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最強の竜騎士団長は、すべてが妹♡至上主義!  作者: 黒いたち
第二章 臣下とは王のために存在する
18/33

かりそめの選択肢

 彼の流す血が、地面をどす黒く変色させる。

 それでもなお暴れる体を、エリオットは上から押さえつける。

 これ以上、出血させるわけにはいかない。 


「ギルバート!」 


 大声で名を呼ぶが、彼の耳には届かない。

 ならば、とエリオットは目を伏せる。

 左耳に魔力を流すと、開けたばかりのピアスホールが熱くなった。


『ギルバート、落ち着け。止血をする。動くな』


 通信術具(つうしんじゅつぐ)で、彼の鼓膜(こまく)に響かせる。

 ギルバートの動きが止まった。

 あらい呼吸を繰りかえしながら、痛みに耐えるようにうずくまる。

 エリオットは、彼から手をどけてつづける。


『イブリースと分離(ぶんり)しろ』 


 ギルバートがきつく目をとじる。

 しばらくして、背中から悪魔が離脱した。


 無傷の悪魔は、ギルバートの惨状(さんじょう)に目を見開く。


『ああ、ギル……なんてこと』


 イブリースがよろめいて、(ひざ)をついた。


『その狂おしいほどの苦痛……極上の甘露(かんろ)だ』


 恍惚(こうこつ)とした表情で唇をなめる。

 ギルバートが、ふるえながら顔をあげた。


「……どっかいけ」


 イブリースは軽くふきだし、妖艶(ようえん)な笑みをつくる。


『めったにない御馳走(ごちそう)をまえに、おあずけさせるつもり?』

「……『報酬』は、俺の苦痛……に、決めたのか」


 ギルバートの問いに、パッと両手をあげて、イブリースが離れた。


『そんなわけないじゃん。僕はブレイデン公爵家で待ってるね。――今ならディナーに間に合うな。デザートにフォンダンショコラ、作ってもらおっと!』


 陽気な声を残して、イブリースがふっと消えた。

 入れ替わるように、ゼノとレスターが駆けてきた。


 エリオットは、すぐさまギルバートを横たえ、傷を確認する。

 いちばんひどいのは脇腹(わきばら)爪跡(つめあと)で、治癒魔術により広がった箇所は肉がえぐれている。

 側頭部と右腕には、めだつ裂傷(れっしょう)

 数えきれないほどのちいさな傷は、いまは()()くしかない。


(あか)りを追加します!」


 ゼノが光球を増やす。

 医療品を手にしたレスターが、ギルバートの右腕を検分する。


圧迫止血(あっぱくしけつ)でいけそうです。(そで)、切りますね」


 ハサミをとりだし、迅速(じんそく)な治療のため、服の右袖(みぎそで)を切りおとす。

 あらわになった傷にガーゼをあて、手で圧迫して止血をおこなった。


 ギルバートの左半身を()ていたエリオットが、ゼノに目をやる。


「ギルバートの脇腹に、治癒魔術(ちゆまじゅつ)をかけろ」

「――はい!?」

「人間のギルバートには、必要な処置だ」


 ゼノは唖然(あぜん)としたまま、ぎこちなくギルバートを見やる。

 痛みのためか、いつもの倍以上はするどい眼光のギルバートが、ゼノを見据(みす)えながら首を横に振った。

  

