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47. 時間との勝負


「なあ、受付さん。たくさんのクエストを併用して受ける事は許されてるのか?」


「禁止してはいませんが、色々と大変ですよ?」


いいのか!

じゃあ本当に今日、俺は昇級できるかも知れない。


まずは5個だな。10個も受けたら他の人に迷惑かも知れない。

別に迷惑でもいいんだけどね。


討伐系がいいな。すぐに終わりそうだ。

あと、できれば平野がいい。

森とかだと見つけるのに時間がかかってしまう。


レッドライノ 討伐 難易度 上級 証明 角

リトルバード 討伐 難易度 上級 証明 羽

ドーテル   討伐 難易度 上級 証明 羽

ゴブリンキング 討伐 難易度 上級 証明 歯

ブラックバット10匹 討伐 難易度 上級 証明 耳


これでいこう。


「頼む。」


「は...はい。気をつけて...」


しかし、ゴブリンとブラックバットはどれだけいるんだよ。

繁殖が凄いのか...羨ましい。


そして、ドーテル!!

遂に会えるぜ、ニワトリの化け物。

瞬殺してやる。


ゴブリンキングとブラックバット以外は平野にいる。

流石に全て平野というわけにはいかなかった。


ダッ


すぐに北門を抜ける。


まずは森からだ。

暗くなってからじゃ面倒くさいからな。


タタタタタタタタッ


着いた!


ドンッ


高くジャンプをして、木の上に立った。


う〜ん、見えない。


ドンッ


その場で再び高くジャンプをし、森を見渡した。


「おっ。見つけた。」


視線の先にはゴブリンの集団がいた。

ゴブリンは木を切って村を作ろうとする。

だから、見つけるのは簡単なんだ。


ゴブリンキングもいるな。

デカいから分かりやすい。


よし。


スタッ


バキッ


木から降り、その木を壊した。


「うっ。」


木は重いな。

身体強化をしてても感じるものがある。


「じゃあ!!」


木をゴブリンキングの方向に投げた。


ダッ


速く、ゴブリンの所へ。


ゴブリンキングが何かを感じ取り、空を見た。

木が降ってくるのが分かり、慌てて避けた。


「ふん!」


ゴキッ


避けた所を狙って、顔を殴った。


まあ、木だけでは倒せないだろうな。

流石に上級の魔物だ。


ブチッ


歯を取った。


デカい歯だな。

これ、証明のためとか言いながら素材集めてるんじゃないだろうな。

あり得るぞ、ギルドの奴らめ。


ははっ。他のゴブリン達は驚いて固まってるぞ。

なんか、人型の魔物を倒すと感じる罪悪感が凄い...

すまんな、ゴブリン。

お前らが強くなるしかないんだ。

守りたいものがあるならな。


ダッ


次はブラックバットだ。

バサバサ聞こえたらいるってことだよな。

じゃあ探しやすい。

音がなければ移動すればいいからな。

わざわざ周りを見る必要はないわけだ。


ここじゃない。


ダッ


ここでもない。


ダッ


ここでも...


バサバサバサバサ


「いた〜。」


ダッ


タタタタタタッ 


「シャー!!」


バキバキッ


出会い頭に木を倒して、コウモリ達を潰した。


ドスーンッ


煙が舞った。


グチャ

グチャ

グチャ

グチャ


ブラックバットの視界に入った箇所を適当に殴った。


バサバサしてるから、視界が悪くても場所が分かるんだよな。止まればいいのに。


ブチブチブチブチッ


10個の耳を取った。


右耳とか左耳とかの指定はなかったはずだ。

つまり、証明できればどっちでもいいと言うことだろうが、右耳と左耳を持ってきたら1匹の魔物から取ってきたと思われる可能性がある。

だから右耳に固定しておく。


ダッ


ずっと身体強化をしたまま走る。


この奥には平野がある。

まだ、全然明るい。いけるかも知れない、昇級。


平野に出た。


いないか...いない!

どこにもいない、全然だ。


これは...時間がかかるかもな〜。


ダッ


奥に行けばいるはずだ。

それでも見つからなければ横に進もう。


奥にもいなそうだ。

西に行こう。


ダッ


いない!

