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1話 夢と出会い

1話目投稿。

まだまだ慣れていないので文章が乱雑になっていると思いますが作者のために見てやってください。

プロローグとは時間軸がずれて魔王っ娘と出会う直前からスタートとなっております。

 夜明け。

 夜の闇と昇り始めている太陽の光が幻想的な世界を作りだしている。

 その中に生えている歳を多く重ねたであろう樹に空間に歪みができる。空間にできた歪みは別の空間へと繋がっており、その歪みから1人の少女がでてくる。

 少女は細い足でゆっくりと地面に足を着ける。そして自分が出てきたその場所の景色を確認するかのように周りを見渡す。

 ブランコにすべり台にシーソー。あとは少女自身が歪みを作り自らが出てきたその大樹が目立つだけの公園。


「今度こそ見つかればいいのですが。」


 少女はそう呟く。

 そうしていると、太陽が完全に昇り、光が少女の姿を露わにする。今までの暗闇と同じくらい、それ以上に黒い長いストレートの髪とその瞳。そして髪と瞳に負けない程の黒いゴスロリ風のドレス。

 そんな少女の姿を見て、世界は真っ白になった。




∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇




 部屋のカーテンの隙間から朝日が射し込みさらにカーテンが遮光性でないためその光が漏れる。

そして時計の針が6時を示した途端に音楽が流れる。その音楽はベットの上にある枕の横にある今まで充電していた携帯電話から流れる。今まで眠っていたベットの主は目を開き、携帯を操作し流れていた音楽を止める。

 その少年は背伸びをして


「夢か」

 そう呟く。幻想的だが妙に現実を帯びていることを考えさせる夢。しかし、ただの夢だと思って特に気にせずにいつも通り、カーテンを開けて部屋を出る。そして洗面所に向かい、顔を洗う。

 濡れた顔をタオルで拭いた後、洗面所に備え付けてある鏡を見る。そこには寝癖とは思えないほどのボサボサの黒髪、その髪とは異なった色である蒼い瞳、世の中の一般的な高校生より整った、しかしけっしてレベルが高すぎることはない顔が映っていた。

 それを見た『篠原 尚輝』は深いため息を吐く。


「相変わらず俺の天パはすげぇな」

 そこまで深いため息を吐くことかと思ってしまうが本人にとっては重要なこと。尚輝はいつもように自分の天然パーマを嘆きながら寝癖を直していく。寝癖を直しても髪の毛はぼさぼさだが。

 自分の部屋に戻り、愛用のトレーニングジャージに着替える。そして部屋の戸締りを済まし、鍵を持って玄関に行く。玄関の扉の鍵を閉めたことを確認すると日課であるランニングのため、走り出す。

 しばらく走ること10分。

 ランニングを行っていた尚輝は別れ道にさしかかる。いつもならここを左に進む。しかし今日は右へと進む。理由はどうってことない、ただそういう気分だっただけだ。そしてそのどうってことない理由のせいで運命を左右することをつゆも思わずにその道に足を踏み入れる。

そしてまた少し走ったところで公園を見かける。子どもが遊ぶための遊具、ブランコやすべり台、シーソーがあるだけだ。ただ、公道に生えているものよりも多くの樹齢を重ねた樹がシンボルとして立っている。


(この樹は夢で見た)


 今朝夢で見たという樹の幹に少女が寄り掛かっていた。

 遠目からなのにこの世に数人しかいないというぐらいの美しい容姿をした少女だというのがわかる。

 尚輝の黒髪よりもさらに濃い黒髪、黒い瞳そして身に纏っている黒いドレス。

 その少女は尚輝に気付きこちらに近づく そして尚輝の前に立つ。


(そしてこの子は夢で見た奴か)


 一瞬今朝見た夢がフラッシュバックされる。どうやら今朝の夢は正夢かお告げだったのか、ただの夢ではなかったことを尚輝は思う。

 その間にも少女は尚輝の顔を見つめ続ける。


「(しかし、夢で見たときも思ったが実際に見るともの凄く綺麗だな)何か顔についてる?」


 見つめ続けられ、さすがに照れてしまったのか照れ隠しのように少女に言う。


「やっと見つけた」


「は!?」


 予想外の返答に尚輝は驚く。尚輝が戸惑っているなか少女は


「明日・・・、いえ、今日の夜にここに来てくれませんか」


 上目遣いに少女は尚輝に懇願する。


「あ、ああ、わかった」


 唐突の少女の懇願に尚輝はつい、はいと答えしまう。けっして少女の上目遣いに負けたわけではあるまい。


「では、今夜この公園でまた会いましょう」


 少女はそう尚輝に告げるとそのまま立ち去ろうとする・・・・・が


「きゃっ」


 石につまずいたのか少女の体は倒れそうになる。

 尚輝は一歩踏み込み、少女の手首を掴み体を支える。


「大丈夫か?」


「だ、大丈夫です。ありがとうございます」


 尚輝が声をかけると少女は少し戸惑いながらも、少し顔を赤らめながらも答える。

 少女は顔が赤いままの勢いでどこかに行ってしまった。


「綺麗な女の子だったな」


 少女がいなくなった後で1人呟く。そして重大なことに気付く。


「そういや、夜の何時に来ればいいんだよ」


 やはり尚輝は柄にもなく緊張していたかもしれなかった。

まだまだ文才が足りない。


アドバイスよろしくお願いします

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