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尖角による作品集

一歩

作者: サークルO.L.

お久しぶり、尖角です。


お前はさ、

人生で一度だけ転ぶとしたら、

いつ、どんな時に転びたい??


俺はさ、

もし、本当に人生で一度だけだとしたら、

人生で一番楽しい時に転びたい。

人生で一番幸せな時に転びたい。

人生で一番愛されている時に転びたい。


だからと言って、

別に俺がMだということではないよ?


ただ、最初に痛みを知ってしまえば、

後の人生は楽しく生きられるわけじゃん?

だけど、もし、それを最初に味わったとしたら、

他人の痛みを理解することが出来ない人間になるってことじゃん?


だったらさ、

俺は自分が本当に満足している時に痛みや悲しみや、

そういった悔しい、辛いと思う気持ちを味わって、

他人を受け入れることの出来る人間になりたい。


「別に、最初に全員が痛みを知れば、

後の痛みを理解する必要はないじゃん」

って少し賢い人間なら言うだろう。


だけど、俺は思うんだ。

楽しいだけの人生はつまらないって。

痛みを知って、苦しみを知って、

辛さを知って、悔しさを知って、

初めて本当の楽しさが分かると思うんだ。


だったら、最初に痛みを知るべきではないと思う。

俺は、 他人が辛い時に、そっと手を差し伸べる―――

そんなことが出来る優しい人間になりたいと本気で思っているから。


だから、 例え、そのことを偽善といわれても構わない。

だって、動かない奴よりは少しだけだけど、マシだと思うから。




絶対に後悔をしない人生なんて、この世にありはしない。

だけど、俺はできるだけ後悔なんかしないように生きていたい。


だって、俺は自分が笑って死ねるような人生を歩みたいから。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 真直ぐで気持ちいい!。 [気になる点] 言葉が足りない。 [一言] 出だしの”転びたい”って始まる箇所は、真ん中のほうが意味を増すような気がします。最初は自分の人生観の整理を行うつもりの語…
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