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64. 成長


ギィ


「お気をつけて。」


「ああ。」


今日は超級クエストを受ける。

久々の戦闘だ。

油断だけはしないようにしなければ。


なるべく、近い場所のクエストがいいな。

遠征はもういい。

今の俺なら走ったらすぐに着く可能性もあるけど。

速く走ると体への負担が凄そうだ。

やはり、近いに越したことはない。


ギルドも近くで便利だと、いつも思っている。

近いのは正義だ。


ギィ


今日のギルドは...まあ、普通だな。

そんなに人がいるわけでもなく、いなさすぎるわけでもない。


ロイとマイクはいないみたいだ。

休みか、もっと遅くに来るのかも知れない。

今日は会うことはなさそうだな。


さて、超級クエスト...

超級は討伐がほとんどだ。

採取とかは滅多にない。

あっても意味が分からない内容のものが多い。

植物とかは詳しくないからな、出来る気がしない。


超級の魔物は倒せる自信がある。

だから、場所を重要視して見ていこう。

近いところは...ないようだ。

ずっと南とか、ずっと北とか書いてある。

ずっと、がつくと遠いんだ。


魔物がいる場所は大抵、名前がない。

大雑把に全ての場所に名前つけろよと思ってしまう。

地図でも書かれている所と書かれていない所があり、

明確な場所や距離はよく分からない。

そのせいで、大雑把な場所の指示しかないんだ。


地図はそういうものがあるとは知っていたが、見たことはない。

聞くところによると、凄く高いらしい。

まあ、探したら安くて大雑把な情報が載ってる地図ぐらいはありそうだけどな。


超級の魔物は経験上デカいから、正確な場所が分からなくても、近くにいたら分かると思う。

冒険者に地図なんて必要ないと言うことだな。


おっ!

西門から出て、ずっと行った場所にいる魔物討伐のクエストと、西門を出て海まで行き、そこの魔物を討伐するクエストがある。


俺はなんてついているんだ。

西門出たら、クエストが2つも達成出来てしまう。

しかも、2つとも超級クエストだ。

パパっと終わらせてしまおう。

達成したら俺も、超級冒険者の一員になれる。

そしたら都市級クエストが受けられる。


楽しみが多くて困ったもんだよ。

都市級クエストは無事に達成出来る気がしないが。

...都市級クエストは、まだ先の話だな。


「これで行く。」


ファイアーバードの討伐 難易度 超級 証明 羽

場所 西門から出て道に惑わされずまっすぐ、ずっと行った所。


リトルドラゴンの討伐 難易度 超級 証明 鱗

場所 西門から出てずっと進み、海まで行った所。


「えっと...2つ受けるんですか?」


「ああ。」


「...分かりました。お気をつけて。」


ギィ


ダッ


走り出した。


自分で選んどいてなんだが、鳥みたいな魔物ばっかだな。

はるか高くまで飛ばれたら何も出来なそうだ。

平野ならどうしょうもないだろうが、なるべく隠れて行きたいな。


先までずっと平野が見える。

これは、素早く攻められるかが重要になってきそうだな。


西門を抜け、少し行くと右側にルベリア王国が見えた。

ルベリア王国が見えると言っても防壁しか見えてないけど。


ルベリア王国には俺が受けたクエストはないのだろうか。

被ってしまうからおそらくないのだろうが、ルベリア王国からの方が近いし、何よりルベリア王国の方が強い冒険者が多いと思うのに不思議だ。

色々とギルド間で取引とかしているのだろうか。


都市級クエストとかになってくると、ルベリア王国の方がクエストの数が多いだろう。

国級クエストなんて、シドにはないと思う。

あれ?あったっけ?


俺がもっと成長してくると主にルベリア王国でクエストを受けることになりそうだな。

と言うことは、そのうち引っ越すことになりそうだ。

今の家は売れるだろうか。


「ヒュロロロロー!!!」


!?

ファイアーバードか!


走るのを止めた。


俺からは見えていない。

もう少し遠くにいるはずだ。

鳴き声からして、地面に降りているか、地面近くをとんでいるだろう。

なんとかバレずに行けないかな。


なるべく姿勢を低くして進んでみるか。

あんまし意味なさそうだけど。


!?


燃えているデカい赤い羽毛の鳥がいた。


村が燃えている。

まさか、滅ぼしたのか!?

いや、ボロボロの家しかないな。

もともと滅んでいた村に住み着いたのか。

半壊している家の中に入っている。


コイツ...常に燃えてるのか?


「ヒュロロロロ!!」


バレたのか!?

ん?

襲ってこないな。

何泣いてるんだ?


バサバサ


!?


たくさんのファイヤーバードが寄ってきた。


親戚なのか?

なんて区別のしにくさだ。

名前つけた人、絶対ファイヤーバードかファイアーバ 

ードのこと忘れていただろ。


数的にもファイアーバードがファイヤーバードを従えているな。デカいし。

超級は中級を従えられるのかも知れないな。


「ギャー!!!」


!?

後ろにファイヤーバードがいた。

バレた!


ズドンッ


ファイヤーバードが突撃してきた。


バキグチャ


レオは避けようとせず、身体強化を全開にしてファイヤーバードの顔の正面を殴った。


もう、攻撃すら効かないんじゃないか?

俺には突撃すら効かないようだ。


「ははっ。」


「ギャー!!!」


ダッ


ズドドドドドドドンッ


ファイヤーバードの突撃をガン無視して、ファイアーバードに近づく。


バサッ


「ヒュロロロロ!!」


ボウッ


炎を複数に飛ばし、炎が地上に広がる。


バサッバサッ


「ヒュロロロ。」


何も見えないな。

翼の音的に飛んでるはずだ。


バッ


ファイヤーバードの死体をファイアーバードの近くに投げる。


物凄い速さで上に投げたため、死体が通った所の炎が一瞬消える。


ダンッ


ファイアーバードが投げられた死体を見るのを確認し、 

ファイアーバードの方にジャンプした。


ゴキッ


「ギュッ!!!」


ファイアバードの首を拳で貫いた。


よそ見したら近づける距離でよかった。

もっと高く飛ばれていたら分からなかったな。

デカすぎて高く飛べなかったのだろうか。

まあいい。次だ。


ダッ


全力疾走をして、生き残ったファイヤーバードと距離を離した。


避けられる攻撃をわざわざ避けずに当たるって凄い

強者みたいでかっこいいな。

中級の魔物ぐらいだったら、積極的に使っていこう。


おっ。

海が見えて来た。


「おーい!!冒険者ー!!こっちだー!!」


声のする方を見ると、おじさんが手を振っていた。

緊急なのか?









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