88.サーラが寝てから
「もー、ドキドキしちゃったわ。」
「バレちゃうかと思った。」
「もっと、しっかり隠さなきゃ。」
「そうだね~。サーラを甘く見すぎだよ~。」
『全く…。
隠すつもりが、本当にあるのか?』
「バレなかったら、よしとしましょう。
そー言えば、サーラちゃんが倒したグリフォンだけど、サーラちゃんがそのまま持っていて。」
『なぜた?
サーラは食べたがっていたぞ。』
「精霊たちが途中で私のところに来てね、
グリフォンを狩ってきたからね~!
ですって。
やっぱりご馳走には欠かせないみたい。」
『そうか、ならば要らぬか。
旅の途中にでも、食すとしよう。』
「僕たち仕上げに行ってくるね。」
「サーラがビックリして、いっぱい笑顔になるように、頑張ってくる。」
「ドライアドたちも楽しみにしていてね~。」
(元気がいいな。
ドライアドは行かなくてよいのか?)
「えぇ、私の出番は明日なの。
頑張っちゃうわよ。」
(まったく…。不安でしかない。)
「もぅ、失礼しちゃう。
・・・私も家族になれたかしら。」
(・・・どうだろうな。
しかし、サーラにとって、帰ろうと言ったら、ここだ。
それに、皆と言えば、お前たちだ。
一緒にいて当たり前のような存在ではあるだろうな。)
「はぁ、寂しいわ。
可愛くて可愛くて、つい話しかけてしまったあの日が昨日のよう。」
(早いものだな。)
「早すぎよ。
でも、サーラちゃんは、そのために頑張っていのだものね。」
(あぁ、夢がたくさんあって、聞いていて驚いたものだ。
冒険者になって、旅にでたいが、1番驚いた。)
「見守らなければ。
この子は、神の子なのでしょう?」
(いや、ステータスでは「神に見守られし者」となっていた。)
「そうなの?
てっきり…。
街へ行ったら協会へ行くのよ?」
(当たり前だ。)
「分かっているなら良いの。
さて、私たちも寝ましょう。」
あっちだよー
それは、こっちー
これは、どこー?
わーわーわー
という、元気な声?うるさい声で起きたラフェル。
サーラはまだ、夢の中。
『煩いぞ。サーラが起きる。』
でかでかと文字を掲げ動かす。
精霊たちが見なければ意味がない。
そして、それを見た精霊たちは。
「イェス、ボス」
の掛け声と共に、作業に戻った。
「わふっ。」(ボス?)
今は静かになったが、念のために、遮断結界を張る。
そして、サーラを体と尻尾で包み、自らもまた眠るのだ。
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