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終話 1人とみんなと、力の差を
「スレイ! 見て!」
そう言って、ラソラが見せびらかしてきたのは、特製ケーキだった。
スレイは今、ベッドから動けなくなっていた。
「きれいだな」
スレイはあのあと、足が使えなくなった。それほどの、大技を放ったのだ。
「スレイ、大丈夫?」
「わたくしが直々に看病してあげますわ!」
「スレイ様、無事でしょうか?」
みんなが、スレイの面倒を見てくれることになった。
どうらや、ヨアルヴァが根源だったらしく、異界生物はことごとく姿を消した。
「みんな、ありがとう」
スレイはみんなにお礼を言った。
あのあと、ギルドからは一生遊んで暮らせるほどの大金を貰い受けた。
「スレイのおかげなんだからねっ!」
しばらく、ラソラの裏人格は発動していない。
これはこれで、いいのだが。
「俺1人じゃ、どうせ、何も出来ねえんだろうな」
スレイは小さくつぶやくと、みんなの方を向いて、静かに微笑んだ。




