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さてさて、私のご飯は…。
とっても美味しそう!
お子さまプレートみたい。
わざわざ作ってくれたんだって。
嬉しい!
あとで、お礼を言いに行かなくちゃ。
「あー、サーラ?」
「う?」
「ラジェとは、どんな話をした?」
「お目目いちゃいいちゃい。」
「今もか?」
「いみゃは、ぢゃいじょーぶ。
ちゃまに、いちゃいいちゃい。」
「そうか…。」
「にゃにがあっちゃにょ?」
ラジぇさんは、左目に眼帯をしている。
イケメンなのに、沈んだ雰囲気、それに気になるんだよ…。
何かな…、変な感じ。気配?ではないけど、多分。
分からない…からこそ、余計に気になる。
「聞くか?
子供に話すような話では、ないがな~」
とか、言いながら話してくれた。
冒険者と騎士の合同で、魔獣討伐を行った。
隊長さんとラジェさんは、同じチームで戦っていたんだって。
それでね、決められた場所を討伐し終えたと、思ったとき、まだ生きていた魔獣がいて、隊長さんを襲った。
咄嗟にラジェさんが、魔獣を倒したんだけど、血飛沫が全身に掛かったんだって。その時に、左目も。
すぐに洗い流して、その時は何ともなかった。
でも、数日後の訓練中に左目の痛みで倒れ、目から血を流した。
日に日に視力も低下していき、どの回復術師や、医者も、判らない、お手上げだと言う。
(なかなか、珍しい。
侵されたか。)
(ラフェル、なにか知ってるの?)
(知っていると言ったら?
私から聞いて、治そうとするだろう?)
(勿論。だって…。
ラジェさんの中に、もう一つ変なのがある。)
(ほぉ。魔力探知か。
まだ、経験値は少ないだろうに…よく気づいたな。
なるほどな。
しかし、治してどうなる?
騒ぎになるぞ?)
(私たちが、この街から出るまで、持ちこたえてくれないかな?)
(あれは、厳しいな…。
しかし…。
サーラ、教会へ行くだろう?)
(行くよ?)
(私よりも頼りになる者達に、会うのではないか?)
(!?!?!)
(もし、応えて貰えたのなら、私の知っている知識と、照らし合わせてみよう。
隊長という奴への借りは、これで返せば良いだろう。)
(うん、隊長さんも辛そうだった…。)
絶対今日中に、教会へ行って、聞いてみよう。
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