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21. 祝い


「天才、アルシア・クイーンが帰ってきた!今日はその事を祝うお祭りだ!皆のもの!存分に楽しめー!」


「「「おおー!!!」」」


アルシア母さんが家の高いところにいた。

下にはたくさんの人がいて、兵士や一般人などたくさんの人が集まっていた。


もちろん、アルシア母さんの隣にはアルシアがいる。


「今日の主役!アルシアだ!」


「「「おおー!!!」」」


俺は今、皆と同じ下にいる。アルシアやアルシア母さんのドレスの中からパンツが見えるかも知れないと思い、そこばかり意識してしまう。


「私は無事、帰ってきました!こうして皆様と集まってお祭りが出来る事を嬉しく思います!今日は楽しみましょう!!」


「「「おー!!」」」


今日のルベリア王国はお祭りだ。

壁のところまでとはいかないが、色々と賑やかになっている。夜には花火というものが上がるらしい。


なんか、アルシアが本当に王族であるのが分かった。

実感した。正直、今までは少し舐めていた。


この日、ルベリア王国にある飲食店は全て、半額になるらしい。もちろん仕事も休みだ。

飲食店は働かされるが、ルベリア王国から支援があるらしい。

なので、この日はたくさんの人が道にいる。


俺も食べ物を買いに行こうと思ったが、アルシアがいないと一人なのでアルシアを待っている。


アルシアは今、キング家とかと挨拶をしている。キング家や凄い貴族達はクイーン家の家で食事をする。

もちろんその貴族さん達全員と挨拶をするため、当分はアルシアと話せないだろう。大変だな。


俺も家に入っていいと言われていたので今は端っこの方でアルシアを待っている。

外で食べたいな〜。その方がわくわくする。


「お前か、アルシア様を助けたのは。」


誰だ?こいつ。防具を着ていると言うことは兵士...

いや、もしかして隊長か。

そうだよな。たかが一兵士がこの家に入れるとは考えづらい。


「どうも。」


かっこいい剣を持っているな。羨ましい。

そして!


チラ


ちょっとだけ目に悪い装備の仕方をしている。

ガッツリ装備で固めないあたり、速さ重視の人だな。


「アルシア様を守って頂き感謝する。私はルベリア王国、クイーン部隊隊長、スカーレット・エセリアルだ。」


「あ、レオです。」

綺麗な人だ。本当に強いのだろうか。


「....レオは剣を持っていないが、魔法で戦うのか?」


「あ、違います。拳で、はい。」


敬語の使い方を考えて、改良してみた。

俺は前の時とは一味違うぜ。


「......そうか。まあ、なんだ。楽しんでくれたまえ。」


「はい。あっ!隊長さんって剣術は何級なんだ?」


「私は都市級だ。」


「へー。どうも。」


「「.........」」


隊長が微笑みながら行ってしまった。綺麗な人だ。

隊長さんは都市級なのか。

都市級は都市の総力と同等の力ってことだから、相当凄いってことだよな。 

どうやって都市級とかになるのだろうか。

審査でもするのか?謎だな。


それにしても隊長さんの防具は凄かった。

あんなの着てて恥ずかしくないのだろうか。

目茶苦茶に露出をしているわけではないが、俺なら恥ずかしいと思ってしまうな。


ちらちらと隊長を見ていたらバレてしまったのか、

少し睨まれた。怖い。

やっぱりこのほんのちょっとだけえっちな装備は着させられている気がする。


くっ、不覚にもお腹が空いてきてしまった。

食べるとするか。

クイーン家はバイキング方式となっていて、無料で食べ放題だ。


「くっ。」


取れない。机が高すぎるぞ!みんなの身長が羨ましい。 

10歳がここにいるのは少し目立つ。

だが、みんな外交やらで必死なようだ。

俺はそこまで目立っていない。


「楽しんでいるかね?レオ。」


「はい。」

アルシア母さんだ。

セラ・クイーンといい、ルベリア王国のトップだ。


「敬語って必要あるのか?」

やべっ。いつもの調子で敬語を忘れてしまった。

近くにいた、隊長やら副隊長がピクッてしたぞ。

ちょっと面白い。


「必要だよ。私だって外交する時とかは敬語を使っている。」


「そうなのか。でも俺は外交をしない。」


「そうだな。だが、これからどうなるかは分からないぞ?商売する時は基本、敬語が必要だ。」


確かに、高級な店はガッツリ敬語だったな。

敬語を上手く使えていたら、リンゴはもっと売れただろうか。


「まあその歳だ。ゆっくりと色々なことを覚えていけばいい。」


そう言いながら、行ってしまった。

いや、あんたも十分若いだろ。若くないのか?

この人が子供を産んだって事は、そういう事をしたってことだ。なんか、いけない事を考えている気分になるな。


実はあの本がたくさんある部屋で読んだのは基礎知識の本だけではない。性に関する本も事前に取っておいたのだ。俺は今、この世界の真実を知っている。

俺の息子も歓喜している。

おしゃれ?する意味ないね!そんなの火属性魔法で燃やしてくれるわ!わははははは!!


「レオ様、待っていてくれたのですか?」


アルシアだ!終わったのか、外交。


「少し変装してくれ。外に行こう。」


「はい!」


俺達は外に出た。

外は騒がしかった。とても楽しそうだ。

大人達はほとんど全員が酒を飲んでいる。

美味しいのだろうか。

さて、どこに行こうか。


「アルシア、食べたいものはあるか?」


「特にはないので、道を歩きましょう。」


「そうだな。」

お金はある。なんせ、金貨100枚だからな。


「僕ちゃんたち!この揚げパンを食べていかないかい?」


「ああ、じゃあ...1つだけ。」


買ってしまった。

パンを揚げるとは考えたこともなかったな。

いい匂いが漂っている。


「レオ様、あまり商人のお願いを聞かないでください。あっちも商売ですので。」


「分かっている。でも、これ美味しいぞ?」


アルシアにも食わせた。

おお!アルシアが目を見開いている。

そんなに分かりやすくて王様になれるのだろうか。

アルシア母さんはもっと嘘が上手だと思うぞ。


それから俺達は気になる食べ物や商人に誘われた食べ物を食べまくった。

なんだかんだ言って、始めの揚げパンが一番美味しかったな。値段も一番高かった。


「お腹がやばい。」


「ちょっと私もまずい気がします。」


「家に帰るか。」


「そうしましょう。」


ヒュー〜....ドーン。


花火か。すごい迫力だな。

花火は火属性魔法使いが裏で超頑張っているらしい。

つまり、あれは凄い火属性魔法と言うことだ。

威力もありそうだし、あれで攻撃してきたらヤバそうだな。


「レオ様、綺麗ですね。」


「ああ、アルシア。綺麗だ。」


花火師は火属性魔法の中でもこの魔法だけを鍛えるそうだ。

花火が上がる機会なんて、そうそうないのによく花火師になろうと思ったな。

おそらく、大変だろうがウキウキしているだろうな。


花火の時間が終わり、クイーン家に帰った後、俺はトイレに引きこもっている。

食べ過ぎた。


「ふう。」


スッキリした。

外を見ると、たくさんの大人が酔い潰れていた。

お酒...恐るべし。

でも、楽しそう。


アルシアは俺がトイレに行く前、副団長の何とかって奴に連れて行かれた。忙しそうだ。


明日は家を出て、いきたい場所に行こう。

そして行きたい場所とは、そう!ギルドだ。






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