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旅人が見たもの  作者: あひる
夜の旅
18/36

昼も夜も

 どうしてか、夜と言うと月、月と言うと儚いと言うイメージがある。

 夜から星に、星から儚いパターンも非常に多い。

 吟遊詩人たちは、こぞって月や星の儚さを歌い上げる。

 そのどれもがありきたりで、だからこそどこか作り物めいていて、旅人はあまり熱心に聴いたことがない。

 美しいだけが、儚いだけが、月や星ではない。

 ましてや、夜は恐ろしい物でも何でもない。

 風がざわめくのなら、そう思った人の心がざわめいているだけで。

 草が戦いているのなら、彼らは何に戦いているのだろう。

 月は旅人が迷わないように、道を照らしてくれている。

 星は旅人が寂しくならないように、夜空に瞬いている。

 風は相変わらず優しいし、草は今日も元気になびいている。

 旅人は今日も明日も、旅をする。

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