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神様の導きと俺の何度目かの人生。  作者: 可愛い
第一章 異世界に生を受ける

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招待状と領都までの旅路

よろしくお願いします。

数週間変わらぬ日常を過ごしていたある日


寄親の子爵から招待状が来た。

まあ寄子にとっては強制参加ってやつだよね。全員出席が望ましいとのこと


「お茶会かしら?何年振りでしたっけ?」母が父に話題を振る

「10年振りかな?」


「寄子の顔合わせかしら?」

「御子息が来年入学なさるから随従員の確保もあるのだろうな」


「そうなのね」母がチラリと長男を見る。

「自由参加だが2日目に騎士との模擬戦が組まれてる」父が長男に質問する


「出てみるか?」話を聞いてソワソワしていた兄が即答する

「もちろんです!」


「わかった。申し込んでおこう」

「ありがとうございます!」

「期待してるぞ」


「婚約者探しという可能性は?」母が話題を戻す

「学院時代に見つからなかった時のために押さえておくか・・十分あるな」


「そう・・・」母が姉をチラリと見る

「・・・・」姉は下を向き目を合わせない


「あとは3日目の会合が本命かしら?」

「そうだな。領主と跡継ぎ、御婦人方と分けての昼食だからな」


その後も話は続くが一通り話した後に母が呟いた

「パーティードレス、サイズが合うかしら?」


ちなみに生家は男爵家だった。そう田舎の男爵家

金銭に余裕がない男爵家だよ。買替えるなんて贅沢は許されないんだよ


王都にいる上流貴族は毎回違うドレスでないと馬鹿にされるというが

我々下流には関係ない。


母のドレスは寸法直しで対応できるようだ

姉用のドレスは普段着を仕立て直し刺繍を入れてドレスに見立てる


寸法直しと仕立て直しは村長の奥さんと娘さんが手伝いに来てくれた


仕立て直した服に母がデザインを決めて刺繍入れをする

胸回りを母が、袖口を姉が、僕は目立たないスカートの下部を担当する


お姉ちゃんが試着の際にスカートの刺繍を見ながら

「ありがとう」と言ってくれた。


本当に嬉しかった。僕からも

「お姉ちゃん似合ってるよ」って伝えた。本当に良く似合っている


例年行われる秋の収穫祭りが終わってから子爵の住まう領都へと向かう

往復で8日滞在日数は3日、計11日の長旅。


家族全員で農業用馬車に幌を付けて出発。御者は長男だ。

見栄えが悪いから領都で馬車と御者を雇うことになるんだけどね。


長旅の暇つぶしも兼ねて気になっていた事を聞いてみる

「学院って何なの?」と僕

「子供が集まって勉強するところだよ」答える父


「僕たちは行かないの?」

「王都にしか無いんだよ」


なるほど。お金の問題だ。うん、家で話題にならないわけだ

「田舎の男爵家が入学するとしたら随従員としての道しかない 狭き門だよ」


父の話を纏めると

 ・7歳になると入学資格を得る

 ・身分に関係なく入学可能

 ・学費は全額負担

 ・有料の寄宿舎がある

 ・国からの奨学金は無い

 ・貴族籍の入学者は随従員を最大2名付けられる

 ・随従員は特に決まりはないが護衛と補佐各1名

 ・随従員は入学試験は無いが一緒に聴講出来る

こんな感じかな?狭き門の理由が分かる。貧乏人お断りなんだ


行程残り1日で父が

「御子息とお会いするに当たり伝えることがある」皆を見渡して続ける

「お祝いの口上は少なくしろ」

「そうね、そのほうが良さそうね」母が同意する


「今回、寄子から随従員を選ぶということは

御子息が上級貴族の方の随従員に選ばれなかったと言うことだからな」


「地位的に遅らせてまで随従員となるのは出来ないものね・・」

母の言葉に父が頷く


「そうだ、だからお祝いの席で御子息に無駄口は叩くなよ」

「「「「はい」」」」


半日もたつと領都が見えてきた。城壁も備わった5000人規模の街だ

男爵家の領兵とか冒険者を護衛に使わないから心配してたんだけど

特に問題もなく到着したんだよな


異世界転生ラノベ風世界なのにゴブリンも夜盗も出なかった

父や兄が勇敢に戦うところ見たかった。もちろんゴブリンも見たかったよ


ちなみに男爵家に常備の領兵はいない。

一朝有事の際には籤で選ばれるらしい。戦いの場で運は大事だしね

冒険者って、そういえば村に来ないし見たこともないな

お読みいただきありがとうございました。

呪文を書いておきます。

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