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32.森の声?新たな出会い

それから、泣いてしまった私は、ラフェルのもふもふに埋もれていた。


(さて、サーラよ。

この森の手当てをしよう。)


(ガバッ)

「ちぇあて?」


(あぁ、そうだ。

傷付けてしまったのなら治せばいい。

森も生きているのだからな。

今度は、ヒールの修行だ。)


私は嬉しくなって跳び跳ねた。

それを、ラフェルは優しく見守っていてくれた。

が…、


(私は正直、ヒールは苦手だ…。)


「(そうなの?

苦手でも、使い方とかは解るよね?)」


(・・・・・。)


「(え!?

さっき、任せろ的なこと言ってたのに!?)」


(すまん。使えるが、上手くない。

どうやって使っているかと言われると、

元に戻るように念じ、光魔法を発動する。

想像と魔力操作で、だな…。)


「(・・・なるほど。

まぁ、取り敢えずやってみよー!)」

(森が元に戻りますように。)


ピカーーーーッ。


辺りが白い光に包まれた。

咄嗟に閉じた目を開けると…


「わーぉ。ファンチャジー。」

魔法を使って荒れていた森が、元に戻っていた。


「よきゃっちゃ。

(これで、湖の近くの木も、治してあげられるね。)

いちゃかちゃよね?ぎょめんね…。」


「いいえ~、治してくれて、ありがとう。

皆、喜んでいるわ。」


「!?!?!?!?」


(はぁ。サーラを驚かすな。

固まってしまったではないか。)


「あら?ごめんなさいね。

驚かせるつもりは無かったのよ~。」


(全く…。お前は、いつもいつも。)


「お説教より、そこの可愛い子を紹介して!」


(・・・。嫌だ。)


「まぁ、こんなにも可愛い子を独り占めするつもり?」


(知らん。)


「もぅ、子供みたい!!」


(言っていろ。)


「(ラフェル、喧嘩は駄目だよ?)

はじめまちて、シャーリャでしゅ。」


「あらあら、ご挨拶ができて、えらいわね。

私は、この森の精霊、ドライアド。

よろしくね、シャーリャちゃん。」


(違う、サーラだ。

サーラよ。

こやつは、念話が使える。

念話の練習になるぞ。)


「にぇんわ…。」


それから、付き合って貰い、念話習得に向けて練習した。


「(きーこーえーまーすーかー?)」


「えーえー!!聞こえるわ!」


「やっちゃー!!!」

時間がかかった…。

聞こえたら、反応して貰えるようにお願いしていたが、なかなか通じないのだ。

心が折れそうだった。

戦闘より辛かったかも…。


「すごいわ、こんなにも短時間で。」


「(短時間?

時間掛かっちゃいましたよ?)」


「そうね~、

時間的には経過しているけれど、

取得するには、かなり早い時間だと思うわよ?

そーよね?」


(あぁ、早いぞ。

サーラはスキルで成長力促進があったであろう?

その為ではないか?)


「(そーなんだ。

普通はもっと大変なんだね。)」


(さて、そろそろ湖に戻るぞ。

サーラよ、乗れ。

自分で風魔法で、支えるのだぞ?

念のために、私も念のために張っておく。

心配いらない。)


「あーーい。あーがちょ。」

少しずつ更新します。


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