表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で壊す異界のロジック  作者: 夢暮 求
【第7章 -四大血統-】
352/705

森の守衛


「顔が強張ってるよ?」

 アベリアは様子を窺うようにイェネオスに訊ねる。

「いえ……これくらいは、いつものことなんで」

「でも」

「ヒューマンは黙っていてください。巻き込んでしまった以上、捨て置けないと判断した父上の厚意で私たちと行動を共にしていることをお忘れなく」

 物事を柔軟に対応せず、決められた物事だけをひたすらに順守する。アベリアはともかく、イェネオスはアレウスがよく嫌う性格をしている。なぜなら、こういった性格の持ち主の大半は教会で戒律を学んだ神官に多いからだ。冒険者になった神官はまだ柔軟性がある方だが、生粋の教会所属の神官は真面目に真っ当に真っ直ぐに、取り決めたことだけを信じ抜く。アレウスはよく「堅物」と呼んでいた。アイシャと出会ってから、彼女に関わる話をするときには家の中でよく呟いていた。そんなアイシャが帰郷してからは、神官への愚痴もなくなったのだが、物寂しさめいたものをアレウスが漂わせていたことだけは憶えている。


 そうなると、イェネオスもまたアイシャと同様の危うさを抱えていることになる。指摘によって変わるキッカケを得られるのかもしれないが、彼女に変わるよう求められるのは恐らく父親のキトリノスか母親しかいないだろう。


「あんまり強張った顔していると、みんなも不安になっちゃうよ?」

 彼女の性格に合った言葉選びをしなければならないが、残念ながらアベリアにはそこまでの器用さはない上に語彙力もない。上手く彼女の気分を持ち上げたいのだが、ヒューマンに褒められたところで彼女は嬉しいとすら思わないだろう。しかし、彼女の使命感に“余裕”を与えなければならない。


 先導者が不安げな顔をしていては耐えられない。なにせ、なんの因縁もない黒騎士に襲われてエルフの気持ちは完全に沈み切っているのだ。そこに先導者の不安まで伝播してしまえば、震えて足すら動かなくなってしまう。

 アレウスにはそれが出来た――わけではない。アレウスはいつだって不安を押し殺した顔している。それとなく気付かれないように不敵な笑みを浮かべる練習をしているのを何度か見ている。それでも崩れそうになる精神を、アベリアが支えて来た。そしてアベリアも、壊れそうになる精神をいつだってアレウスに支えてもらってきた。一人より二人の方がいつだって、不安を拭い去ることは難しくなかった。

 残念ながらイェネオスにはそういった支え合える相手がいない。現状ではキトリノスに彼女は寄り掛かっているだけなのだ。父親に精神的に寄り掛かるのは当然なのだが、父親から寄り掛かってもらえるだけの信頼性、なによりも心の強さを持っていないことが、彼女を一人切りにしてしまっている理由なのかもしれない。


 せめてこの場にヴェインがいれば。アレウスが森に入れないのは集落での扱いの時点で分かっていたので、必然的にこの状況に合う人選をすると彼となる。人付き合いを嫌うアレウスだけでなくガラハでさえ彼には心を開き、談笑している姿を何度も見ているため、適任なのだ。


「戦うわけではないはずだ。それとも、一戦交えなければ理解できないほどに野蛮なのか?」

「ドワーフは黙って山に帰りなさい」

「オレ個人の意思で決められるならさっさと帰っているところだがな、アレウスに任されている以上はそれもできない」

「はっ、己自身の意思を遂行できないなど、強靭な意思が腐ったな」

「父親から頼まれたことすら緊張で狂い死にそうなエルフがよく言ったものだ」


 自然とイェネオスにはガラハの言い分には負けたくないという思いが気迫となって満ちる。先ほどの不安に押し殺されそうな表情に比べれば先導者の顔付きになった。ガラハのように煽って発起させるやり方は、人を選ぶどころか一つ間違えれば精神面に大きな負担を与えることになる。それでもイェネオスを煽ったのは、その程度で気持ちが沈むような者ではないと思ってのことだ。

 だったら、この煽りはガラハなりの優しさとなる。しかし、アベリアは一人、首を横に捻る。毛嫌いしているエルフに対し――それもクラリエではないエルフにそこまでの優しさを向けるだろうか。

 悩むアベリアの横をスティンガーが宙を踊るようにして飛び回る。そう、ガラハにはスティンガーがいる。精霊、妖精の類とは異なるが、エルフは最も魔の叡智に触れ、魔力を有する種族だ。気持ちは場合によっては魔力に乗る。そうなると詠唱した魔法も正確に対象を捉え切れなくなる。ひょっとするとスティンガーはイェネオスたちの不安という感情を発せられる魔力から感じ取ったためにガラハにお願いをしたのではないだろうか。


