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神様の導きと俺の何度目かの人生。  作者: 可愛い
第一章 異世界に生を受ける

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僕の将来と初めての魔法

よろしくお願いします

来た時同様に家族全員で農業用馬車に乗り込む

兄の戻りの足として借りた馬を同行させる


4日間の帰路の始まりだ

王都へ行ってしまう兄と沢山話した


楽しい時間だったのだが、やっぱり出ないな・・ゴブリン

何事も無く無事到着。本当に何事も無かった


翌朝兄が出発する

入学まで半年あるが子爵邸で行儀や勉学、護衛の訓練を行うらしい


6年半のお別れだ。お姉ちゃんが泣いている

兄さんが声を掛けたら声を出して泣き始めてしまった


兄は子爵からお借りした馬に跨り出発した

妹の泣き声に後ろ髪を引かれる思いだったろうな


兄が出発した翌日

夕食時に僕は両親に将来について話すことにした


「僕は冒険者になります」父に告げる

「そうか、王都に行くのか?」


「はい」

「分かった。食事が終わったら書斎に来るように」


「分かりました」

実に呆気なかった。まあ商人との二択だったしな


一番気になるお姉ちゃんの方を見る。食事の手が止まり下を向いている

「お姉ちゃん」僕は声をかける


「冒険者になるよ」

「・・・・・」

「そして必ずお姉ちゃんに海や雪山を見せてあげるよ」


「・・・うん、分かった」小さな声で返事をくれた

でも、顔を上げてはくれなかった


食事が終わる。お姉ちゃんの手はあれから進んでいない


食堂を出て父の書斎へと向かう

「何歳で王都に出るつもりだ?」開口一番に父が問いかけてくる

「12歳で王都に行く予定です」


「うむ、まだ時間はあるな・・」次の言葉を待つ

一冊の本を書棚から取り出し渡される

「冒険者をしていた曾祖伯父が手記を残してる」


「50年以上前の物となるが知識が無いよりはましだろう」

渡された本を見る。見るからに年代物だ。父が続ける


「古い物だが手記や日記は大切な知識だから一族の遺産として所蔵している」

「書棚に気になる物があれば自由に手に取ってかまわない」


「ただし、持ち出す時には許可をとること」

「わかりました。ありがとうございます」父に認められた気がした


翌日から次男は午前中に鍛錬をして午後から父の補佐をするようになった


姉は午前中、父が学院に通ってた頃の教科書を使っての魔法訓練

午後は母の手伝いや行儀作法の勉強をしている


僕は午前は洗濯、鍛錬、昼食準備 

冒険者を志す以上、身の回りのことは何でも出来るようにしたい


午後からはお姉ちゃんの行儀作法の勉強を聞きながら繕い物と夕食準備をし

空いた時間に読書をする


秋祭りの季節となった。収穫は平年並みらしい

作物の種類は普段食べている内容から小麦とジャガイモだと思う


祭りが始まる。村の中心に積み上げられた薪にお姉ちゃんが近寄る

「え!?」思わず声が出た。お姉ちゃんが魔法で火を着けたんだ

 

この世界に来て初めて目にした魔法!去年まで火口で着けていたのに魔法だよ

領民達からの喝采が姉に降り注ぐ


大役を果たしてホッとした表情の姉に走り寄り

「凄い!凄い!」と何度も口にしてお姉ちゃんを困らせてしまった


兄も両親も喜んでいた

今年の秋祭りは思い出深い物となった

お読みいただきありがとうございました。

呪文を書いておきます。

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