒せたよ、レベルが上がる程度には」


この世界にはレベルを見る事はできない

そう答えた俺は風呂に入り、ご飯を食べて、寝た


そして俺は2年の間、近場の魔物に威圧感を与え続けた



読んで頂きありがとうございました

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