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旅人が見たもの  作者: あひる
人里
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双子の道化

 空を覆っていた雲が、まるで闇に切り裂かれるかのように、晴れて来る。

 それでもまだ、星達は雲に包まれたまま。

 月は見えない。

 今日はどうやら新月のようだ。

 月のない空も、それはそれで雅やか。

 眠りに就いた街を歩く。

 ふと、僅かに影が揺れた。

 周囲をよく見てみると、幼い双子の道化師がパフォーマンスの練習をしている。

 子供特有の身軽さと、洗練された動きが合わさり、独特の雰囲気が醸し出される。

 彼等は幼いながらもプロだと、納得した。

 夜は寝る間を惜しんで練習して、昼は笑顔いっぱいに咲かせて。

 夜の街は知らない顔を、たくさん持っている。

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