3
残酷な表現があります。
苦手な方は、飛ばしてお読みください。
はー。お腹いっぱい。
美味しかった~。
お風呂入りたいな。
でも、森の中は危険だから、我慢する…。
街に入ったら、お風呂入ろっ!
さて、明日は、ゴブリン退治を見に行くから、早く寝よ。
「リャフェリュ、いっちょに、にぇよ?」
(あぁ、寝よう。
おやすみ、サーラ。)
「おりゃちゅみにゃちゃい。」
一緒に寝るなんて、本来はあり得ないらしい。
どちらかが順番に起きていて、魔獣が来ないかとか見張りをしないといけないんだって。
でも、寝てても気配察知や気配遮断を、魔の森でラフェルに鍛えられながら、たくさん練習した。
だからって、油断するわけではないけれど、自信になってるし、こうやって休めるから、今まで頑張って良かった。
次の日、楽しみでドキドキして、いつもより早く起きた。
顔を洗って、口を濯いで、ご飯を食べて、歯を磨いて、お水を飲んで、服を着替えて。
「じゅーび、できまちちゃー。」
(よし、では行こう。
警戒は、しておくようにな?)
「あいっ!」
討伐は、既に始まっていた。
朝早くから凄いな~。
ゴブリンも寝るから、そこを襲ったのではないかって。
ラフェル情報です。
なるほどね。戦略ですね。
冒険者が集まる街なだけあってか、多くの人が討伐に参加をしているようだった。
それに、危なげなく倒しているが、決して油断せずに、回りを見て動いている気がする。
察知に気になる反応がある。
「リャフェリュ…」
(ん?あぁ、反応が…子供か?)
「やっぴゃり?
あっ、しょっちに行っちゃ、ぢゃめ、わにゃぢゃ!」
子供達はゴブリンに襲われながらも逃げているが、罠へと誘い込まれている。
(ラフェル急いで!)
(振り落とされるなよ?)
くっ…は…やい…。
流石だね。
「いちゃ!!!」
ラフェルと2人でゴブリンを殲滅する。
「(私が手当てする。
誰か呼ばないと。
ここを任せられそうな人、誘い込めそう?)」
(任せろ。)
ラフェルが風邪を切るように走り去ると同時に、倒れている子供のもとへ急ぐ。
「気をちっきゃり!!」
取り敢えず、全員にヒールを掛ける。
辺りに結界を張って、他のゴブリンが近付けないようにする。
ひどい…。
腕が引き千切られてる…。
顔を殴られたのか、腫れきっていて、顔の形状が分からない子もいた。
「みょう、ぢゃいじょーぶ、ぢゃきゃりゃね。」
一人一人の怪我の状態を見て、ヒールを使い分ける。
流石に欠損をしている子には、エクストラヒールを使った。
良かった。
完治とまではいかないが、命の危険は回避した。
間に合って良かった。
流れてしまった血は、ヒールを掛けても戻らない。
この子達は、少しの間、貧血で動けないだろう。
気を失っていて良かったとも思う。
この現状を見るには、まだ幼すぎる。
精神的に厳しかっただろう。
襲われた記憶は残るかもしれない。
冒険者を続けることが難しくなるかもしれない。
自分が間に合ったことで、助かった命。
少しでも早く、体も内面も完治できたらと、祈るばかりだ。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
少しずつ更新します。
評価やコメントしてもらえたら嬉しいです。
よろしくお願いします。