「あ、あの……」


 困惑するゼノに気づき、エリオットがギルバートをにらむ。


「治療を嫌がらないでください。子供ですか」

「……知っているだろ。俺の体質を」

「傷を(ふさ)ぐのが先決です。貴方、このままじゃ死にますよ」

「……魔人の、自然治癒力は高い」

「自然治癒でなんとかなる範囲を超えています。――やれ、ゼノ」


 エリオットが言い切る。


「やめ――」


 ギルバートが声をあげた瞬間、エリオットがすばやく彼の口を手のひらでふさいだ。


「ギルバート団長。ゼノに停止命令をされるようでしたら、聖騎士の俺が、代わりに治癒魔術をおかけします」

「聖騎士なんですか!?」


 おどろくゼノに、エリオットとギルバートが同時に視線を向ける。

 聖騎士といえば聖属性の最高峰(さいこうほう)だ。

 彼らが使用する聖魔術は、すばらしく高い効果を発揮する。

 (うそ)(まこと)か、とれた腕まで治せるらしいという(うわさ)は、ゼノも耳にしたことがある。


「じゃあエリオット副団長の治癒魔術のほうが、確実じゃないですか」

「それでも、ゼノがいちばん適任(てきにん)なんだよ」


 この状況のなか、マイペースにギルバートの腕に包帯をまいていたレスターが、口をはさむ。

 ゼノは混乱する。


「なんでですか!?」

「魔人は人間だけど、魔属性だ」


 レスターは、ギルバートの側頭部の傷を確認しながら、つづける。


「こんな状態のときに、つよい聖魔術を一気に浴びると命にかかわる。つまり使う治癒魔術は、弱ければ弱いほどいい」

「……レスター先輩は、治癒魔術は得意ですか」 

「俺か? 幸運値が高いから、強く作用するな」


 それでは、ゼノが術者になるしか道はない。

 希望が(つい)えて、途方(とほう)()れるゼノは、もういちどギルバートを見やる。

 エリオットの手をひきはがしたギルバートは、射殺すような目でエリオットをにらんだ。

 その視線を受けるエリオットは、涼しい顔でギルバートを見下ろす。

 

「……殺す気か」

「おなじことです。ゼノの治癒魔術を受けなければ、貴方はもたない。どうせ死ぬなら、俺の治癒魔術をためしてからでも遅くはない。――どちらにしますか」


 ギルバートの顔にはどちらも嫌だと書いてある。

 それでも、彼の口から反論が飛び出すことはなかった。 


「……ゼノ、たのむ」


 ギルバートが、しぼりだすような声で選択する。

 ゼノは覚悟を決めた。


「――わかりました! 団長、失礼いたします!」


 ギルバートの騎士服を勢いよくめくって、腹の傷に両手をあてる。

 ゼノが両手が光って、治癒魔術が発動された。




 えぐられた(はら)が再生していく。

 肉が盛りあがり、ギルバートの傷がすこしずつちいさくなっていく。

 反比例するように、ギルバートの顔色はどんどん悪くなっていく。

 彼は(ひたい)に脂汗をうかべ、押し殺したうめき声をあげて、きつく目をとじた。


 ギルバートが本能的にゼノの手を振り払ったのは二回。

 三回目の時に、エリオットとレスターが彼の四肢を押さえつけたため、ゼノは冷や汗が止まらない。

 抵抗できない人間に、よってたかって無体(むたい)を働いている気分だ。

 自分が施行しているのは治癒魔術であることを、何度も胸中で確かめた。


「あ。団長が暴れるから、うでの傷がひらきました」

 

 ギルバートの(うで)を押さえていたレスターが、包帯に血がにじみでるのを見て、かるい調子で告げる。


「あばれて……など……」

「もういちど、止血しますね」


 レスターは包帯のうえから、ギルバートの傷をおさえる。


「体に力を入れすぎです。リラックスしたほうが痛くありませんよ」

「そういう……ことじゃ……ぅ」  

「はいはい。深呼吸、深呼吸」


 汗ではりつくギルバートの前髪を、レスターが指で()いてどかす。

 

「わあ。感動するほど顔がいい」

「……なんだそれ」


 レスターの軽口に、ギルバートの力がすこしだけ抜ける。

 

「うでの傷は縫合(ほうごう)したほうがいいんですけど、道具も技術も無くて。すみません」

「べつに……いい」

(はら)のほうは、だいぶ塞がってきましたよ。あとは楽しいことを考えていれば終わります。妹さんの笑顔とか」


 ギルバートの気配がゆるむ。

 それでゼノの肩の力も抜けた。

 すこしずつだが、傷の治りは順調だ。

 これなら、レスターがギルバートの気をそらしているうちに終わる。


 ゼノが安堵(あんど)したとき、ギルバートの体がおおきくビクついた。

 苦悶の表情を浮かべ、小刻みに震えながら、首を左右に振る。

 血の気がひいた顔は、青を通りこして、もはや白い。


「やばくないですか!?」


 手を止めたゼノに、エリオットがごく当たり前のように(うなが)す。


「傷が(ふさ)がるまで続けろ」

「え!?」

「こいつの体質の問題だ。気にするな」

「いや、でも」


 動揺するゼノの前で、ギルバートの喉が痙攣(けいれん)し、コポリと音を立てた。

 エリオットが冷静に、ギルバートの顔を横向きにする。

 なにを、と疑問に思った直後、ギルバートが嘔吐した。


「吐きましたけど!?」


 吐しゃ物が(のど)に詰まらないための措置だ、と頭では理解できたが、エリオットの一連の動作が慣れすぎていて、ゼノは恐怖しか感じない。


「血は吐いていない。まだ大丈夫だ」

「まだ!?」


 ゼノが救いを求めるようにレスターを見る。

 彼は慈愛的な笑みをゼノにむけ、「がんばれ」と口パクで伝えた。


 先日の聖水ぶっかけ案件に続き、治癒魔術の強制施行。


――俺はいつか、本気で団長に殺されるかもしれない。


 ストレスからか、軽いめまいにおそわれながら、ゼノは半泣きで治療をつづける。

 

――ふさがってくれ。一秒でもはやく!


