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セヴン~大罪の力を使うギルド職員~  作者: ユウタ
第六章【グッドウィズ魔導神界国編】
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#66:新生勇者パーティー大特訓①重戦士と格闘家

「んじゃまぁ、やりますか」

「オッケー!」


()ずは重戦士(グレイ)格闘家(シーナ)は同職である重戦士のユウキ=シラヌイと格闘家のアカネ=カホウとの特訓となった。


「やってやろーじゃんッ!」

「まったく・・・余り前に出過ぎると二の舞だぞ!!」


重戦士ユウキはそう言って格闘家アカネの援護に入りつつグレイの猛攻をギリギリまで守る


「重戦士の要は“守りこそ攻めの一手”ッ!」

「うぉっ?!」


グレイの猛攻に吹き飛ばされたユウキ―――だったが


「セイヤー!!!」

「フッ、そうきたか」


ユウキの攻めの姿勢が崩れるタイミングでアカネが格闘家のスキル【拳覇】を使って反撃をする。


「―――良い判断だが・・・」

「同じ手は通用しないわよッ!」

「?!」


グレイが盾を使って彼女の攻撃の勢いを少しずつ防いで別へ拡散する―――タイミングでシーナも同じスキル【拳覇】で迎え撃つ。


当然ながら勢いを失い弱まったアカネの【拳覇】はシーナの【拳覇】に勝てる筈も無く、押されてダメージを負う。


「くっそー、同じ手法を持ってたか」

「なぁに、別の技でも組み合わせを変えれば俺等には簡単に勝てるさ」


取り敢えず二人は一度休んでいる勇者達にアドバイスを始める。


「今まで使ってたコンビ技を別のコンビ技と組み替えるだけで良いのか?」

「えぇ、そうよ。例えばウチの相棒の盾を使った勢いを減速させるシールドカウンターはスキルなんてものを使わずに出来るの」


相手の力が自身より上であれば楯以外でも勢いを相手任せに殺せば威力の勢いが大幅に半減出来て受けるダメージも減る。

その位は冒険者や勇者パーティーなどにとって常識である。


「んじゃあ、ウチが使った【拳覇】も別のと組み替えれば攻撃している時の勢いは失わないの?」

「そう言うこった。相手が自分より強くても武器が【手甲】であれば勢いを殺されずに済むやり方はいくらでもあるぜ?」


この後は同職同士で特訓が始まる。


「【拳覇】以外にも【龍燐武装】を使えばさらに受けるダメージは減るの。習得してみましょ」

「分かりました!」


彼女達が森の中に行く間、グレイとユウキは


「重戦士は戦技スキルの一部一部が弱いんだ。だから守りを武器にして戦えば最小限のダメージ程度で済むんだ」

「成程、つまり・・・要は防具は素材よりその使い手の防具の使い方を知れば良いのか」


「そうだ」とグレイは頷き


「例えばたての扱い方をシロウのスキルに見立ててやって見ろ。実際に出るスキルとは違って盾での発動は早々に無い。だけど盾は武器にもなりえるんだ」

「ふむ、となると・・・魔物の力が必要だな・・・森の奥に行って試しても良いですか?」


グレイは頷き


「魔物相手であれば自然と体が覚えやすい。そんじゃ、行くぞ!」

「ハイッ!」


そして夕方。


「・・・お、どうやら戻ってきたようだな」

「ワリィ!会得するのに結構時間掛かった!」


先にグレイ達重戦士のメンバーが戻って来た。


「どうやらその様子だと、しっかり身体に刻んだようだな?」

「うっす!アイツが万が一ピンチの時は俺とアカネでガッチリと守りますよ」


彼の成長は大いに期待できそうだ。

更にその後にシーナ達が戻って来て


「バッチシよ」

「そうか、やったな!」


シーナが頷く程の成長が遂げたようだ。


「アタシはまだまだ修行が足りないっす!明日もお願いします!」

「オッケー、アタシらに任せな!」


既に他のメンバーも戻って来て次々と嬉しい話が聞けれる。


「―――ってな!」

「成程、いや感心した。やっぱり特訓は受けてナンボだな」


そう言って眼鏡をクイッとクセで触る大賢者のケン=サワダがそう言う。

他三作品もございます。

良ければぜひご愛読くださいませ。

・「オメガ~追放者の絶対支配~」

・「シヴァ~精霊達に愛された精霊魔導皇~」

・「ジョーカー~長生きな転生者、実は最恐の大賢者~」

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