30.鬼教官と実践
ラフェルが戻ってきた。
(どうだった?見ることは、できたか?)
「(何とか、できたよ。
でも、気になることがあって、
後ろから襲われそうになってたけど、
どうして、的確に倒せたの?)」
(あれも、察知だ。
だんだん察知の経験値が上がると、敵が何処にいて、どのような動きをしているのかまで、判るようになる。
それで、目で見ているように倒すことができるのだ。)
「(なるほど…。)」
(さて、次はサーラの番だそ。)
「(え?もう??)」
(まずは、敵を倒すことだけ考えておけばいい。
そうだな、首を跳ねれば一撃だ。)
「(う…うん。)」
(大丈夫だ。私もいる。)
「(危なくなったら助けてね!)」
(勿論だ。
あ・ぶ・な・く・なれば助けるぞ。)
「(・・・・・お願いします。)」
(よし、サーラは挑発が使えたであろう?
使って魔獣を呼んでみろ。)
「(どうやって?)」
(そうだな、取り敢えず、
私に勝てると思うものは、今すぐに来い!
とでも念じて、スキル発動と唱えてみたらどうだ?)
「(え?これは、実験?)」
(私も人のスキルでは初なのでな。
すまんが、試してみてくれ。)
「(はーい!…じゃ、やるね。)ふぅー。
シュキリュ、はちゅぢょう!!」
わーぉ、魔獣が来た来た。
たーくさん来たよ?
これ全部私で??
チラッとラフェルを見てみるが、
笑顔で私を見ていた。
ラフェルの顔でも表情はあるの!!
今のは絶対に、笑顔だった。
やっぱり鬼だ…。
(サーラ来るぞ、集中しろ。
察知もできるだけ発動しておけ。)
「(だからね、発動のしかたがー!?!?!)」
(ドーーーンッ)
ヤバイヤバイヤバイ!
エアカッター。
ウォータボール。
アースウォール。
(サーラ、魔力が乱れているぞ。
落ち着いて、回りを見てみろ。
察知でも反応がある筈だ。)
落ち着けって、無理なんですけど。
こんなに魔獣が…また、集まってきてるし。
・・・魔法が使いにくい。
魔力が、乱れてるから?
まずい、どーする、どーする?
「じちん、おきちぇー!」
同時に、私は足に力を入れて、上に高く跳べるように風魔法を使った。
(ガタガタガタガタッ)
地震が起きた。魔獣達が、動かずに固まっている。
少し、気持ちも落ち着いた。
うん、周りもよく見える。
察知も何となくだけど分かった。
よし、反撃だ。
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