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神様の導きと俺の何度目かの人生。  作者: 可愛い
第三章 雪山を目指して

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旅路-村【収穫祭り】

よろしくお願いいたします。

彼女の家へと戻り騎士団服に着替え外に出る

ユッタは既に外にいて子供たちに囲まれている。優しく子供たちに接して微笑んでいる


彼女の名前を呼び近づいていくと子供たちが囃しかけるがユッタの表情は寂しげだ

俺はユッタに手を差し出す。はっとした表情でユッタが俺の顔を見る


「一緒に行こう」と声を掛けると戸惑った表情を見せる

彼女の戸惑った顔を見て俺の心にも戸惑いが生じる


「一緒に行こう」と先ほどより強く声を掛けてしまう

「はい」と俺の目を見て元気に手を握り返してきた


また子供たちが囃しかけると俺は自分の顔が火照るのを自覚してしまう

ユッタと俺は子供たちの声を後に村長宅まで神職に会いに向かう


神職に会うと祭りで行われる薪への着火をユッタの火魔法で行ってほしいといわれた

村長も魔法を見たことが無い村人が大半だから派手に頼みますと言ってきた


神職は苦笑しつつ適度にお願いします。と頼んでいた

ユッタも皆が楽しめるように頑張りますと返事をしていた


夕暮れが迫るまで雑談をして広場に向かう

村長がみんな集まってるかと声を掛けると、大丈夫だとか、集まってるぞ、やら早く始めろ等の答えが帰ってくる


村長が静粛にするよう声をかけ神職へ祝福をお願いする

神職は秋の実りを万物の女神に感謝を捧げるとともに、皆で女神からの賜りものを頂きましょうと話す


そして今回の薪への着火を村の出身で黒い悪魔を撃退した神殿騎士のユッタが行うと宣言する

村のみんなから歓声があがり。ユッタが進み出る。みんなから声援があがる


緊張した面持ちのユッタが遠くからも見えるように高々と炎の柱を手の上に出す

皆が驚き慄いたのを確認してから炎の柱を次第に小さくして松明程度になってから焚火に点火する


みんな大喜びで拍手喝采を送っていた。そして村長の掛け声で収穫祭りが始まった


ユッタは村長から興奮した声で凄い魔法だと言われていた

戻ってきたユッタは子供達に囲まれ魔法を見せてほしいと強請られて水を出して見せていた


神職と村長が村人に挨拶周りのため席を外す

俺は子供に囲まれているユッタを見ながらアンナの話をするユッタを思い出していた


「アンナはアレクが好きだったの」

アンナは神職を選んだ。神職は婚姻が認められていない


貴族家に戻ったアレクにはアンナの思いは叶わない

アレクへの思いだけで決断したわけではないと思う


自分の叶わない思いが自分を慕うフーガの気持ちと重なる部分があると気づいたのかもしれない


そしてユッタが悲し気に呟やいた「貴族の三男だったんだ」という言葉

俺は貴族家に戻るつもりはない。だがユッタはアンナと自分を重ねたのかも知れない


俺はユッタとの出会いから今日までを考える

俺の傍にいて手を差し伸べてくれる女性。いつも笑いかけてくれる女性


気が付くとユッタが傍に来ていた。周囲から音楽も聞こえる

「もし良かったら一曲踊らない?」とユッタが手を差し伸べてくる


ユッタの照れた顔を見ながら俺は俺の気持ちに向き合わなければならないと真剣に思う

「誘てくれてありがとう、よろしく頼むよ」と言ってユッタの手を取る


ユッタに手を引かれて皆の踊る輪に加わる

「周りに合わせるだけだから、緊張しないでね」と言って俺をリードする


村人から俺たちに声援が飛ぶ。ユッタの顔が赤くなるが嬉しそうだ

踊り終わると神職が近づいてくる


顔つきから見て苦言を言われると思ったが周囲の視線が集まっているのに気づき

「今日は収穫祭りです。万物の女神に我々の感謝と喜びを見て頂きましょう」と大声で村人に話す


村人から「女神さまに感謝を」と彼方此方から声が上がる。その声にかき消されるように

「節度を守って下さい」と苦笑いで伝えられた


恐縮しつつユッタと二人で席に戻るとユッタの家族が集まってきていた

俺は父親や兄から村祭りの感想を聞かれたり色々な食べ物を勧められる


ユッタも姉達に囲まれながら、どちらが踊りに誘ったのかとか、今後どうするのかなど聞かれ

終始赤い顔をして答えていた

お読みいただきありがとうございました。


無断転載禁止。翻訳も禁止。

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