26.いただきます。と、ごちそうさまでした。
「できちゃーーーーー…。」
(お疲れさまだったな。しかし、よくやった方だぞ。)
「(でも、食材無駄にしちゃった。)」
(無駄には、していないだろう?
咄嗟に水魔法で、包んで容器に入れたのだから。
これは、もう使わないのか?)
「(使うよ!使う!!それこそ勿体ない。)」
(なら、良いではないか。さぁ、昼食を食そう。
肉が固くなってしまうぞ?)
「(わーーーぁ!!!
それは、ダメ!!早く食べよう。)
いちゃぢゃきましゅ。」
(・・・・・。)
「(ん?ラフェルどうしたの?食べないの?)」
(いた…だ…きます?とは、何だ?)
「(あー、いただきます、ね。
食材って生きてるでしょ?
でも、私たちが生きるために、それを食べる。
その事に感謝するの。ありがとう。って。
それと、食材を作ってる人や、まぁここで言うと、育てている森だね。
それに、売っている人、こうやって準備する人とか、そういうことにも、一つ一つ動力とか時間が必要で、それに対して、ありがとう。頂くね。って意味かな。
私の解釈だけどね。)」
(なるほどな。うむ、気に入った。私も使おう。
食後に言っている言葉も、そうなのか?)
「(ごちそうさまでした。だね?
そうだよ。食べることができました。ありがとう。って思ってる。
でもね、人によって考えが違うから、これは、私の思っている意味だけどね~」
(いいと思うぞ。では、私も。いただきます。)
さて、食べましょう。
まずは、お肉だよね!
「んーんーー、ん゛ーん゛ーー!・・・グスッ。」
(はっ!?どうしたのだ?何かあったのか!?)
しゅっと、いつの間にかラフェルが隣に来てくれて、フワフワの体で包みながら、尻尾でポンポンしてくれる。
「あにょにぇ~グスッ。
ちゃべれにゃいにょ~グスッ。」
そう。そもままステーキの大きさ。
食い契れる筈がない。
忘れていた…。
(なるほど、そう言うことか。急に泣き出すから驚いたぞ。ほら泣き止め。
食べれるように細かくすれば良いのだ。
これも、修行だぞ?)
ラフェルは優しく問いかけるように、話してくれた。
修行か…頑張ろっ!よし!!
器を傷付けないように、風魔法でお肉だけを小さくする。そして、火魔法で暖め直す。
なるほど。
私にとったら、器が問題。
風が緩すぎると、お肉が切れない。
逆に強すぎると、器まで切ってしまう。
あー、繊細な魔法は苦手です。
ドンッ!とか、バサッ!とか、そういうのをやりたい。
でも、ラフェルにダメって言われるの。
まだ早いんだって~ブーブー。
(ほら、そんな可愛い顔していても、肉は切れんぞ。)
「きゃわいきゃっちゃ???」(キラキラキラキラ)
(あぁ、可愛かったぞ。
サーラはいつも可愛いが、特に可愛かったな。)
「ほんちょー?あーがちょー!(ピョンピョン)」
(ほら、サーラ食べないのか?
私がやってしまうぞ?)
「(それは、ダメ!!
修行なのにー、私がやる!!)」
さ、想像想像。お肉は細かく。ミンチがいいかな。
でも、器を傷付けちゃダメ。
ん?器を傷付けないようにバリアを張ったら?
バリア…光魔法…?でもスキルで結界があったよね?
どっちだ?
光魔法の想像の方がしやすいから、取り敢えず、やってみるか。
よし、イクゾ!
シャーーーーーッ!
うん!いい感じ!
さて、ラフェルに向かって
(ドヤッ!)
(はははっ、その顔も良いな。
それにしても、驚いたぞ。
まさか光魔法を使って器に膜を張るとは。)
ラフェルが尻尾で頭をよしよし。
気持ちいいし、嬉しい。
(さて、食すか。)
レンチンをイメージして火魔法を使う。
(ほう。面白い使い方をするな。
どれ、私もやってみるか。
・・・・・・・。
どうだ、こんな感じか??)
「(見ただけでできるの?凄いねー。
暖かくなってる?なってるね。
できてるよ!)」
2人で、魔法の話をしながら食事をする。
楽しい。すごく。
ちょっとしたことでも、誉めてくれるラフェル。
可愛いって言ってくれる。
スリスリ、よしよし、してくれる。
そんなことでも、嬉しい。
ずっと一緒にいたいって思う。
少しずつ更新します。
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