「アベリア」

「なに?」

「オレとこうして行動を共にするのは不安だろうが、可能な限りは普段通りにしていろ」

 どうやらアレウスがこの場におらず、自分自身だけというのがガラハには落ち着かない状況らしい。

「気にしてない、そんなの。アレウスがいるのといないのとで、なにかが変わるわけじゃないし……やる気とか、頑張るのとかをやめたら、きっと怒られるし……それに不満もない。逆にガラハがいてくれて良かった。私一人だけとかになったら、エルフとの対話なんて、できる気がしない」

「……エルフとの対話については、オレも対して変わらないがな。アレウスのようにはできないが、善処はしてみよう」

「そうだね、アレウスやヴェインみたいには私たちはできないから、私たちなりのやり方で」

 引け目を感じていたガラハがやや自信を取り戻したことを声音から察する。


 パーティでガラハは近接戦闘の要だとアベリアは思っている。斧による攻撃は絶大で、飛刃のような技術力も備え、防御においてもドワーフ特有の身の守りを持っている。スライムには無力であっても、魔法を跳ね除けるような魔物との戦いにおいてはガラハが必要不可欠だ。なのに、彼はどちらかというと自身の戦闘能力をパーティ内で劣っていると感じている節がある。だが、そんなものはまやかしだ。ガラハの強さはパーティ随一だ。


 どうしてアレウスとガラハはこんなにも自己肯定感が低いのだろうか。やはり経験した悲劇が重すぎるせいだろうか。なにもできない無力感が、彼らをいつまでも満足させない不満のるつぼに追い込んでいるのなら、どうすればそこから救い出せるのだろう。

 経験した不幸では自身も負けず劣らずであるはずのアベリアでさえ、そのように思ってしまう。


「止まってください」

 イェネオスがアベリアとガラハを制止させ、後ろに続くエルフたちも一時、足を止める。

「ここから認識阻害の魔法が幾つも用いられた空間を通ります。迷うだけならまだよいのですが、前後不覚に陥れば森から抜け出すことさえ叶いません。視覚に頼るよりも、聴覚……私の鳴らす鈴の音の響く先を目指してください」

「足元が覚束ないが?」

「あなたたちは音を聞いて、進むことをだけを考えてください。そんな些細なことに気を取られれば、置いて行かれます」


 そう言われ、イェネオスが鈴を取り出したことを見てからアベリアとガラハは瞼を閉じる。鈴の音が鳴り、その方向に足を向けて歩き出す。


 笑い声が聞こえる。クスクス、クスクス、と。鳥や動物の鳴き声も。なにやら香ばしい匂いも漂ってくる。

 鋭い音が響く。剣戟の音だろうか。なにかが切られた音、水の噴き出る音。次々と倒れる音。


 明らかに、おかしなことが起こっている。思わず瞼を開けそうになるが、イェネオスの言葉を信じて固く瞼に力を入れる。鈴の音だけを聞き分けて、その方向にただ足を進ませる。


 悲鳴、絶叫、赤ん坊の泣き声。物の燃える音、倒壊する建物が響かせる轟音。それ以外にも、不愉快な音の数々と声の数々。とてもではないが全てを聞き続けることができないほどに、生々しく、全身に怖ろしさを伝えてくる。


 鈴の音はその中でも透き通っていて、進む足元はぬかるみや木の根に引っ掛かることもなく、なにやら空気の上を歩いているような、一切の障害物に関わることがない。不思議な道を歩いている。そうは思っても瞼は開けられない。

「もう瞼を開けていいですよ」

 罠ではないだろうか。イェネオスの言葉と思わせておいて、イェネオスではない何者かの甘言かもしれない。だからアベリアは尚も瞼を閉じたままでいる。


「誰だ」「誰が来た?」「外の世から森へ訪れるとはなにが目的だ?」

「ヒューマンを連れているぞ」「ドワーフもな」「妖精もいる」

「まさかヒューマンが我らの魔法を越えてきたと?」「妖精を連れたドワーフならばまだしも、ただのヒューマンが?」


 ガッとアベリアは腕を強く掴まれる。

「瞼を開けてください」

 耳元で囁かれ、優しく鈴の音が奏でられる。アベリアはゆっくりと瞼を開く。


「まさか連れていたエルフの声を真似ても瞼を開けないとは」「瞼を閉じるのは、エルフ以外の種族にとっては我らの魔法に干渉されないために必須のこと」「事前に教わっていても、大半は連れている者の言葉で瞼を開ける」「ただのヒューマンと呼ぶわけにもいかないか……?」


