表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セヴン~大罪の力を使うギルド職員~  作者: ユウタ
第一章【ロードリア中央王国編】
15/93

#14:【ギルド【革命】秘書長】ガレア、魔族の女に見初められる

「・・・この王国の隣にある獣人国の外側にダンジョンが?」

「おう、何でも【大罪者の洞窟】って言われてるやつの一つで【ベリヴェラの洞窟】を調査しておきたい」


【ベリヴェラの洞窟】は【大罪者の洞窟】と言われる7つの難易度の超絶高いとされる洞窟だ。

【ベリヴェラの洞窟】は主に熊型の魔物だったり牛型の魔物だったり馬型の魔物だったりと各種の魔物が混在している。

更にその洞窟には―――


「確かあの洞窟、状態異常になり易いんでしたっけ?」

「あぁ、魔物が起きている時に放出する臭いでな。吸うと麻痺や猛毒、混乱や沈黙など様々な特殊状態になり易い。しかも、状態異常を直すエリクサーでさえ治す事はハッキリ言って不可能だ」


アスラ様はそれにと言い


「大罪者の称号を持つ者の場合は状態異常に一切かかる事は無いらしい」

「大罪者の称号・・・確か1000年以上も前の話ですよね?大罪の神の・・・えーっと名前なんだっけ?」


私はこう見えて記憶力が良いのだが何故か大罪の神に関しては何故が名前が思い出せない。

アスラ様は少し小さな咳ばらいをし


「名前が思い出せないのは記憶の欠如じゃねぇぞ」

「えっ、そうなんですか?」


アスラ様は知り合いに魔族領出身の物が居ると言う事で会いに行く事になった。

見た目は古い感じを漂わせている屋敷だ。

アスラ様は堂々とドアの前でノックし、出て来たのは―――


「あっ、あのどちら様でしょうか?」


ビクビクと体を震わせながら出て来たのは奴隷だった。しかもその雇い主は―――


「オリス殿はご在宅か?」

「主人なら居間で紅茶を堪能しています」

「なら直接会いたい。居間まで魔法で移動できるだろうか?【オリス】殿」


女の子の奴隷が嗤い・・・一瞬にして居間に着いた。

そして目の前にいるのは女の子の奴隷・・・ではなく“女の魔族”だった。


「試す真似をして悪いね」

「全くだ。セヴン殿が居ないからと変装して試さないでくれ」


オリスと呼ばれたその女の魔族は私の方をジロジロと見て


「ふぅん・・・ねぇ、彼貰って良いかしら?」

「ウチの部下に何する気だよアンタ」


オリスは笑い


「貴方、私の性格知っているでしょう?」

「まったく・・・ウチはウチで忙しいから手短に頼むぞ」


その後3人共々居間にある椅子に座り奴隷の女の子が紅茶を持って来て入れてくれた。

紅茶を飲みながら俺は聞きたい事を聞いてみた。すると―――


「大罪の神・・・ねぇ・・・知ってるよ」

「それじゃ―――」

「ただし」


オリスは終始澄ました顔で


「その者に関して一切邪魔をしない事。これが条件」

「分かった約束する。教えてくれ、大罪の神の名を」

「分かった。言うわ・・・」


その大罪の神の名は【セヴンス】よ―――。


「初めて知った・・・あいつが・・・大罪の神だなんて」


彼女から聞いたその一言に俺は―――少し驚いた。かつて自分を慕っていた後輩が神の生まれ変わりの・・・【転生者】だと言う事を―――。

※この作品以外にも2作品(曜日(ごと)に)投稿しています。良ければぜひご愛読くださいませ。

・「オメガ~追放者の絶対支配~」

・「シヴァ~精霊達に愛された精霊魔導皇~」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