表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様の導きと俺の何度目かの人生。  作者: 可愛い
幕間

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/51

【幕間】雪山の主

よろしくお願いいたします。

気配を感じる。いつぞやに現れた小さき者の気配

いや、もっと大きな気配か?成長して帰ってきたのか?


あの小さき者が約束を果たし訪ねてきたのか?

それならば歓迎せねばなるまい


だが目を覚ましたばかりじゃ。空腹のままでは食べてしまいそうだわ

フフフ、それも面白そうだが約束を果たして来たなら話を聞かねばなるまい


まだ遠いようじゃし森に飛んで行って食事をするぐらいの時間はありそうじゃな

目覚めてすぐは安定しないが仕方があるまい。目が冴えるまで待っていたら奴が来てしまうからのう


そうじゃ。小さき者は勇者と名乗っていたのう。たいそう面白いやつじゃった

我を恐れず、敬いもせず、ふざけたことを色々と言っておったわ


やれ「卵が欲しい」だの

「子竜を使役したい」だの


「旅についてこい」だの

挙句の果てには「女体化は出来ないのか」と()()()おったな

フフフ、アイツは面白かった。小さき弱者の分際で好き放題言っておったわ


そういえば最初は封印を解いて邪神を倒したいと言っておったな

尻尾を奴の前に出して切れたら封印を解いてやると言ったら喜んで切りかかってたわ


フフフ、外皮すら傷つけられなかったのう


それでも勇者だから出来ると剣を振り下ろしていたのは滑稽だったわ

哀れに思い卵や子竜が欲しいなら南の極限へ行けと我の故郷を教えたんだったのう


その旅で力を付けたら封印を解いてやると言うと大喜びで感謝までしてったわ

本当に面白いやつじゃった


我が卵から孵る?子竜から成長する?そんな戯言(タワゴト)を本当に信じてたからのう

我は勝ち残った者、そして神に認められた者じゃ


しょせんは小さき者。自身の理解の範疇を超える我のことなぞ知ろうともせんかった


さてと食事を始めるとするか・・・

なんだ緑の奴が少ないのう。これでは満足できん。奥まで行って大きい奴でも探すか


そういえば気配の主は近くに来たかのう

フフフ、まだ境界付近か・・あの速度では山頂までは時間がかかりそうじゃ


もう一口、いや頬張るぐらいの時間はあるじゃろう

久しぶりの狩りは楽しいのう


うん?山頂に登らず去っていくな。ふう、勇者ではなかったようじゃ

残念ではあるが追いかけるわけにもいかんな


同じ神に認められた者として話をしたかったのじゃが昔話を思い出せただけでも良かったかのう

はて、なんじゃ?小さき気配が一緒にあるのう。寝ぼけて見逃していたようじゃな


まあよい、ともかく予定も無くなったし食事を再開するかのう

お読みいただきありがとうございました。


無断転載禁止。翻訳も禁止。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