「やっぱり、一度目のは」

「ええ、よく瞼を開けませんでしたね。あなたも……そして、ドワーフも」

「こういった幻聴や幻覚で騙されないことを誓っていてな」


「聞こう、先導者たるエルフの者よ! 我らの森になぜ、同胞を率いてやって来た?」

 大木という大木、そして草花に満ち満ちている森林の中で、エルフの声があらゆる方向から聞こえてくる。

「私たちは外からの脅威から同胞を守るために森へとやって来ました! どうか、私たちに一時的でも構いません! 安らげる場所を提供してくださいませんか!」


「ならない。ならんならんならん」「外から来たということは、森から出たということ」「今更、都合の良いときに戻れると思うな」「付け上がるな小娘」「貴様が先導者として相応しいとはとてもではないが思えない」「同胞を率いるだけの血筋を示せ」

 イェネオスは鳴らしていた鈴を掲げる。

「私はイェネオス・テラー。キトリノス・テラーの一人娘にしてテラー家の跡取り娘です」


「テラー……」「テラー家の、一人娘だと?」「四大血統のテラー家ということか」「しかし、テラー家は文字通り、森を出て久しい」「今更、森へその跡取りを送り込んで、一体なにを企んでいる?」


「ダムレイの接近には気付いていらっしゃるのでしょう? 私たちは森の外でダムレイを凌ぐことが難しくなってしまいました。ですから、ダムレイが過ぎるまで森の中で休ませてもらいたい。私たちが要求するのは、それだけ。食料については、物々交換と貨幣を用いた購入を行います」


 森を駆ける風のざわめきだけが耳を抜ける。長い沈黙が続き、イェネオスの頬を一筋の汗が伝う。


「ならない」

「どうしてですか?!」


「四大血統であれ、森を出たのはテラー家の意思。ならば私たちは無闇な干渉を行わないべきだ」「こちらが困っているときに身勝手に森を出て、そちらが困っているときに助けを()うなど、虫が良すぎるとは思わないか?」「イェネオス・テラー……汝が本当にテラー家だと言うのであれば、鈴ではなく『衣』で示せ」

 イェネオスは唇を固く結び、苛立ちに震えている。

「同胞の危機に『衣』すら見せることができんとは、汝は本当に同胞を(おもんばか)っているのか?」「それとも、テラー家とはただの偽りか」「四大血統を騙ったとなれば、尚更、森に入れるわけにはいかなくなる」


「悠長にしている暇はないと思う」

 アベリアがイェネオスに語りかける。

「『衣』を見せれば、納得するはずだから」

「…………私は、『衣』を使えません」

 アベリアにしか聞こえないほどの自信を喪失した掠れた声でイェネオスが答える。

「テラー家の、『衣』を未だ……私は、纏ったことがないのです」

 ガラハにアベリアは視線を向ける。それだけで彼は大体のことを悟り、「人選ミスだったか」と愚痴を零す。

「エルフの連中に訊きたいが、同胞を受け入れることにどうしてそれほどまで慎重で、懐疑的になる? エルフの特徴である長い耳に始まり、見た目、性質、『森の声』、そのどれにおいてもここにいるエルフたちは同胞と断定できるのではないのか?」


「我らに口を利こうと言うのか、ドワーフよ」「妖精を連れているからと言って、我らはドワーフを認めたわけではないぞ」「魔の叡智にも触れられぬクセに、なにもかも分かったように言うでないわ」


「どう言い返しても、オレの話に聞く耳を持つ気はないようだ。だが、そもそもキトリノスはこの事態を予測できていなかったのか……?」

 娘が『衣』を使えないことを知っているのなら、森へ導く者として選ぶ相手を間違えている。親の贔屓目で見ていたとしても、沢山の同胞を危機に陥らせるような選択をするのは、確かにアベリアが考えてみても道理として合わない。

「オレは護送ついでで、真の狙いはアベリアか」

「私……?」

「恐らくだが、キトリノスは気付いている。だからこそ、それを見せれば『衣』の有無に関わらず森の奥へと通すことを許されると思ったのだろう」

 彼が言っているのは『原初の劫火』のことに違いない。魔の叡智に触れているエルフならば、それを発現させれば無理やり納得させることができる。だからアベリアを選んだのではないか。ガラハはそう推理している。

「それ以外にヒューマンを選ぶ理由が見当たらないからな」

「でも、だったら」

 クラリエのこともキトリノスは見抜いているはずだ。エウカリスと名乗った嘘も、『衣』を纏える真実も、そしてナーツェの血統であることも、なにもかもを見抜いていなければ、『原初の劫火』だけ見抜けるような都合の良い解釈はできない。


