交誼の酒8
アルクリーフ公爵エルストロキアからの書状が届いたとき、摂政ライシュハルトは「ついに来たか」と気を引き締めた。そしておもむろに書状をあらためる。そこに書かれていた内容は、彼の予想通りのものだった。
曰く「ギルヴェルス王国を援けるため、アルクリーフ領軍を動かすことを許可して欲しい」
ついに本格的なサザーネギア遠征が始まるのだ。ライシュは一つ息を吐くと、すぐに申し出を許可する旨の書状をしたためる。それをアルクリーフ領に送るように指示し、さらに人をやって近衛軍のラクタカス大将軍を呼び寄せる。
一通りの指示を出し終え、一人になった執務室の中、ライシュは力を抜いて椅子の背もたれに身体を預けた。この遠征は難しい戦いになる。それはもう予想ではなく確信だ。今更ではあるが、ライシュの胸には「早まったかも知れぬ」という後悔にも似た想いがあった。
ライシュが同盟を盾にサザーネギア遠征に首を突っ込んだのは、とにもかくにも勢力拡大を狙うエルストを牽制するためである。甘い果実を丸ごと彼にくれてやるわけにはいかなかったのだ。
しかし今になって思えば、あの場で援軍を表明することはやはり早計であったかもしれない。そう考える理由の一つは、ギルヴェルス国内の情勢がライシュの思っていた以上に悪かったことである。
特に、食糧の不足が想定以上に悪かった。ギルヴェルスは昨冬をアルヴェスクから穀物を輸入することで乗り切ったようなものである。もしエルストが王配となっていなければ、ギルヴェルスは冬の餓死者で国を大きく傾けていただろう。そういう意味では、彼はまさしくギルヴェルスの救世主だった。
さて、食糧が不足しているということは、遠征のための兵糧が不足しているということでもある。実際、ギルヴェルスは遠征のためと思しき食糧を、再びアルヴェスクに買い求めている。
(それを止めてしまえば、労せずしてギルヴェルス軍を瓦解させられたのだろうが……)
食糧がなければ、軍を動かすことはできない。必要な兵糧を集められない限り、エルストはサザーネギア遠征を開始しないであろう。彼の動きを封じるには、あるいはそれが最も簡単な手段であったかもしれない。
しかしそう思いつつも、ライシュはそれがその場しのぎの策でしかないことをすでに理解している。時間さえあれば、エルストは自力で十分な兵糧を集め遠征を行うだろう。その時、輸出を制限して関係が悪くなっていたアルヴェスクが、援軍を出せるかは疑問である。そしてギルヴェルス軍が単独で遠征を行えば、やはり甘い果実は丸ごと彼のものとなる。
ならば、アルヴェスクの協力を断れない状況で援軍を申し出た方が、やはりまだましであろう。それに、今であればギルヴェルス軍はまだ再編の途中。どれだけの働きができるかは未知数だ。そうなると、遠征におけるアルヴェスク軍の役割は、相対的により重要になると予想される。つまり、より多くの分け前を要求できるということだ。ギルヴェルスの取り分を少なくするという意味で、これは大きい。
何度考えても、出てくる答えは同じだった。しかしそれでも、「早まったかもしれない」という思いは何度も頭をもたげる。それは、この遠征が難しい戦いになるであろう事が簡単に予想されるからだ。
「また、カルノーに負担をかけることになるな……」
第一号作戦の実行が決まったのは、年が変わる前のことである。その理由は、ついにこれ以上の作戦が発案されることがなかったからだ。これにより、カルノーは別働隊を率いてサザーネギア軍の後方に回り、その背後を突くことになる。
具体的にどうするのかと言うと、フラン・テス川を下って北上し、サザーネギアの南部からその領内に侵入。そこからさらに西を目指して移動し、ギルヴェルス‐アルヴェスク連合軍と相対しているサザーネギア軍の背後を突くのだ。
