ぷろろろろーぐ
初めての作品なので期待しないでね★
ふわっと浮いて無重力状態
まるで空に放り出されたように
落ちる
あれ?ここは?ドコ?
ゆっくりと意識を覚醒していく。
あれ?私、どうなったんだっけ?
「目が覚めたのか!レイ!」
誰だっけ?
「大丈夫か?明日が旅立ちの日なのに…心配だな!どうだ?考え直さないか?何も16歳の誕生日に行かなくても…そりゃ俺があいつと駆け落ちしたのもそれぐらいだったけど…」
「大丈夫だから、パパ」
思い出した。あの日私は人生なんてこんなものかと思って死んだら神様が現れて何か石を集めよ的なことを言い残して転生して今にいたるんだっけ?
でも前世の記憶とかは全然ない。
過去の自分の名前も覚えて居なければ
なぜ死んだのかだって覚えていない。
覚えているのは死んでしまったことと神様と名乗る人にマイルストーン?とかいう石を集めるように言われたことだけ。
そんな私の今の名前はレイ・フランソワという。
パパ曰く、ゼロから全てを生み出せるようにつけてくれたらしい。
「そ、そうか?無理はするなよ?俺は何時でもお前の味方だからな!だ、たから取り消すなら今しかっ」
「くどい」
「うう…」
と今、半べそ掻いてるのがロロネー・フランソワ私の実の父でこれでも凄い人だったりする。
私が転生した世界はなんと、剣とか海賊とか魔法とかがが存在する世界だった。そんな世界の事情を知ったときビックリしたのを今でも覚えてる。
実はパパは貴族の癖にお金も肩書きも全て捨てて海賊になり名を馳せた挙げ句子供が出来たからという理由で海賊を引退したというある意味凄い経歴の持ち主なのだ。ただの海賊ならまだしも行くところ行くところで騒ぎを起こし海賊ならぬ人助けをし二つ名まで存在するのだ。そして私はそんなパパの娘で明日から海賊になります。
「心配だな…男と二人で船旅なんて…!」
「問題ないでしょ、フロマージュだよ?」
「問題大有りだ!」
フロマージュとは数年前にパパと航海中に出逢った。当時は凄く生きる意味なんてない的な目をして喋ることも少なかったけど今は全然そんなことはない。
「レイ」
ふと呼ばれ振り替えるとフロマージュの姿。
相変わらず綺麗な緑色の髪だなぁ…
「明日は早いもう休め」
フロマージュはそういって私の頭をふわりと撫でる。あったかい…。眠くなってきた…。
ふわふわと意識が遠退く。
「…っ!お父さんは認めません!」