「去れ、いつかは同胞だった者たちよ」「ダムレイはさほどの脅威ではない」「それ以上に、我らはいずれきたる“時”に備えなければならないのだ」


 もはや悩んでいる暇はない。キトリノスの言動に疑問を抱いていても、現状を打破することができないのなら『原初の劫火』を見せるしかない。

 だが、『原初の劫火』を発現させれば森を燃やしてしまう。全て自身の力で燃やす物や燃やさない物を選べるわけではない。人への危害を加えないことだけに集中すれば、他のことにまで手は回らない。大樹が水を蓄え、燃えないのだとしても草花までもが同様に水を蓄えているわけではないはずだ。木々に燃え移らなくとも草花によって辺り一面が炎に包み込まれかねない。


「少し待っていただけますか!」

 不意に聞こえた声に、うつむいていたイェネオスが顔を上げる。

「イェネオス・テラーとは知己(ちき)の仲です。彼女の言い分を全て懐疑的に受け取り、嘘偽りと断定して多くの同胞をダムレイが近付きつつある中、野ざらしの元へと帰すのはいかがなものかと」


「その声……エレスィ……エレスィですか?!」

 木々に隠れて姿を現さない多くのエルフの中で、ただ一人だけがアベリアたちの前へと降り立つ。

「やっぱり……イェネオス・テラーに間違いない」

 彼女の顔を見て呟いたのち、エルフは翻る。


「この者たちの管理をこの俺に任せていただきたい。我が一族――エリュトロン家が持つ土地に一時的に住まわせます」


「誰かと思えば、没落した血統のエリュトロン家か」「ロゼ家の凋落も(はなは)だしかったが……やはり『赤』はエルフとは相容れないものがあるのやもしれんな」「しかし、没落していようとも未だ広大な土地の権利を所有しているのも事実」「このような(わっぱ)に言い包められるつもりはないが、童がしでかしたことでエリュトロン家が更に落ちてしまえば、件の土地を我らが手にすることも難しくはない」


「エレスィ?」

「構わない。好きなように言わせておけばいい。元々、変わり者として俺たち一族は知られているからな」

 心配するイェネオスにエルフ――好青年は淡々と返事をする。

「では、この件は俺に一任していただけると判断してよろしいですか?」


「良いだろう」「好きなようにせよ」「だが、常に監視されることは覚悟しておけ」「エリュトロン家の土地から一切出られると思うな」「もし出たいのであれば、エリュトロン家の遣いを連れることだ。もしもこれを破るようなことがあれば」

 辺り一帯を再び風が駆け抜けて、辺り一帯の空を包み込んでいたはずの枝葉が霧のように消えていく。代わりに、葉があった至るところに複数のエルフが立っており、その全員が矢をアベリアたちに向けていた。

「この矢が時を経て、貴様たちの心臓を貫くことだろう」

 エルフたちが弓矢を降ろし、枝伝いに森の奥深くへと去って行った。


「助かりました、エレスィ」

「君と俺の仲じゃないか」

「およそ百年ぶりでしょうか?」

「そうだな……君がキトリノス様に連れられて森を去ったのはもっと以前だったが、君は時折、森へ訪れていたものな。それすらなくなって、もう忘れられてしまったのかと思っていたくらいだ」

「忘れませんよ。あなたが言ったように、知己の仲ではありませんか」

 イェネオスがふと思い出したようにアベリアたちを見る。

「申し訳ありません。彼はエレスィ・エリュトロン。私が父上と森で暮らしていた頃、色々と世話を焼いてくれた方です」

 長い耳、長身、細身、加えて金髪に整った顔立ち。身なりも随分と小綺麗で、大抵の女性ならば一目惚れしてしまいそうな容姿をしている。しかし、エルフの男性のほとんどがこの特徴を持っているため、アベリアは逆に顔の見分けが付けられない。なるべくその男性にだけある特徴を掴むようにしているが、この青年――エレスィに関しては声音が男性でもやや高く、エルフの中では珍しく眼鏡を掛けていること、髪をポニーテールのように後ろで束ねているのが特徴として覚えやすそうだった。


「ここから先は俺が道案内をさせていただきます。なにかと視線を感じるかもしれませんが、一切、気にしないでいただいて結構です。エリュトロン家に与えられている土地に着くまでの辛抱ですから、どうか頑張ってください」

 物腰がエルフの中でも驚くほどに柔らかい。

「参りましょう。ずっと立ち止まっていては時間を無駄にしてしまいます。どうして森を頼ったか、ヒューマンやドワーフを連れているのか。そういった事情については後に回します。ともかくも、安らげる場所へ」


 このように優しく振る舞う男性には注意しろとクルタニカ、リスティ、クラリエから言われている。アレウスも「優しい嘘には気を付けろ」と何度も言っていた。アベリアは(いぶか)しみつつも、ガラハと目を合わせる。なにも言わず肯いてきたので、取り敢えずは頼ることにする。ただし、決して心までも許すことはしない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