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26. 速すぎる再会


「負けてたまるかよー!!!!」


何か頑張ってるっぽくないか?

水を差す真似はよそう。頑張っている人に失礼だな。


「やっぱり無理〜!!ごめんなさい、!」


よかった。助けてもよさそうだ。

ってあれ、ロイじゃねえか!?

何やってんだ、あいつ。


ロイを襲っている魔物はデカいな。ボスか?


ドンッ


ボキッ


緑野郎の頭をぶん殴った。


「よお、ロイ。久しぶりだな。」


「お前、レオじゃないか。何やってんだ、お前。」


「俺も引っ越したんだよ。シドに。」


「マジかよ。やっぱりルベリア王国は高いよな!」


ボスはともかく、他の緑は全て斬られている。

ロイがやったんだよな?

思っていたより強いらしい。


「ロイは凄い剣術を持っているんだな。」


「ふっ。ガキに慰められるとはな。」


「ロイも中級クエストを受けたのか?」


「ああ。一気に難易度が上がったイメージだぜ。」


そうだな、初級クエストは本当に安全安心だったからな。

今後もそういう感じで級が上がるなら、上級冒険者で停滞する人が多いのも納得だ。

あれ?上級冒険者止まりが多いって聞いたっけ?


「なあ、上級冒険者より上は少ないのか?」


「ああ、もちろん!上級冒険者になれる人は多いけどな、上級クエストを達成する人は少ない。パーティーでは結構いるけどな。」


「パーティーは単独と違うのか?」 

そう言えば、パーティーについて聞いてなかったな。


「違うなんてもんじゃないぞ!?全然違う!単独で上級冒険者より上は本当に少ないが、超級パーティーは少ないとはいえ、単独よりは断然多い。」


なるほど。パーティーと個人は別で級を上げるのか。

じゃあ、パーティーの方が人気だろうな。

俺の相手に合わせる能力が高いなら考えてもいいかもな、パーティー。


「それはそうと、緑の奴を倒した時に心が痛まなかったか?」


「ゴブリンな。心は痛まないな、魔物だし。」


そういう認識なのか。これは親の教育の賜物だな。

そしてゴブリンというのか。ほぼ人族の魔物...気持ちのいいものじゃないから俺はクエストを受けないな。


「レオ、お前の家はどこだ?というか、お金あんの?」 


「あるぞ。ギルド近くの家を買ったんだ。」


「買った!?凄いなお前、お貴族様かよ。」


お貴族様って...俺以外に言う人がいるのか。

あっ!アルシアに顔を出すの忘れていた。

まあ、近いし...いいか。


「貴族からの支援は受けた。」


「やっぱそうかよ。あんまし言わない方がいいぜ。初級冒険者が貴族だったら目茶苦茶にされるからな。」


弱いのに恵まれていたら怒る人も出てくるよな。

俺も嫌いになるかも知れない。


「ありがとう。気をつける。」


俺は貴族とか王様ってだけで少し嫌いだからな。

実際、俺の村を滅ぼしたのはルベリア王国の女王様なんだろ?駄目だ、考えるほど嫌いになってしまうな。


「レオは防具とか着けないのか?ふっ。なんか...部屋着っていうか、布って感じだけど。」


「そのうちな。」

そうだな。防具とか買わないと、別の意味でバカにされてしまう。


そんな感じで会話しているうちにギルドに着いた。


「ロイ、いくらだった?」


「へへん、銀貨3枚だ!あげねーよ?助けてくれたお礼はするけどな!アリガト。」


な、何だこいつ!とんでもないな。

最後に言っていたのは感謝の言葉だったのか。


「俺は銀貨1枚と銅貨2枚だった。」


こう言った報酬額についての話はギルド内では、至る所で聞く。

みんな報酬額が分かるのが楽しみなんだ。俺も。

それにしても、初級クエストは報酬額が統一されていた感じがしたが、中級クエストはバラバラそうだな。


俺もたくさん報酬が欲しいから難しいクエストを受けたいところだが、それよりも速く昇級したいからな。

すぐに終わる手頃なクエスト優先だ。


「じゃあ、俺は帰るわ。」


「おう。」


もう外は暗いな。俺も帰ろうかな。


おっ。パーティーが帰ってきた。

どかないと怒られる。

俺は隅にいった。


「いや〜。強かったな!」


「そうですね。」


「強いというより、長かった。」


「疲れました〜。」


5人パーティーの人達だ。

男3人に女2人だな。

見るからにリーダーそうな男剣士、

杖を持っているから魔法使いであろう男、

何か無言でよく分からん男、

疲れているらしい女剣士、

唯一のしっかりした敬語モンスター魔法使いの女。


物語の人達みたいだ。これがパーティー。

これで初級パーティーだったら笑えるけど、違うんだろうな。


「なあ、あいつら誰だ?」


知らない人に聞いてみた。


「知らないのか?あいつらは超級パーティー『レッドシャイン』だ。今、勢いが凄くて有名だぞ。」


超級パーティー!凄いな。

それにあのリーダー、髪の毛が赤いぞ。魔人か?


「あいつら、もうすぐ都市級に上がると言われている。 

ルベリア王国でも有名なパーティーだから挨拶でもしたらどうだ?」


「遠慮させてもらう。」


装備が全てカッコいい。凄い金がかかってるぞ。

それだけ儲けられるのか、夢がある。

俺もパーティー組もうかな...


「お前ら、報酬金が貰えたぞ!」


「こんなにですか!?」


「スゲ〜!」


「やりました〜!」


コイツら声がデカいな。あと、何で無口な人を抜いて

男、女、男、女って順番で話すんだ?

そういう魔法に侵されたのか?


「お前ら、今日も超級クエスト受けたのか?」


「ああ!今日も成功したからな、突き進むのみだ!」


「すげ〜...」

「マジかよ。」


他の冒険者が褒めまくっているな。

これが冒険者上位勢か、羨ましい。

そして、おそらく皆がそう思っているのだろう。


俺はそれより防具だな!

帰ろう、俺の!家に。


ボフンッ


やはり俺にとってはいい家だ。

ベッドとか買い替えた方がいいのだろうか。

前の人のやつだから危ないか?


家はいいんだけど、汚いんだよな。

掃除するにしても俺はクエストを優先したい。

速く昇級したいんだ。これは譲れない。


「う〜ん。」


あっ。メイドを雇えばいいんだ!





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