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2. 初めての友達

武術の楽しい楽しいお稽古中、

「惜しいな。体の中を流れてる力があるだろ?

それを凄い感じながら構えるんだ。」


何を言っているんだ?

何も流れてないぞ。流れてるって言われたらなんか、流れてるように感じるけど...勘違いしてる気がしてならない。

「流れてないよ?」


「そんなことはない。感じるんだ。なんか...流れてそうだろ?」


「ふっ」

自信なくなってきてるじゃん。でも言われてみると、なんか流れてるな。でも、血液じゃないよな?

「流れてるのは感じるよ?腕から指の方へ流れてる感じがする。」


「ふっ、バカっお前...それは血液だ!もっと弱く感じるものがあるだろ?あるんだよな?」


血液じゃねーか!やっぱり!言わなきゃ良かった。

もっと弱く?....あった。これか、血液より流れが速いからか流れてるっていう感覚じゃないな。溢れ出る?

「わかったよ。」


「それが、魔力だ。魔力はレオを強くしてくれるぞ。

良かったな。」


そうなのか、魔力って本にはなかったぞ。何で強くしてくれるのだろうか。気になる。


「明日はそれをたくさん感じる練習をする。今日は終わりだ、村に行くといい。父ちゃんは家で寝る。」


「わかった!」

やったー。遂に来たぜ俺の時代!

まずは同い年を探すか。探すしかないよな!

あと父ちゃん...本当に仕事してんのか?寝るらしいけど、


堂々と村に行くとなると緊張するな。

父ちゃん、俺の事を村の人に説明していると信じるからね。不審者って言われたら泣いちゃうよ〜!うわ〜ん!


俺たちの家と外見はあんまし変わらないな。

もしかして父ちゃんがみんなの家を建てたんじゃないだろうな。

あっ!煙が出てる。

こんな量の煙が出てるってことは、家に煙がこもってないのか、凄い煙の出る料理をしているかだな。

おそらく前者、羨まし〜。


「こんにちは。君がアレックスの言う天才少年か。少年よりも幼い感じがするな、何歳なんだ?」


話しかけてきた。どうしよう。なんか怖いな、この人何歳だ?

「4歳。」


「4歳!凄い、いい歩き方してるぜ。その歩き方で生活しろよ。俺のおばあちゃんの姿勢ときたらもう...

そうだ、軽〜い、かる〜〜い歓迎会をしてやる。ついて来な。」


この人、優しいぞ。俺が遅れないよう、俺の歩く速度に合わせてくれている。じゃあ、持ち運べよって言うのは違うんだよな?

筋肉は父ちゃんの方があるな。黒髪がバレたらどうなるのだろうか。

楽しみだな、かる〜〜い歓迎会。


「ただいま、さっそくだが、歓迎会を始めるぞー。

ドレイク〜、お席に着きましょうね〜。」


この見た目!この身長!もしかして、

「ドレイクって何歳なの?」


「4歳だぞ。」


マジか、何も考えてない表情をしてる。 


その時、ドレイクがこっちを向いて言った。

「よろしく。」


喋れんのかい。ビックリした。ま〜それぐらいは出来ないと、俺が村でかなり怪しまれることになる。

「よろしく。俺はレオだ。仲良くしていこう。」


「僕はドレイク。よろしくね。遊ぼうね。」

「持ってきたぞ〜ビスケットだ。あれ?お前ら仲良くなってんの?よかったな〜ドレイク!」


おばあちゃんの話があったのに、おばあちゃんが見当たらないな。外にいるのか?家の構造が全然違うな。

そう考えていながらも、ビスケット!

なんだこれ?いい匂いが思考力を低下させるぜ。くそ!

これが魔力と言うやつか、流れているというのか、この小さいやつに!


「食べるんだ、お前ら。おやつの時間だからな〜。」


ボリッ


う...うまい。父ちゃんはなぜ出してくれないのだろう。この家は凄いのか?父ちゃんが貧しいのか?


「レオだったか?アレッ...レオの父ちゃんはいい人か?

アレックスのいい噂は一つも無いぜ。特に女性陣に嫌われてる。男にも嫌われてるけど...まあいい、アレックスはいい人か?」


「うん。」

俺は好きだな。父ちゃんが俺の生活に左右するから本能が無意識にそう思い込んでいる可能性も捨てきれないけど。

女か〜、村を散策中にチラッとは見たが男と違って

髪が長かったな。何でだろ...ビスケットうまっ。



「気をつけて帰れよ〜。」

「レオ、またね。」


「ばいばい。」

ふたりに見送られながら家に向かった。


「はあ、はぁ、」

やっぱり、遠いな家。

「おお!レオ!村はどうだった?」

「いい感じだね。」

「おお、それはよかっ...おお!火が飛び散った!そして、尋常じゃない速度で広がっていく!ヤバいぞ、レオ!ヤバいんじゃ!!水をくんでこい!」


「わかった。」

近くの川へ走った。 

そういえば、何でここに村の人が来ないのだろう。

川で水をくみに行くのは、もう結構しているのに一回も見たことないぞ?


「って、何してんの?」

「何って、かけるんだよ!俺の全てを。くらえっ!」

「ふっ、何出してんだよ!やめろ〜!」 


父ちゃんの可愛い可愛い冗談だった。危ない、家が臭くなるところだった。

もしかして、こういう所で嫌われているのか?

でも、村に行くのが楽しみになったな。明日に早くならないかな〜。


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