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5.スライムと遊ぼう!

主人公はっちゃけシリーズ


ふぅ、戻ってきました。

このゲームは死ぬと所持金半額+アイテムランダム消失というペナルティがあるのですが、まぁ初期金額なんてもともと少ないですし、アイテムも持ってないので全然困りません。

困ることは防具の耐久値が減ることぐらいかな。


所持金は残り500リラですね。

とりあえず減った防具の耐久値を少し回復させますか。


はい、とりあえずエスフィレアにあるNPC武具店に行って防具の耐久値を回復させてきました。

お金全部使ってまだ完全に回復出来ないとかあの虫強すぎでは?


とりあえずエスフィレアから出て始まりの草原に行く。

まだまだレベル上げとかをしてるプレイヤーがいっぱいだね。

今からやろうとしてることを考えても防具消失とかになっても嫌なのであらかじめ防具を外しておく。このアイテムボックスは便利だね。

200種類まで入れることができる。


さて、お目当てのモンスターはいるかな~?


まぁいっぱいいるけどね。とりあえず緑色のやつに近づく。

うん、ぷにぷにしててなんか可愛い。


スライム:Lv1


そう、スライムさんです。

といっても目とか口は無い。かといってどろどろとした液体状のやつでもない。

見た目はボールみたい。大きさもバスケットボールぐらいかな。


こんなに可愛いのに物理無効とかいう厄介な性質を持っている。

倒すためにはスライムの中心にある核に魔法を当てなければいけない。

この草原には魔法無効モンスターも居るし、チュートリアルみたいなもんだね。


でも、私はスライムさんを倒したい訳では無いのだ。

刺激しないようにゆっくりと手を近づける。

触れた瞬間に手がスライムに取り込まれる。

半透明だからちゃんと手が見える。なんかシュワシュワする。

これは溶かされてるのかな?虫の時みたいな不快感はない。


あっ、でもちゃんとHPは少しずつ減ってる。


「ふふっ、なんか気持ちいいなぁこれ」


橋ダイブの時とは違った快感というか、独特の気持ちよさがある。


…ただ、少しずつ自分の手が無くなっていくのはちょっとしたホラーだね。


しばらくすると右手が無くなってしまったので左手で触れる。

ふと、周りからどう見えてるかが少し気になったが気にするのはやめておこう、うん。

それにしても気持ちがいいなぁ。


……これを全身で味わえばもっと気持ちがいいのでは?

とりあえず試してみようと思いスライムを頭に乗せようとしてもう両手が無いことに気づく。

う~ん、どうしようかな…?


そんなことを考えていると少し離れた所から角の生えたウサギが走ってきた。


ホーンラビット:Lv2


この草原に出現するもうひとつのモンスターか。

あんな見た目で魔法無効というね。

設置する意味はわかるが運営のセンスはどうなっているのだろうか。

でも、ちょうどいいかもしれない。


ウサギの体調は30cmで可愛いのに、体調と同じくらいの角が額から生えている。

あれは突進でもしようとしてるのかな?

避けずにちょうど心臓辺りに当たるように移動する。


「う…ぐぅ…」


やっぱり不快感はあるみたい。でもちょうど心臓に当たったらしくHPがすごい勢いで減っていく。


はい、というわけで二度目の死です。

ふははははっ、すでに所持金額は0!失う物は何も無い!もう何も怖くない!


おふざけはこの辺にしてもう一回草原に向かう。

次は何をしようかな。



周りからするとただのヤベー奴になりつつありますね、何故でしょう?

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