別働隊は近衛軍の精兵3万とはいえ、一部隊のみを率いて敵国のど真ん中に飛び込むのだ。危険で困難な任務になることは、容易に想像される。下手をすれば、一兵残らず異国の地で果てることさえありえるだろう。
しかしその危険な任務を、ライシュはカルノーにやらせる。よりにもよって、親友で義弟のカルノーに。
(父上であれば……)
レイスフォールであれば、やらせただろうか。この頃、その疑問がライシュの頭の片すみにいつもあった。第一号作戦で行くという自分の決定に彼が迷いを感じるのは、恐らくそのせいであろう。
レイスフォールは対外遠征をほとんどしなかった。自分からそれを仕掛けたことは皆無である。それで、過去の事例からこの場合の彼の決断を予想するのは難しい。
ただ、レイスフォールは臣下を大切にする皇王だった。それは戦場においても変わらない。彼の用兵はいつも手堅く、部下に無理をさせない。彼が“決死の作戦”を用いて、それを部下にやらせたことは一度もない。
それはもちろんそうできるだけの準備があったからなのだが、逆を言えば無理をさせないために準備を怠ることがなかった、とも言える。レイスフォールは常に手堅く勝つための準備を整えていたのだ。
翻って、ライシュは今回のことを考えてみる。自分は果たして手堅く勝つための準備を万全に整えただろうか。
整えた。少なくとも、そのつもりではいる。それが、答えだ。万全である、と胸を張ることはできない。それが全てだった。
これが人前であれば、虚勢でもなんで胸を張ろう。ライシュが不安げな様子を見せれば臣下たちも動揺する。それでは戦えない。ゆえに人の上に立つものは、常に泰然自若としていなければならない。
(父上。あなたも、そうだったのですか……?)
レイスフォールもまた、決定の裏で背中に冷や汗をかくことがあったのだろうか。自らの決断に自信を持てないことがあったのだろうか。その問いに答える人はもういない。そして年代記もまた、黙して語らない。
誰も、「それでいい」とは言ってくれない。解答は未来に伏せられていて、神ならざる人には、それを盗み見ることは不可能だ。
「摂政殿下、ラクタカスでございます」
「……入ってくれ」
部屋の外からラクタカス大将軍の声がして、ライシュは椅子の背もたれから身体を起こした。机の上で手を組み、背筋を伸ばす。表情を引き締めて彼はラクタカスの入室を待った。
「……失礼いたします、摂政殿下。それで、ご用件は?」
「ギルヴェルスから書状が来た。遠征が始まる」
ライシュがそう言うと、ラクタカスのまとう雰囲気が武人のそれに変わる。彼に迷いは一切見られない。そのことを、ライシュは少しだけ羨ましく思った。
「では……」
「ああ。こちらも動くぞ。大将軍は近衛軍を率いて北上し、アルクリーフ領軍と合流してからギルヴェスクへ向かえ」
まず向かうのは、ギルヴェルス王国王都パルデース。そこでエルスト率いるギルヴェルス軍と合流し、さらに東へ進んでサザーネギアとの国境を越え、ラジェルグ将軍率いる先遣部隊を合流する。全軍が合流したところで、本格的な遠征が始まるのだ。
「御意。では、カルノーの方にも……」
「ああ。早馬を走らせろ。命令書はすでにしたためてある」
そう言ってライシュは机の引き出しから封筒に収められた命令書を取り出し、それをラクタカスに手渡した。この中には第一号作戦決行の命令と、さらにその間中カルノーに独自の判断を認める旨を記した勅命書が入っている。
この勅命書の中でカルノーに認められた権限はかなり強力なものだった。別働隊を率いて作戦を遂行するその間中、彼はほとんど摂政の名代として行動することになる。彼の決定はそのままアルヴェスク皇国の決定となるのだ。全権委任を受けた、と言っても過言ではない。