 治療が長引けば、ゼノの心臓の方がもたない気がした。

 

「――ふさがりました!」

「よくやった」


 終わった、と気を抜いたゼノは、腰が抜けた。

 グラグラと頭がゆれて、そのまま後ろに倒れこむ。


「どうした、ゼノ」

「きゅうに、きぶんが……」


 レスターがゼノの額に手をあて、瞳の状態を確認する。


「魔力切れだな」

「あ……これが……」


 冷や汗が止まらず、天地が混ざるほどの眩暈(めまい)に、目をとじた。

 それでも脳内がぐるぐる回って、気持ち悪さにたまらず(うめ)く。


「安静にしていろ。しばらくすればマシになる」


 レスターの言葉に、ゼノはエリオットを見上げる。


「……やすんでから、かえります」


 エリオットはうなずき、レスターに目をやる。


「レスター、ゼノについてやってくれ」

「はい」


 エリオットがギルバートを(かつ)ぎあげる。

 弱弱しくもがく彼に、エリオットが眉を動かした。

 

「以前より軽いな。吐いた分、あとで余計に食べてくださいね」

「ふ、ざけるな。だれの、せいだと」

「単身で敵につっこみ、大怪我を負った貴方のせいです」


 ちからなく(うな)ったギルバートが、目をとじる。

 エリオットが荷物のように竜の上に置いたときには、すでに彼の意識は無かった。 


「任務完了。帰還する」

「あの、おれのせいで、団長がしぬことはないですよね……?」


 おそるおそるゼノが問う。


「死にはしない。こいつは見た目より頑丈(がんじょう)だ」


 頓着(とんちゃく)せずに言い放ったエリオットが、慣れた動作で竜に騎乗した。






 騎士団本部の(かね)が鳴る。

 残響(ざんきょう)は冷たい風に乗り、夕闇(ゆうやみ)の空まで響きわたる。

 そのなかを滑るように飛ぶ影が、障害物をよけて着地する。

 騎士団本部の手前、ひろく芝生(しばふ)が敷かれた中庭は、たよりない外灯が数本揺らめくだけだ。


 (くら)から降りたエリオットは、時計塔を見上げ、眉間に深い(しわ)を刻む。

 凍ったように動かないギルバートを見やり、しばし黙考し、上着を脱いで彼の頭にかぶせた。

 上着を落とさないよう、彼の背中と膝裏(ひざうら)に腕を入れて持ちあげる。

 建物に足を踏みいれる前に、もういちど腕の中を見下ろす。

 彼の顔と蜂蜜色の髪の一本もみえていないことを確認し、二階の医務室をめざした。




 退勤時刻を過ぎたばかりの騎士団本部は、日勤(にっきん)を終えた騎士たちであふれていた。

 血まみれの騎士を(かか)えたエリオットに、何事かと視線が集まる。

 それらをすべて()()けるように、可能なかぎりの早足で進む。

 エリオットの剣幕に、足を止める騎士たちが道をあけた。


 階段にさしかかり、目線をあげると、三人の騎士が降りてくるところだった。

 エリオットに気づいた彼らが、互いをつつきあってにやける。


 きびすを返す間もなく、エリオットは屈強な騎士たちに囲まれる。

 彼らは下卑(げひ)た笑みを貼りつけ、いっかな道をあける気配がない。


「……怪我人だ。通してくれ」

「そりゃあ大変だ。俺たちが手伝ってやろう。……で、それは誰なんだ?」


 ちらりと見た胸章は第二騎士団。

 粗暴な彼らは、他部隊と()(ごと)を起こすことが多い。


「必要ない。道をあけろ」

「こわいこわい。なんて横柄(おうへい)な態度だ」

「同じ騎士として、心配してるだけなのに」

「なあ。だから、その中身が誰なのかを教えてくれよ」


 彼らはエリオットが抱えている騎士に、異常なまでの執着をみせた。

 さまざまな厄介事(やっかいごと)危惧(きぐ)して、ギルバートを上着でかくしていたが、遭遇した騎士が予想以上にまずい相手だった。

 

