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29. 中級クエスト


「このクエストを頼む。」

ファイヤーバードの討伐 難易度 中級

場所 セカンドコア


「はい。」


「あの〜、セカンドコアってどこなんだ?」


「セカンドコアは東門を出て真っ直ぐ行くとあります。 

少し遠いので気をつけてください。」


「感謝する。」

遠いのか...まあ、走ればいいか。


「おい、おはよ。早いなレオ。」


「ああ、ロイか。」


結構早くに来たと思ったんだけど、ギルドには人がいた。受付はいつ来ているのだろうか。

あそこの冒険者、前に質問した人だよな。

あの人も早いな〜。


「お前、昨日はギルドにいなかったな。」


「ああ、奴隷を買っていたんだ。」


「奴隷!?まだそんな金、隠し持ってたのか。」


「ロイはどうだ?調子の方は。」


「ああ、もう絶好調さ。あと1つの中級クエストを達成したら中級冒険者になれるぜ。でぃふっ。」


「マジかよ。」

あと1つか...俺はあと2つなんだが、頑張って今日で中級冒険者になる予定だ。

つまり、今日で2つの中級クエストを達成してやる。


「じゃあ、俺はもう行くよ。ロイ、気をつけろよ。」


「ああ。レオもな。」


東門は...あっちか。


全力疾走だ。

足に魔力を込める。


ダッ


すぐに門を出て、道を素早く移動する。

最近はずっと天気がいいな。

ってかロイの奴、俺の新装備に無反応だった。


「はっ、はっ、はっ、」


もっと速く走れないのだろうか。

ジャンプをしたら遅くなってしまうのだが、ジャンプする力で地面を蹴ったほうがいいのは確かだ。

だから、地面を蹴るたびに地面がドンッって鳴らなければいけないのだが、鳴らない。


これは足に魔力を集中しきれていない証拠だ。


「おっ。」


面白い考えを思いついた。

身体強化も止めて全ての魔力を集中させてみよう。

魔力操作は相当に慣れたから凄いことになるかも知れない。


「...よし。」


足に魔力が集中しているのを感じる。


ドンッ!!


「ぐあっ!」


うお〜〜。

腰が痛い。上半身がついていけてなかったな。

結局、身体強化は必要なようだ。


「いって〜。」


でも、身体強化よりも威力が強いことは分かった。

良い事が分かった。


あそこか、セカンドコア。

壁とかないな。いや、ある方がおかしいのか。


農民が多いな。

...農民しかいなくね?

国というより村だな。


「おっ。冒険者さんかい?」


「おう。」

農家の人だな。

ってか、奥の方燃えてんじゃん!


「急いだ方がいいよな?」


「お願いします。」


ドンッ


拳にも魔力を回しておくか。

見えた!あいつがファイヤーバード。

あと、ファイアーじゃね?


空を飛んでいる。

家の屋根を利用させてもらうか。


「ギャー!!!」


バレた!


一匹が突っ込んでくる。

こちらに来る途中で、体が燃えている。


ズドン!


避けた所を...


ズドン!


「連携攻撃かよ...」


ズドン!


避けた方向めがけて他の奴が突っ込んでくる。

避けすぎると畑に新たな被害が出るな。


目に魔力を集中させる。


ヒュー


今だ。


ゴンッ


瞬時に拳に魔力を送り、突っ込むタイミングで頭に当てる。


ゴンゴンゴンゴンゴンゴンッ!


全員倒したな...最後の奴ぐらいは逃げろよ。


「ありがとうございました。」


「ありがとね〜。」


「どうもどうも。」


ドンッ


俺は全力疾走でギルドに戻る。

まだ昼だ。行ける!


ギィ


「はぁ、はぁ、はぁ、」


ギルドにはこの時間、冒険者が沢山いる。

はよクエスト受けろよな。

おっ、レッドシャインの奴らもいるじゃねえか。

こっちを見てるな。

まあそうか、昼にボロボロで疲れてる奴なんていないよな。ボロボロではないけど。


「はぁ、はぁ、これ頼む。」


「え!?2つ目ですか?...分かりました。」


ヒキガエルの目 10個 難易度 中級


「報酬はまとめてくれ。」


俺はすぐにギルドを出た。


ヒキガエルの絵を見たが、でっかいカエルだな。

かわいいもんだ。いや、キモいか。

前に行った森の中にいると記載されていた。

こういうのをちゃんと書いてほしいものだ。


森はすぐに着くな。

「はぁ、はぁ、いないな...」


うろうろしていると、ロイがいた。


「ロイ、お前また森にいるのかよ。」


「お前もだろ。しかも俺、またゴブリン。」


「あははは!何してんだよ。」


「いや、面白いな〜って思ってさ。またゴブリン退治があった時は運命だと思ったよ。次はボスまで一人で倒すんだ。」


「俺はヒキガエルの目を集めるんだ。」


「キモいな。」


「キモい。」


「まあ頑張れよ。俺は魔力調整が上手くなったんだ。

身体強化魔法のプロと呼んでくれ。」


ロイと少し話したあと別れた。

ゴブリンの近くにカエルの魔物を見たことがないんだ。 

ゴブリン一回しか見たことないけど。


「がー。」


「「あー。」」


戦っている音がする。

早く俺も...


川がある。絶対ここだろ!

隠れるか...

木の枝の上に座り、来るであろうカエルの化け物を待った。


ヒキガエルなんて、弱いだろ。

強い訳がない。じゃあ何で中級クエストなのか。

俺の考えでは、初級には何が何でも魔物と関係ないクエストしか入れられないと思っている。


中級クエストの中では一番簡単なはずだ。

おっ。いたいた。


「......」


そっと、殴り込める態勢を作った。

デカいな、あとキモい。まるでドーテル並だ。

上から来たよな。

倒したら上に行ってみるか。


バキッ


グチャ


足で上空から踏みつぶした。

うえ〜、足がべちょべちょだ。


あれ?他のカエルがいない。

速いな、見ていればよかった。

えっと、目を取るんだっけ?


ヌチャ


「うわ〜。」


キモい...何に使うんだよ、これ。

目って十個だよな、5匹倒せばいいのか。

袋にしまい、上に向かう。


きっといると信じて、ちょっと隠れながら行くか。

俺なら来た道を警戒する。


いたいた。よ〜し、呑気に水なんか飲みやがって。

...魔物って水飲むのか。


タッ


木の裏から飛び出し、頭を殴った。

他のカエル...速!?


ダンッ


「くっ。」


駄目だ!追いつけない。

目の回収を優先しよう。


ヌチャ


「うえ〜。」


これ、あと3匹も出来るか?

ホントに目って、何に使うんだ。


逃げた方向に隠れながら行ってみると、カエルがいた。 

おいおい、何でまだ水飲んでるんだよ。

もっと遠くに行けよ!殺されるぞ!?俺に。






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