要するに、何が起こるか分からないから、何が起こっても対応できるように強力な権限を与えたのである。そしてその権限は、カルノー率いる別働隊がラクタカス率いる本隊に合流するまで有効とされた。
この破格の条件から、ライシュのカルノーへの信頼の度合いが伺える。カルノーならば決してこの権限を乱用せぬと思えばこそ、ライシュはその決断を下せたのだ。しかしそれでも、彼の心は晴れない。
(すまんな、カルノー。俺にできるのは、これくらいしかない……)
ライシュには、そういう思いがある。カルノーに与えられた強力な権限は、その思いの裏返しでもあった。
「……サザーネギアは遠く離れた異国だ。十分に気をつけてくれ」
「御意。必ずや摂政殿下の期待に応えて見せまする」
最後にそう言葉を交わすと、ラクタカスは足早に執務室から出て行った。それを見送ると、ライシュは再び背もたれに身体を預ける。
(これで……)
これで、賽は投げられた。後戻りはできない。後は、いかなる結果であれ、その責任を背負うだけである。
後悔はしていない。しかし、迷いは未だにある。
レイスフォールもそうだったのだろうか。そんな疑問が、やはり頭をよぎった。
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メルーフィスにおけるカルノーの日々は、意外にも穏やかなものだった。無論、やるべきことは多くあり、そのために忙しい日々である。しかし同時に、充実した日々でもあった。
なにより、彼の傍らには妻のジュリアがいた。カルノーは当初彼女がメルーフィスに付いて来ることに反対していたが、今となっては一緒に来てくれたことに感謝していた。彼女が傍にいてくれることは、ともすれば仕事漬けで無味乾燥となりがちな日々に、間違いなく潤いを与えてくれた。それが日々の充実に繋がったことは、疑いようがない。
さらにジュリアがいてくれたことで、カルノーはこの期間中、思いのほか自由に動くことができた。
彼のメルーフィスにおける仕事は大まかに分けて二つ。兵の調練と収集されたサザーネギアに関する情報の整理と分析である。
このうち、兵の調練について言えば、実はカルノーはあまりやる事がない。大まかな方針さえ示してしまえば、後の細かな指導はそれぞれの部隊長らが行う。彼自身が直接命令を下すのは主に全体演習のときだけで、それ以外は訓練の様子を視察して回るのが彼の仕事だった。
視察と言えば聞こえはいいが、実際のところただ様子を見て回り、時折声をかけるだけである。一見して、時間の無駄のようにも思える。しかしこの視察は、兵達の調練に対する意気込みを維持する上で重要だった。
この部隊を率いる将軍であるカルノーが、直々に訓練の様子を見て回ることで、兵達は緊張感を維持することができる。さらに期待されていることを肌で感じ、指揮官への忠誠心を高めていくのだ。
とはいえ忙しくなってくると、この視察が億劫になってくるのも事実だった。その分の時間を、もっと別のことに充てたくなるのだ。
そこで、ジュリアの出番だった。訓練の様子を視察して兵たちに時折声をかけるだけなら、特別な技能や知識は必要ない。ただそれを行うのが地位の高い者でなければ意味はないのだが、ジュリアはその条件に十分合致する。
賢君レイスフォールの娘にして摂政ライシュハルトの妹。さらに簒奪者アザリアスに与した大罪人ホーエングラムを討ち取るなど、輝かしい勲功を持つジュリアは兵達からの人気も高い。ともすればカルノーよりも慕われているほどで、その彼女が行う視察は効果抜群だった。
それでカルノーは自分の名代としてジュリアに視察の大部分を任せた。そしてそうやって作った時間を用い、収集した情報の整理と分析を入念に行ったのである。
