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セヴン~大罪の力を使うギルド職員~  作者: ユウタ
第七最終章【????編】
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#78:レイド戦①~数千以上をも超える魔物大討伐~

「え~っと?」

「す、すごい騒がしいね?」


今回はいつも通り依頼を受けに行って狩りや採集をしに行く事があるが、今日に至っては大詰め状態になっていた。


「セヴン!丁度良い所に!」

「ギルマス、何があったんですか?」


ラインズさんが真っ青な顔で俺に声を掛けて来た。

なんでも何処からともなく多種多様な魔物がわんさか襲来して来たらしい。

他の国々も抗戦中だそうだ。


「おかしいですな・・・私の所では魔物を使っての戦争は禁止にしたはず・・・」

「ディーノ様、連絡を受けました。魔王国でも突如、千を超える魔物が急襲して来たそうで、応援を要請しています!」


ディーノの祖国でも大変な事が起きていた。


「先生」

「分かってる。ギルマス、指示を!俺は一足先に駆除に行って来ます!」

「分かった!気を付けておけよ!お前等!分かってんな?!今この国に野良らしき魔物がダンジョンから溢れ返っている情報が出た!すでに騎士団が総出で抗戦に持ち込んでいる!騎士団の負担を減らせるようにお前等も狩りに行って来い!!」

「「ハイッ!」」


俺とカナンはそれぞれの弟子に指示を出す。


「―――との事だ。原因は分からんがお前達二人で魔王国に行って原因を調査して来い」

「原因が分かったら必ず連絡を頂戴ね」

「「分かりました!」」


シロウとユウカがそう返事をして別ルートから魔王国に向けて急いで行った。

ディーノとラグーンも同様に魔王国に急いで向かって行った。


「さて、お仕事の時間だな」

「えぇ、そうね!」


カナンと一緒に魔物の偵察へ向かいに城壁へ行く。


「お疲れ様です!」

「数は聞いた!中に中級と上級、特異は混じってるか?!」

「数百は居ます!騎士団だけでは場が持ちません!」

「私達に任せて!冒険者達も向かってるから貴方達は私達のメンバーに行って救援するようにお願いを!その後は王都の国民と領村の村民に避難を呼びかけて!!」

「「分かりました!」」


城壁で監視をしている騎士達が半数ほど指示通りに動き、他はハンターや魔導師などの遠距離を得意とする冒険者が駆けつけた。


「俺等も直ぐに行く!君達は引き続き見張りを頼む!」

「「分かりましたっ!」」


その場を残った偵察部隊の騎士達が見張り、俺とカナンは直ぐに急いで向かう。


「遅かったな!どうだった?!」

「上級と中級、特異も交じってる!気を付けて戦ってくれだとよ!」

「そうか!分かった――――ウォラァツ!」

「「「ピギィ――――ッ?!」」」


アラン達も連絡を受けてすぐに救援をしに来てくれていた。


「無理するんにゃい!怪我をしたらにゃ、直ぐに後方に下がるにゃ!」

「すっ、すんません!!!」


ニャイの所も怪我を負った冒険者や騎士を後ろに下がらせ、ヴィーナが三重の魔法陣の上で回復魔法を連発しながら魔力を回復させている。


「んじゃ、行くか」

「えぇ!」


俺とカナンはすぐさま戦闘態勢に入る。


「来いっ!お前達!【傲慢召喚(プライド・サモン)】っ!」

「皆、来て!【謙虚降臨ヒューミリティ・フォース】っ!」

「我等七罪者と・・・」

「我等七徳者による・・・」

「「「戦いを、とくとご覧在れッ!」」」


俺は全員を見て


「お前ら全員、上空へ転移させる・・・。ブチかましてこい!」

「「「おうッ!」」」


色欲変異ラスト・デザート】を発動させて、天使達や悪魔達を上空へと転移させた。

さて・・・


「【暴食悪食グラトニー・バイク】ッ!」

「【節制祝福テンプランス・ジェネシス】ッ!」


魔物を食い散らかし、その後の残りを祝福の浄化で消滅させる。


「あの二人には負けていられないな!」

「だなッ!」


アランとグレイは遅れまいと次々を進撃していく。


「周囲に気を付けるニャッ!」

「わーってるって!」

「全く・・・ふふっ」


ニャイたちも後から後方支援を巧みに動きながら魔法を発動させ、大半から半数を半減させた。


「グルルオォンッ!」

「かかって来いッ!」


魔物はやがて数百数十程まで減っていった。

他三作品もございます。

良ければぜひご愛読くださいませ。

・「オメガ~追放者の絶対支配~」

・「シヴァ~精霊達に愛された精霊魔導皇~」

・「ジョーカー~長生きな転生者、実は最恐の大賢者~」

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