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4

その頃、ラフェルは、そこそこ強そうな冒険者の近くに来ていた。

しかし、そういう者達は、


(やはり、集落の中か…。しかし、急がねば。

私も、早くサーラの元に戻るのだ。

あのような危険な場所に、一人にしてしまった。)



パチパチパチ


放電(スパーク)を使い、冒険者の近くにいた、ゴブリンを倒す。


ウォーーーーン!!!


冒険者達は、ゴブリンが何者かに倒されたことに驚き、さらにラフェルの声に驚く。

しかし、姿は見えない。

何となく気配はする。

警戒をする冒険者達。


(早く来い、鈍い奴らめ。)


少し姿を見せる。

そして歩き出して、止まり、後ろを振り返る。


(早く付いて来い、時間が惜しい。)


若干苛立ちがあるせいで、なかなか動けずにいる冒険者達だということに、気づいていないラフェルだった。



「あれは、何だ?魔獣か?」


「ホワイトウルフのようですね。」


「あの距離からの放電よ?

それに魔法って、ホワイトウルフにできたかしら?」


「それより、付いて来いと言っているようですね。

どうしますか?」


「え?行かないの?

早く行かないと暴れだしそうじゃない?あれ…。」


「「「確かに…。」」」


「はぁ、行くか。警戒は怠るなよ。」




(やっと来たか、遅いぞ。)


冒険者のペースを見ながら、進んでいく。





リャフェリュ(ラフェル)!」


(乗れ!冒険者共が来る。)


急いでラフェルに乗って、場所を離れる。

自分達には隠蔽を使う。


少ししてから、冒険者達が走ってきた。



「こ、これは…!?」


「急げ!!連れて帰るぞ!」


「先に手当てよ!」


「・・・傷は塞がっているようだ。

取り敢えずは門まで急ごう。」




私達も後を付ける。


(遅い奴らだ。)


(子供達を気遣っているんじゃないかな?)


(そうか??全力に見えるが…。)


(・・・え?)」




門に着いた。子供達全員が血で服も身体も濡れている。

パッと見はひどい状態だが、傷はない。


「これは、どういうことだ?」


「俺たちも分からないんだ。

ホワイトウルフに付いて行ったら、子供達が倒れていた。

現場は酷い状態だった。」


「手が空いてるやつは、ギル達と見てきてくれ!」


「サブマス、どうだ?」


「命に別状は無いですね。

しかし、誰かが治したようです。

血を多く失っているようです、早くギルドに運びましょう。

ギルマス、ここは任せても?」


「あぁ、行ってこい。

もうじき片が付くだろう。

崩落の報告が来たら、俺も現場に向かう。

ギル達はもう一度現場へ行き、先に状況を把握してきてくれ。」


「分かった。」




(街の中へ運ばれて行ったね。

もう、大丈夫だよね。)


(そうだな。

冒険者共が此方に来るな。

そろそろ野営地へ戻ろう。)


「あい。」


本当は、まだ冒険者達の闘いを見ていたかったけれど、思いの外疲れていたのかな。

戻ると言われたとき、ほっとした。


あの子達が、早く目を覚ましますように。

元気になりますように。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。



少しずつ更新します。



評価やコメントしてもらえたら嬉しいです。



よろしくお願いします。

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