ただ少々予想外であったのは、ジュリアの視察がいささか“効き過ぎた”ことか。彼女はほとんど無意識のうちに人心を惹きつける。それで兵たちからの忠誠心を得ること甚だしく、その様子は一種崇拝じみてさえいた。皇国と皇王に忠誠を誓うべき近衛軍であるのに、最近では“ジュリア姫の軍”といった様相である。
本来の指揮官であるカルノーからすれば頭を抱えるべき事態なのだが、彼はそれをただ苦笑して済ませた。どだい、彼女より輝くなど並の男には無理な話である。そう思ってしまうのは、彼こそがジュリア姫に惚れ込んでいるためか。いずれにしても、“ジュリア姫の夫”たる彼に不利益がなかったからゆえの黙認だった。
こうして仕事漬けの日々を送るカルノーとジュリアだったが、しかしその一方で二人だけの時間を取ることも忘れなかった。大抵は夜に食事と閨を共にするくらいだったが、ある時は一日時間が空き二人でゆっくり過ごすことができた。その日は天気もよく、午前中はプレシーザの街に繰り出して何件かの店を冷やかし(幾つかは買いもした)、食べ歩きをしながらお腹を満たすと午後からは馬を駆って遠乗りへ出かけた。
さてそんな穏やかな日々も、春が近づくにつれてだんだんと緊張感を帯びるようになっていく。誰もが実戦が近づいていることを感じ取っていたのだ。しかしそのことに怯えた顔をするものは一人もいない。ここ数ヶ月に及ぶ厳しい訓練を乗り越えてきたことが、兵士達の自信に繋がっているのだ。
そしてついに、ライシュからの命令書が届けられた。その命令書を読むと、カルノー「ついに……」とだけ呟く。彼の目つきは鋭く、内に秘めた決意は固い。
限られた時間の中で、やれることは全てやった。兵達の仕上がりは上々である。厳しい訓練を乗り越えた彼らは、大陸最強の軍勢であると胸を張れる。数が同じで真正面からぶつかる戦いなら、必ず勝てるとカルノーは自信を持っていた。
無論、勝負は水物で油断は禁物だが、味方の精強を信じられるというのは心強くまた頼もしい。少なくとも今これより動くことに、カルノーは少しの不安もなかった。
「全軍、出撃の準備を。ナルグレーク側にもその旨を伝えてください」
カルノーの声は静かで落ち着いていたが、その一言で彼の周りにいた部下たちの間には緊張が走った。ついにこれまでの訓練の成果を発揮するときが来たのである。
カルノーの命令が下されると、近衛軍はすぐさま遠征の支度を始めた。さらにナルグレーク側にもその旨が伝えられ、帝国側もすぐに動き出す。第一号作戦の実施決定の知らせは早い段階でメルーフィスにいたカルノーにも伝えられていた。それで、その時からすでにナルグレークとの交渉が行われ、それが纏まった段階で帝国側も準備を整えてくれていたのだ。
全軍の準備が怒涛の勢いで進む中、カルノーには個人的かつ重大な問題が残っていた。妻のジュリアのことである。カルノーの予想通り、彼女は自分もサザーネギアまで行くと言い出したのだ。
「駄目です。ジュリアを連れて行くことはできません」
「足手まといになどならぬ。それに私が一緒に行けば兵士達の士気も上がる」
ジュリアの言うことは確かにその通りであろう。彼女は決して温室育ちのお姫様ではない。過去にはメルーフィス遠征にも参加しており、彼女自身が足手まといになることは恐らくない。そして、彼女が陣頭に立てば兵士達の士気が上がるというのもおよそ間違いない。そのことはこれまでの訓練が証明している。
しかしだからと言って、カルノーの立場からすれば許可できるものではない。ジュリアの公的な身分と言うのは、あくまでもオスカー子爵夫人であって、決して近衛軍士官ではないのだ。加えて彼の個人的な心情としても、妻を危険な異国の戦地に連れていくことなど考えられなかった。
「……ジュリア。何と言ってメルーフィスまでついて来たのか、忘れたのかい?」
