2度目の王都-大神殿【後編】
よろしくお願いいたします。
神殿内の一室に通された
今後について聞かれたので海や雪山に行くと話す
「王宮勤めは希望されないのですね」と質問してきたので
「はい」と答え見返すと
「子爵の使いとして必要な質問だったのです」と言われた
その後少し考えてから
真偽不明の話も含まれますがと前置きして話し出す
海や雪山は極地にあり、そこまでの道のりは苦難の連続である
内陸部の雪降る山はドラゴンが根城にしている
大森林近くでは怪物や大型の野生動物が頻繁に出没する
大砂漠では未発見のダンジョンが眠っている
街道は比較的安全だが絶対ではない
街道をそれると盗賊団がおり、中には20人規模の集団も存在する
辺境の街道の移動には傭兵や冒険者を雇うのが常識である
冒険者も最低4名以上の集団で行動したほうが良い
との内容だった
育った環境と違いすぎるので尋ねると
動物の大型化は怪物が出るので山林で狩りが出来ないため
盗賊は流れ者が多いことと商人の往来が活発だからだそうだ
近隣の情勢についても尋ねてみた
ハルドールさんが説明を始める
「南に大森林と接する形で君主国があります」
「君主国とは大森林と言う共通の脅威があるので協力関係です」
「西には海岸沿いに細長く商業都市連合の街が点在しています」
「彼らは極限の海の向こうと交易してるそうです」
気になったので聞いてみる
「極限の海の先は大きな滝ですよね?」
神職が変わって答えた
「そう言われています。滝から現れる神獣と取引していると聞いております」
ハルドールさんが続ける
「神獣との取引で得られる物品は様々で貴重なものもあるそうです」
「彼らは交易中心の商人の集まりなので武力も少なく領土的野心はない」
「周辺国も下手に手をだして神獣を怒らせるのは得策でないと思っています」
一息入れて
「北には魔法王国がある。世界の中心に位置してるといわれている」
「この国は魔法使い達が圧力を排除するため建国したと言われている」
「武力は世界一だが研究者の集まりなので外に興味を持っていない」
「例外として魔道具を対価に素材の提供やダンジョンの探索依頼が来る」
「その他にも国や地域はあるが情報は少ない」
一区切りついたところで
神職が各人の前に飲み物を出し
まずは南西の都市、宗教都市と呼ばれる場所にあるダンジョンで
自身の力を試してみてはと提案してくる
ハルドールさんも腕試しには丁度良いと同意して
神殿の癒し手もいるし宗教都市で世話になるほうが良いと言われた
どうやら王都の子爵家が俺の行動に神経質になっているそうで
寄親の子爵に俺の行動を伝えるように依頼しているという
ギルドに駆けつけてくれたのも渡された情報のおかげとの事だった
次に神職に神殿の癒し手について尋る
癒し手は聖女や聖女候補を広く指す言葉
神の癒し手の呼称は聖女のみを指す言葉
聖女は最上級の癒しの技と神の加護を得ている者
人数に上限は無く3名活躍していた時代もあった
現在王国には1名おり周辺国も1名又は欠員という状態
現在の聖女は30年前に選ばれ王都と宗教都市を行き来してる
癒し手の力の根源は信仰であると言われている
冒険者の回復師とは似て非なる存在で癒し手の上級者は欠損も直せる
と教えてもらった
俺は2人の意見に従い宗教都市に行くことを告げる
神職から今日はこの部屋に泊まるよう提案される
逡巡しているとハルドールさんからも泊まることを勧められる
ギルドで悪目立ちしたので宿屋はお勧め出来ないとのことだ
俺は礼を言い宿泊させてもらうことにした
更にハルドールさんから
明日は発着所まで娘に護衛と案内をさせると提案され感謝して受け入れた
話も一段落した所でハルドールさんが退出していった
その後、神職も夕食は配膳させますと言って退出していった
夕食まで部屋にあった本を読んでみる
神殿の由来や創世神話だった。
スキル検証も兼ねて
最初の数頁丹念に読んでみるが文面が変化することはなかった
多言語完全翻訳スキルも謎だよな・・・
やることもないので本を読み進める
創世神話は建国神話以前の話で建国100年前で終わっていた
古代語?で書かれた歴史書と登場人物は同じだが立ち位置が違っていた
読書をしていると夕食を配膳された。夕食を食べて器を廊下に出す
ラノベ風なら就寝中に神託とかあるのかな?と考えながら横になった
お読みいただきありがとうございました。
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