31.森を傷付けたくない。自然を守るために。
私は、上から落ちながら、魔獣の首を狙って、魔法を放つ。
首が何処か分からない魔獣もいる。
その魔獣へは、雷を落としました。
魔法で雷を落としても、ゴロゴロ言わないんだね。
「ドーンッ」だったよ…。
迫力満点。
魔獣は黒焦げになりました。
食べれません…(泣)
周りが落ち着いてきた頃、私は使いたかった魔法を使ってみることにする。
そ・れ・は、
「ピチュトリュ!」
さぁ、手をピストルの形にして、狙いを定めて…。
(バンッ、バンッ、バンッ)
ピストルの形をした手を口許へ持っていき…
「ふぅー。」
煙は出てないけどね(笑)
「(きまったぜ!)」
(楽しそうだな。)
「リャフェリュ!」(ギュー!)
(ふふっ。疲れたか?)
「(少しね。でも、大丈夫。
アドバイスありがとう。)」
(いや、あの言葉だけで立て直せたのは、大したものだ。
魔法の使い方も面白かったな。
最後のは初めて見たが、極小水球みたいなものか?)
「(んー?
極小水球が分からない。)」
(これだ。) (シュン)
今のは魔力の流れが全く見えなかった…。
さすがラフェルだ。
「(似てるね!
私も水魔法で撃ってたから、同じかもね。)」
(しかし、音が異なるぞ。)
「(私は前の世界の、ピストルって物の真似をしたの。だから、音が出たんだと思う。)」
(そうなのか、なるほどな。
では、魔獣を片付けよう。
臭いにつられて、また集まるぞ。)
「(それは駄目!)」
ラフェルがマジックボックスに魔獣を片付けている後を追いながら、クリーンを掛ける。
きっと、私に気を遣わせないように、ゆっくりと片付けてくれてるのかな?
こういうところは、優しいよね。
指導方法は鬼だけど…。
私まだ、2歳…。
チラチラと見てくるラフェルを想う。
クリーンを掛け終わり、さすがに疲れた私は、ラフェルに体を預けながら、腰を下ろす。
「(私、森を傷付けちゃった。)」
そう、辺りを見回すと、木に穴が空いていたり、折れていたり、一帯が焦げている所もある。
(最初にしては良い出来だぞ。)
「(木も…森も生きてるのに。
痛かっただろうな。
ごめんね、傷付けて。
もっと魔法、上手になるね。)」
(優しいな、サーラは。)
「(そんなことないよ。
闘ってる時、森の事なんて考えてなかったよ。
ごめんね。)」
(・・・・・サーラよ。)
「(なーに?)」
(私を見ろ。)
振り向くと、ラフェルの顔は真剣。
少し怒っているようにも見えた。
(森は確かに生きている。
しかし、一番大事なのは、己の命だ。
他を考えれなくなるのも、仕方がない。
その他を考えるのは、サーラより、
力の強いもの。
経験を積んでいるもの。
この世界を、よく知るもの。
つまり私だ。
そこまで抱え込まなくても良いのだ。
ただ、傷付けてしまったと反省するのであれば、もっと努力をすればいい。
上手くなりたいのであろう?
なら、共に頑張ろう。)
「うん、ぎゃんばりゅ。
もっちょ、じょうじゅに、にゃる。
森を、きじゅつけ、にゃいよーにしゅる!
ちじぇんを、みゃもりゅ!」
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