何でか、ルベリア王国が見えてきたぞ。


じゃあ、もう東だ。


ダッ


「いないな〜、」


他の冒険者が来たのだろうか。

俺が森で戦っている時に多くの冒険者が平野に来て、

魔物を倒していったのか。


あっ、いた。

川がある。


そして、そこに魔物が集まっていた。

別に川の水を飲んでいるわけではないけど。


その魔物の中にドーテルがいた。


見つけたぞ。

緑の化け物め。


ダッ


「はぁー!!!!」


わざと叫んで、思いっきり走った。

ドーテルはこっちを見てから、すぐに振り返って逃げ出した。


ふっ。遅いぞ、ドーテル。


ゴキッ


「ギャッ!!」


ドーテルの尻を蹴り飛ばした。


ズザザザザザー


ドーテルは地面を転がり、なんとか立ち上がる。


ドカッ


立ち上がると同時にレオは近づいて首を蹴った。


ドサッ


「はぁ、はぁ、ふーっ。」


倒したな。

俺は確実に成長しているらしい。

非常に嬉しいことだ。


ただ、逃げてる奴を倒すのは何だかな...

襲って来いよ!ドーテル!


君にはがっかりだね。

それでも戦士か!


俺のドーテルちゃんは場所とか場面をわきまえない、

本物の戦士だぞ。

少しは見習え!


羽をちぎって、リトルバードを探す。


羽をちぎったら証明になるなんて、いいのか?

羽を取るぐらい、すぐ出来ちゃうだろ。

あと、羽ってたくさんあるから、ちぎりまくって多く倒した事に出来ちゃうんじゃないだろうか。


リトルバード...絵ではデカかったけど、どうだか。


「ん?」

いた!デカい。


何がリトルだよ。

デカいじゃないか!


まあ、倒しやすいから楽でいいんだけどね。


ダッ


ここは平野だ。

隠れる場所なんてない。

ただのスピード勝負だ。


俺がスピード勝負で負けるはずないだろう。

飛ばれると厄介だけどな。


タタタタタタタッ


速い!?

マジかよ...これは、追いつけない!


「はぁ、はぁ、はぁ、」


駄目だ!

速すぎる。

あと飛べよ!空高く!

何で足が速いんだよ。


一旦保留と見せかけて、


ダッ


「ほっ、ほっ、ほっ、ほっ、」


この速さならどうだ!


タタタタタタタタッ


「ま、待って〜、」


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」


マジで速いな...

上級だろ?

他の冒険者はどうやって討伐しているのだろうか。


とりあえず、レッドライノにしよう。

いちいち名前覚えるの、面倒くさいな。


絵を見たところ、角のあるどっしりとした生物だった。 

角は目と目の間に1本だけだ。


絶対、突進してくるよな。

角で攻撃するんだろ?

分かっていれば何も怖くない。


だが、見渡す限りはいないんだよな。

俺が暴れたせいでどっか行ってしまった可能性はあるけど。


ダッ


川に沿って走ってみる。


いた!

赤く大きな角を持っている。

ぽんぽん見つけられるな。


見たところ、レッド野郎は集団行動らしい。

8頭ぐらいで群れている。


ということは、弱いってことだよな。

バレバレなんだよ。

でも、群れたら強いのか...

平野だしな、分散とかできないぞ。


......川に入るか。


ジャボン


「むぐむごむごむぐ。」


駄目だ、流れが進む方向と逆になっている。


「ぶはっ、はぁ、はぁ、」


普通に攻めればいいか。

足が速くないことだけを願う。


ダッ


「ブオォォォォ!!!!」


気づかれた!


ドタドタドタドタ


こっちに突っ込んできた。


「ははっ!馬鹿が!」


右に走り、ぶつかるタイミングを見計らって少しだけ左に避け、身体強化を全開にした。


ガッ


硬い!?


だが、関係ない。


「ブオ!」


手前の足を蹴り飛ばし、倒れさせた。


「うおー!!!」


バキッ


倒れた魔物の頭を地面と拳で潰れるように殴った。

魔物は地面とぶつかる衝撃で角が折れ、意識を失った。 


周りを見たら、他のレッド野郎は逃げて遠くにいた。


まあ、1匹でも倒せればいいからな。

この角...デカいな。

これは持っていくのが大変そうだ。

持つけど。


あとは、リトルバードだ。

どうすればいいんだ。


まあ、一旦ギルドに行くか。


まだ明るいんだ。焦っては勝てない。

冷静になろう。

ギルドに行って、身軽になるんだ。


俺はギルドに向かった。

































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