46.初めての野宿
夕食を食べ終え、クリーンをして片付けていると、ラフェルが近付いてきた。
「ぢょーちちゃにょ?」
(今日、出掛ける時に、遠出と言っただろう?)
「うん、言っちゃ。」
(しかしな、ドライアド達と話し合った結果、野宿をすることにした。)
「おぉー。でしゅ。」
(それは、喜んでいるのか?)
「ん~
ビッキュリ半びゅん、よりょきょび半びゅん、でしゅ。」
(そうか。
冒険は何があるかわからんからな。
それを想定して、急遽、今日野宿をすることにした。)
「分きゃっちゃ。
ん~(具体的に何をするの?)」
(そうだな。
今まで寝ている間の事は、全て私が行っていただろう?)
「(結界とか、察知とかのこと?)」
(そうだ、今日はサーラにやってもらう。)
「(できる自信、無いな~。)」
万が一、ラフェルと離れてしまったときの事も考えての事みたい。
確かに、その時になって困るのはね、大変だもんね。
寝ながら結界を張るということは、寝ながら魔力操作を行わなければいけない。
今のうちから、魔力操作の練習をしておこう。
魔力操作の練習は、魔力循環が一番だって。
魔力を身体中に流すこと。
身体の中心から頭へ、頭から右手、次右足、左足、左手、頭、中心。
これを、ずーっと続ける。
意外に疲れる。
けど、魔力操作は、しやすくなる。
頑張ります。
ドライアド達は、一度帰るって。
また明日ね~。
ラフェルと二人でお喋りです。
今日は野宿の練習だから、お風呂は無し。
こんな自然で、入りたかった…。
でも、仕方ないね。
入っているときに、魔獣に襲われたら、大変だもんね。
我慢します。
クリーンをします。
(そろそろ、マジックボックスを覚えるか?)
「(いいの?覚えたい!!)」
ラフェルによると、
まず扉を想像します。
扉を開けると、空間があります。
それは、
物を出し入れできる空間。
そして、時間が止まっている空間。
そして、物を整理整頓できる空間。
その空間を、確りと把握します。
そして、その扉を閉じます。
これには付与魔法が必要だけど、私なら使えるだろうって。
これがマジックボックス。
うん、大雑把だね。
でもやってみよう。
神様も付けてくれるって言ってたから、大雑把でも、できる気がする。
「いくよ…。」
まず扉。あるよ。なぜか机の引き出しを想像してしまった。
扉を開けると空間。うん?くうかん?宇宙みたい。
物を出し入れ、時間が止まっている、物の整理整頓ができる空間。よし。
その空間を確りと把握。宇宙なんですけど…。
そして扉を閉める。閉めちゃった。
チラッとラフェルを見ます。
(何をした?)
「(マジックボックスを、
教えてもらった通りにやった。)」
(一発でできたのか?)
「(失敗した感覚がないけど。
できてなかった?)」
(いや、魔力の流れが少し違っていたからな…。
できたなら良い。
神に貰った物があるのだろう?
確認するといい。)
「(どうやって?)」
(マジックボックスの中身を考えてみろ。)
「(マジックボックスの中身?)」
ポンッ!
「わーっ!(ビックリした。)」
(それが、目録だな。)
確かめてみると、たーくさん入ってた。
洋服や食材、調味料。
ありがたや~。
(しかし、マジックボックスを使うときは、マジックバックから出し入れをしているように、見せなければいけないぞ。)
「(うん、神様から教えてもらった。
バレたら、人攫いにあったり、奴隷になっちゃうかもって。)」
(その通りだ。気を付けなければな。)
「あい!」
それから、冒険の予定を話し合った。
ラフェルの経験談を聞いたり。
私が、やりたいことを話したり。
楽しみが、いーっぱい。
(眠ったか。
おやすみ、サーラ。)
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