#02:これが大罪者としての・・・
―――STATUS―――
NAME:SEVEN=SINS
GENDER:MAN
TITLE:SEVENS,SIN
SKILL:BLANK
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「・・・スキルの方、空欄になっているが?」
「・・・あっ、そっか直接渡して無かったからブランク状態か」
そして一つ気になる事があった。
「この称号の所、【7つの大罪】ってどういう事だ?」
「あ~それね、今からあなたに力渡すからそれでもう一回確認して頂戴」
彼女に言われた通りに彼女の手を取った瞬間一瞬にして魔力が夥しく体に入っていった。そして一応確認してみるとやはり彼女のいう通り変わっていた。
称号が【7つの大罪】➡【大罪者】へと変わり、
技能が【空欄】➡【傲慢】【強欲】【嫉妬】【憤怒】【色欲】【暴食】【怠惰】
へと変わった。
「すごい・・・これ俺に使いこなせれるのか?」
「貴方がイメージしやすい戦闘スタイルで行っても構わないわ、それに・・・」
彼女はニヤリと笑みを出し
「貴方のその力は貴方そのもの。貴方がもし使うとなればそれは近く起きる筈よ」
そう言いながらその場を去るそして
「・・・そうだ、名前言って無かったわね。私の名は――――」
大罪の女神トリニティア、彼女はそう名乗りその場から姿を消した。
「彼女とはまたいずれ会うかもしれないな・・・」
一方、とある神殿
「創造主様、彼に例の物を渡しておきました。いずれこの先、彼は冒険者達の為に色々動くかと」
「ご苦労様です。トリニティア、貴方に頼って正解でした」
「いえ、それより・・・例のギルドはどうですか?」
大罪の女神トリニティアは創造主が覗いていた鏡を見ていた。
そこにはセヴンを解雇したギルドが映っていた。
どうやら彼が居なくなった事で少し支障をきたしていた。
「さて・・・これから先、この者達はいずれ大変な目に合うでしょう。後々のセヴンのこれからに期待しましょう」
大罪の女神トリニティアは頷き
「畏まりました。我らが創造主、ディアー様」
トリニティアはそう言いその場から立ち去る。
「・・・貴方には最大の試練を送りました。自己の能力を活かし頑張って下さいセヴン・・・いや、大罪の神セヴンス」
翌日。ギルドにて騒がしい出来事が起きた
「聞いたか?あそこのギルド冒険者の殆どが寄り付かなくなったらしいぜ?」
「聞いた事ある!なんでもそっちのギルマスが出て来る程に対応を追われてるんだろ?」
どうやら前の職場で慌しい事が起きていたようだ。
※この作品以外にも2作品(曜日毎に)投稿しています。良ければぜひご愛読くださいませ。
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「シヴァ~精霊達に愛された精霊魔導皇~」