「あんた、竜騎士団の副団長だろ。聞いてくれよ。今日、ギルバート団長にいじめられたんだ」


 エリオットが、かかえる腕に力を込め、彼らをにらむ。

 その様子に、三人が盛りあがった。


「さっすが忠犬(ちゅうけん)。心配しなくても取ったりしねぇよ。ただ、なあ?」

「ああ。そいつが俺の顔見知りじゃないかと、心配で心配で」

「俺ら優しいから。どこかの団長さんと違って」


 のびてくる手を、エリオットが()ける。

 はずみで、上着からギルバートの右腕がこぼれた。

 たれさがる腕はだらりとして、当人の意識喪失を物語る。

 二の腕に巻いた包帯もろとも、指先まで血で真っ赤に染まっている。


 騎士たちが、血を見てさらに興奮した。


「血が赤いぞ! 青や緑ではなかったのか!」

「いや、だからまず、本人か確かめてみようぜ」

「死にかけの(つら)(おが)ませてくれよ!」


 はやしたてる三人に、エリオットは奥歯をかみしめる。


 現状を打破(だは)する方法が、なにかあるはずだ。

 この状態のギルバートを、絶対に奪われるわけにはいかない。


「何をしているのです!!」


 階上から叱責がとんだ。


「同士で揉め事ですか! 騎士団本部ですよ、控えなさい!」


 するどい声音は、人の上に立つ者の、命令しなれた響きがある。

 堂々と階段をおりてくる彼に、三人の騎士がたじろいだ。


「――宰相閣下(さいしょうかっか)

「君は、エリオット副団長」


 そうして、エリオットが抱える人間――血まみれの腕の持ち主に勘づく。


「すぐに医務室に」

「はい」

「私も付き添いましょう」

「ありがとうございます」


 宰相が進めば、自然に道はひらけていく。

 今はそれがありがたかった。


「以後、このようなことは控えなさい。次はありません」


 宰相が振りかえり、三人の騎士に冷たく言いはなつ。

 厳重注意を受けた騎士たちは、三下の悪役のように逃げていった。




 ギルバートにかけた上着はそのままに、ふたりは回廊をすすむ。


「王都の病院に運んだほうがいいのでは」

「いえ。彼は特殊な体質(・・・・・)ですので、主治医のほうが適任です」


 エリオットは、会話で宰相に示唆(しさ)する。


「大丈夫なのですね?」


 医務室の前で、立ち止まった宰相が問う。

 見返すエリオットの目は強い。


「死なせはしません」

「よろしい」

「宰相閣下」


 いっそ苛烈(かれつ)なまでの翠眼で、エリオットは宰相をまっすぐとらえる。 


無礼(ぶれい)承知(しょうち)で申しあげます。彼を軽率に(あお)るのは、おやめください」

「なにやら、誤解があるようですね」

「このままではいつか、本当に取り返しのつかないことになります」


 やんわりと否定する宰相にも、エリオットは(かたく)なに(うった)える。

 腕の中の相手は微動だにせず、伝わってくる体温だけが、彼の生きている(あかし)だ。

 それすら失う未来など――。


「耐え切れません。――それだけは」


 めずらしく感情をあらわにするエリオットに、宰相が一瞬ことばに詰まる。


「……留意(りゅうい)しておきましょう」


 エリオットが、無言で一礼する。

 そのとき、医務室の扉が、内側からひらかれた。


「――やっぱり! リオくんの声だった」

「ブラットリー副所長」

「あれ、宰相のおじちゃんも……って、リオくんそれ!?」

「怪我人です。大至急、処置をお願いします」

「ああー、血がもったいない! これだけあったら、研究が進んだのに!」


 血だらけの騎士服にブラットリーが(なげ)くが、すぐにエリオットの背中を()かすよう押した。


「リオくん、早く入って! じゃ、おじちゃんまたね」


 ブラットリーが手をふり、扉をしめた。


 宰相は回廊をもどりながら、さきほどの会話をおもいだす。


「――流石(さすが)は忠犬」


 彼の二つ名に納得しながら、思考をめぐらせる。

 最強の竜騎士団長に、辣腕(らつわん)な副団長。

 注意を払うべきは、どうみても後者だ。


 なんにせよ、彼らがいるかぎり騎士団は安泰であり、それはこの国の安寧に直結する。


――有事の際における国の方針は、練り直しですね。


 手間がかかることには違いないが、宰相の口元には笑みが浮かぶ。

 有能な若人(わこうど)が多いほど、国の未来は明るい。

 それはこの国を導く側の宰相にとって、喜ばしいことこの上ない、果報(かほう)とも呼べる事柄であった。 

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