表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ペグとイモータル  作者: 眼球
1/2

ローグ-1

少女は笑っていた。憂いとか屈託とかをなくした笑みを浮かべ、「にっ」 と笑った

ドレスは不慣れなようで彷徨うように裾が引きずられていた、

「大丈夫か?」と横にいるものが喋る、黒く、濁った目をしていたその何かに少女は、

違和感なく話す、異様な光景だ。

「邪魔なのか?」「それじゃあ切ってしまおうぜ」少女は笑って言った、でもそれは冗談とは違う。

黒く錆びた鋏を出しジョキジョキと切り始めた、綺麗なドレスは無残な姿になっていた。

ボロボロのスカートのようだった、少女は満足気に回ってみせた、

みせた足はとても綺麗ではなく、義足だった、それでも笑う少女を「僕は美しい」と感じた。


この街は霧が濃くとてもじゃないが遠くを見るのは難しい、

幻想的な霧といつからあるのか分からない落書き、そこらに転がる死体、それがこの街の全てだ。



僕がここにいる期間は少なくとも5年はいる、最初はここから出ようとか考えていたんだけど、

だんだんその感情も消えていって、「これが世界の全て」そう思った。

最近ふとこういう事を思い出す。


まるでそれを自分に言い聞かせてるように、まるでここから出れると考えさせないように。




それから幾分と時間が経った、足は人形のように止まってしまい動かなくなっていた、

気付けばあの黒い何かはいなくなっていて、少女と僕だけになっていた。

会話も続かず、僕はそれでも足を動かした、

「ゴトン!」

突然、僕の体は膝をつき突如、視界は反転し、その後も2回ほど回ったあと暗転してみせた。

最後に見た光景は、少女が自分の足に手をかけている光景だった。

どうもお初にお目に掛かります、眼球と申します。

今回は僕の処女作というか童貞作を読んで頂き、有難うございます!

まだまだ見苦しい点が多いのですがよろしくお願いします!

以上、堅苦しいあとがきでした。

次回からはもう少し肩の力を抜いてあとがきを書きたいですね。

ではまた会いましょう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