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22. 冒険者


俺は颯爽とクイーン家を出た。

そして向かう先は冒険者ギルド!

メイドの人に教えてもらったのだが、冒険者ギルドはルベリア王国に入って来た道と反対方向にあるらしい。 


メイドの人ってみんな親切だよな。

ただ掃除をしているだけじゃないって事が分かる。


お祭りが終わった後だからか、臨時休業と称して休む飲食店をちらほら見かける。お疲れ様。


道には、よく馬に乗って移動している人を見かける。

俺も速く移動したい。走っていいかな?

いや駄目だ!不審者に思われて兵士達に追いかけられたら兵士達が無駄な労働をすることになる。

可哀想だよな、そんなの。


それから俺は早歩き、ほぼジョギングと言ってもいい速度で移動をしたのだが、結局その日はギルドに着けず宿に泊まった。

お金は全額持ってきているから宿代は安心だ。

ここは貴族のいる場所じゃないから宿代も安いしね。


次の日、冒険者ギルドに着いた。

門の近くに設置されている。おそらく、頻繁に門の外に出る事になるからだろう。


ギィ


ワイワイガヤガヤ


おい!ワイワイガヤガヤしているぞ!

何をやっているんだ!速くドラゴンを倒しにいけよ。

やっぱ、みんな冒険者になるよな〜。

一番人気な職業なんじゃないか?


「冒険者になりに来た。どうやってなるんだ?」

受付の人は女性率が高いな。別に男性がいないわけではないけど。


「はい。慣れますけど...あなた、何歳ですか?」


「10歳だが、年齢制限があるのか?」


「いえ、ありませんけど...危ないですよ?」


完全に俺を舐めてやがる。舐めてやろうかこの野郎。


「大丈夫だ。たぶん。」


「分かりました。では、冒険者登録をします。お名前は何ですか?」


「レオ・アンダーソンだ」


「では、この魔石に魔力を流してください。それで、何級冒険者か決まります。」


俺...魔力、流せないんだけど。


「断る。」


「はい?断る...初級冒険者からになってしまいますが

よろしいのでしょうか?」


「ああ。よろしく頼む。」


「はい。冒険者登録が完了しました。このカードを受け取ってください。紛失したらまた魔力を測ってカードを作るので、あなたは特に紛失に気をつけてください。」

 

「おう。感謝する。」


これが、冒険者カード。

簡単になれてしまったな、冒険者。

俺は今、初級冒険者だ。成長するのみだな。


見られているな、まあ俺は子供だから珍しいよな。

俺でも子供が来たら見てしまう。


この壁に貼ってあるのがクエストだよな。

ほとんどが初級から上級クエストのようだ。

つまり、超級以上の冒険者は少ないってことだな。

いや、クエストがないのか?


「あの〜、何級のクエストまで受けられるんだ?」


「はい。え〜、クエストは今の級の1つ上のクエストまで受けられます。」


「つまり、仮に俺が帝国級冒険者なら神級までのクエスト全てを受ける事が可能ということか?」


「帝国級冒険者だってよ?」


「「がはははははー!!!」」

うるさい冒険者達だ。なぜ席に座っている?

クエストを受けろよ。


「はい。その認識で合ってます。」


「あと、進級するには何をすればいいんだ。」


「神級ですか?」


あ、昇級か。


「級を上げるにはどうすればいい?」


「あ、進級。えっとですね、今の自分の級のクエストを10個成功させるか、自分の1つ上の級のクエストを3個連続で成功させるかする必要があります。また、クエストをひと月に2回失敗するとその月はクエストが受けられません。そして、2回連続で失敗すると級が下がります。」


意外と厳しいな。2回の失敗で色々あるのか。まあ、自分の級のクエスト以外も受けられるのだから厳しくないのか。


「クエスト10個成功というのは連続じゃないよな?」


「はい。」


「ひと月で、という訳ではないよな?」


「はい、」


誰がどのクエストを何個受けたとか分かるのか。

大変そうだが、大丈夫なのだろうか。

魔道具という奴を利用しているのか?


「一緒にそのクエストを受けた場合どうなる?」


「パーティーを組むということでしょうか。」


パーティー?いや、違うな。

「単独の人達が結果的に共同作業という形になった時だ。」


「なるほど、その時は確か...パーティーという形で処理されると思います。」


そうなのか。パーティーって事はたぶん、その人数で等分するんだろう。


「あの〜、もういいでしょうか?」


「あ、はい。」


大体の事は分かった気がするぞ。

よ〜し、楽しみだ。

ってかあの受付、『もういいですか?』とか言いながら

後ろに並んでる人とかいないじゃん。


人と言ってしまったが、ギルドには魔人とかもいる。

髪が赤い人とか魔人だよな。


「え〜と、」


俺は初級冒険者だから中級までいいのか。

まあ、よく分からないから初級クエストからやるか。


俺はクエスト内容、難易度が書かれた紙を破り取った。 

みんなそうしてるし、合っているはずだ。

でも、ちょっとドキドキする。


薬草の採取 難易度 初級

なお、薬草の種類は問わない

支給する籠いっぱいに詰めてくれ


他にも工事の手伝い、犬捜索、配達など色々あった。

配達って、そういう仕事あるだろ。

これが、初級か。戦いすらないじゃないか。

まだ薬草採取の方が冒険者っぽいから受けたが、このままじゃ上級に一直線じゃないか。

上級から凄いのではなかったのか?

それとも剣術や魔法の上級が凄いのであって、上級冒険者というのは凄くないのか?


「このクエストを受ける。」


「はい、分かりました。」


「あと、クエストの紙をただ破っていたずらする行為があった場合はどう対処するんだ?」


「大丈夫です。1回目はしてやられるかも知れませんが、2回目からは分かると思います。」


分かるのか...凄いな。暗記していると言うのか。

それとも、俺への脅しだろうか。俺はやらないよ。


さて、クエストを受けたが分からん。

薬草の判別がつかないな。聞くしかない。


ちょっと怖いけど、冒険者に聞こう。

コネとか作りたいしな。

「すまないが、薬草の特徴を教えてくれ。」


「おう、いいぜ。子供が頑張って働いてるんだ。協力しない訳がない。だが初級までにしとけよ?死ぬからな。」


コネは強力なほど良い。なので、見た目で一番強そうな人を選んだ。

まず始めに髪の毛がない。ツルツルだ。 

そして、鼻がでかい。異常だ。

こんな変な人間が過酷な人生を送っていない訳がない。 

きっと鼻から真珠が出てくるような思い出話がある。

それぐらいには強いと見た。

強い人は大抵、頭がいい。

天才的な能力に恵まれていなければ知識が必要だからな。

いや、こいつはツルツルに加えてお腹が異常に出ているから天才的な能力があるのかも知れないが。


「薬草っていうのはな?光属性魔法が備わっていると言われている。だから軽く攻撃してみろ。そしたら、

その耐久性で判断が出来る。」


なるほど。光属性魔法が備わっていると耐久性が向上するのか。

魔力が備わっていると、ってことか?

と言うことは、草には魔力がないのか。


「感謝する。」


「おう、死ぬなよ。」








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