敬語を止めて、カルノーはジュリアにそう言った。「別に戦をしに行くわけではないのだから、何も問題はない」。メルーフィスに来るとき、彼女はそう言ってカルノーや周辺の人々を説得した。
だがここから先、カルノーらは「戦をしに行く」のである。危険がないからとついて来た人間を、ここから先に行かせるわけにはいかない。
「いや、しかし……」
ジュリアの視線が泳ぐ。自分の言葉で諭されると、反論するのは難しい。
「ジュリア、いいね?」
カルノーが重ねてそう言うと、ジュリアは不承といったふうながらも頷いた。まったくこんなときだけ敬語を止めるなんて卑怯だ。ジュリアはそう思った。
出立の準備を整え、いつもより豪華な夕食とワインを兵士たちに与える。そして次の日、カルノーは軍勢を率いてプレシーザを発った。そして北へ向かい、フラン・テス川に突き当たると、そこから川沿いに下流へ向かう。
「ここだな……」
川沿いのある地点へ来ると、カルノーは小さくそう呟いた。そこはかつて、ラクタカスがナルグレーク軍を打ち破った地点だ。大軍を渡河させるのに適した場所である。川の向こう岸には、数騎の騎兵の姿が見えた。ここから先の案内をしてくれる、ナルグレークの騎士たちであろう。
フラン・テス川を渡って案内役の騎士たちと合流すると、彼らに先導されながらカルノー率いる3万の軍勢はさらに川沿いを下流へ向う。そして一日ほどの道のりを行くと、ついに何隻もの大きな船が見えてきた。フラン・テス川に設けられた船着場の一つである。案内役の話によると、数ある中でも大きなものの一つであるという。ここからこれらの船に乗り込み、さらに川を下って北上し、終点のガルネシア海を目指すことになる。
カルノーはここで、予定通り部隊を二つに分けた。彼の率いる3万の軍勢は、大雑把に分けると歩兵2万と騎兵1万なのだが、このうち船に乗るのは歩兵2万のみで、残りの騎兵1万は陸路でガルネシア海畔の合流地点を目指すことになる。
このようにするには、もちろん理由がある。用意できた船の輸送能力が全軍を運ぶには足りないのだ。3万人というのは言うまでもなく大人数である。さらにこれ加えて馬が1万頭以上もいる。馬も装備の一種であり、予備を連れているのだ。これを一度に運ぶほどの船は用意できなかったし、かといって何往復もしている時間は無い。
そこで足の速い騎兵は船に乗せず、予備の馬も連れて陸路でガルネシア海を目指すことにしたのだ。これで人間を1万、馬を1万以上、それぞれ数を減らすことができる。それでも2万人を運ぶのだから船はどれも満杯だった。通常なら航行不能な状態なのだが、「夜は岸辺に上陸して休むことにすれば、何とか大丈夫だろう」というのがナルグレーク側の見立てだった。
2万の歩兵を任せるのは、副将であるジェイル・アニル・ロト・グリークである。カルノーの下で戦っていた彼も、上官に引っ張られるようにして出世を重ねていた。もっとも本人は今回のこの副将の任を固辞していた。「器ではない」というのがその理由である。
だが最終的には折れてその任を受けた。カルノーのみならずラクタカスからまでも説得された結果である。ジェイルは有能で、そう思えばこそカルノーも彼を副将にと求めたのだが、しかし本人が固辞しているのに強く説得するというのは異例のことだった。通常であれば代わりの人材がいるのだが、近衛軍の人材、特に士官の不足は未だ深刻なのだ。
「それでは将軍、お気をつけて」
「ええ。そちらも頼みます」
ジェイルとそう言葉を交わすと、カルノーはおよそ1万騎を率いて駆け出した。目指すのはフラン・テス川の終点であるガルネシア海。その北岸は、もうサザーネギア連邦である。
とりあえずこれで全体の三分の一弱、と言ったところでしょうか。
ひとまずはここまでということで。続きはそんなに間を空けずに出せると思います。




