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神様の導きと俺の何度目かの人生。  作者: 可愛い
第二章 旅の始まり

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19/51

領都を経て王都へ

よろしくお願いいたします。

領都で門番に呼び止められる

入門税なんてあるんだ・・。


銅貨5枚なので餞別の袋を空間収納ボックスから取り出し銀貨を渡した

受け渡しの際に顔を何度も見られる。なんか警戒されてるのかな?

銅貨5枚を返された。貨幣は10進数なのかな?


門番に安い宿屋を教えてもらい向かう。宿屋で宿泊手続きをする

夕食付きで食べなくても銀貨2枚、朝食は銅貨5枚と言われる


朝食付きで頼む。退去はシーツ交換までに行うことと

深夜から早朝まで玄関に鍵を掛けるから注意するように言われる


王都行きの馬車について聞くと満員か昼になると出発だという

余程の事が無い限り満員にならないので昼までに行けば乗れるらしい


部屋へ向かう。部屋に入るが特に置く荷物がない。

そうだ餞別の金額を確認しておこうか。それと子爵から小袋貰ってたな


収納から取り出す

餞別の袋には銀貨25枚と銅貨20枚が入っていた。子爵の小袋には金貨2枚


「フフフ」

金貨2枚を前にして笑ってしまった


「姉の命は金貨2枚」

涙が頬を伝う。いつの間にか声を出して泣いていた


翌日

食堂に座ると宿屋の親父さんが心配そうな顔で見てきた

昨日夕食に呼びに来てくれた時に声を出して泣いてるのを見られたからだ


「今なら間に合うだろ。王都に行かなくても仕事はあるぜ」

俺は愛想笑いをして「予定があるので」と言っておく


親父さんはボソッと呟く

「黒髪で王都なんて奴隷扱いされるだけなのにな」

聞こえてきた内容が衝撃的で反応出来なかった。


え!?そんな常識あるの?

黒髪は英雄や召喚者ってのがナーロッパの常識じゃないの?


だって俺が王都で冒険者になると言っても止められなかったんだよ

冒険者は扱いが違うのかな?


王都でギルド見学をさせてもらえなかったことを思い出す

あいつらは知ってたのか?


兄達の素振りからは知らないみたいだったな

まあ領地を離れるなんて滅多にないし、まして王都なんて頻繁に行かないしな


姉はなんと言ってた?

「冒険者なら私を海や雪山に連れていって欲しい

  商人なら外国の砂糖菓子を毎年届けて欲しい」


「海や雪山」この王国には無いものだ

「外国の砂糖菓子」外国の・・

姉は知っていたのか?


親父さんが朝食と一緒に一皿余分におかずを持ってくる

「残り物だが良かったら喰っとけ」と言って受付へ向かう


食欲は無くなっていたがお礼をいって無理やり平らげる

部屋に戻るため腰を浮かしたところで


「騎士様が来てるぞ」親父さんから声がかかる

声に反応して受付を見ると見たことのある騎士に見返された


ああ、模擬戦に出てた人だ。騎士団長だったよな

「壮健のようだな。子爵がお呼びだ。すぐ行くぞ」


驚いている親父さんに目礼して後を追う

宿屋の外には騎士が2人騎乗したまま待機していた


団長が騎乗すると徒歩の俺を囲みながら子爵邸へと向かう


子爵邸に着くと玄関脇で1時間ほど待たされる

迎えのメイドが来て客室に案内される


室内には子爵がおり背後には騎士団長が待機している

「壮健のようだな」と入室一番に騎士団長と同じことを言う


「はい」領都で流行りの挨拶なのかと思いながら返事をする

「うむ、騎士団ではなく冒険者になると聞いたが」


「はい、冒険者になるため王都に向かってる途中です」

「理由を聞いても良いかね?」


「はい、冒険者となって海や雪山を見に行きたいのです」

子爵が俺を窺う。続きを待たれても他に理由はない


「・・そうか」

「たまには領都にも顔を出すように」


そう言うと返事を待たずに席を立って行ってしまった

子爵邸を後にするとき騎士団長が小袋を渡してくる


「子爵からの餞別だ。期待してるぞ」

期待?何を期待してるんだろうか?


もう子爵の期待には応えたくない

小袋を受取り礼を言って広場へ向かう


太陽の位置から午前中に買い出しは終わりそうにない

予定が変わってしまったな


宿舎へと戻り受付にいる女性に宿泊を申込み宿屋を後にする

乗合馬車の発着所で馬丁に声をかけ客入りと料金を聞いて隣の市場へと向かう


屋台で食料品を物色してると声がかかる

「日持ちするから買って行きなよ」


「何日ぐらい持つんだ」

「王都に行くなら余裕だよ」


怪訝そうな顔をしてると

「さっき馬丁に尋ねてたろ」

見てたんだな


「そうだ王都に行くんだ。美味しいものが良いな」

「どれでも美味いぞ」


「嵩張らない物を頼もうかな」

「なんだ兄さん魔法の鞄は無いのか?」


「ん?魔法の鞄は食料が入るのか?」

「入らなかったら不便だろ?」


「じゃあ狩りの獲物も入るのか?」

「そりゃ狩りギルドに所属してないと無理だな」


「どういうことだ?」

「野生動物は領主様の物だからダメなんだよ」


「詳しくはギルドで聞くてくれ」

「分かった。ここの商品は入るのか?」


「ああ、素材をギルドから購入してるからな」

「そうか勉強になる」


考えを纏めていると声がかかる

「で、何を大量に買ってくれるんだい?」


情報料としてお勧めを多めに買ったが

背負っているバッグに入れてるのを見て何か言いたげな表情をしていた


宿屋に戻ると受付には親父さんがおりチラチラこちらを見てくるので

「三男なんだよ」と伝えて余分に買ってきた食料品を一つ渡した


「あんがとよ」と言いながら納得した表情をした

食い詰め貴族の三男だと思ったんだろうな


部屋に戻り購入した食料品を収納してみる。お!出来た。

確かに土地で取れたものは領主に属するのは常識だったな


川の水は複数領に跨り流れてるから所有されてないという事かな

今まで所有の条件が仕事してたんだ。言われてみれば納得だよ


後は生きている物を試したいな。見つけたら購入して試してみよう

夕食を食堂で食べて就寝する


翌朝、宿屋で朝食を食べ受付の親父さんに礼を言い発着所に向かう

6人乗りが2台待機していた

御者に声を掛け待機場所で待つ。代金の銀貨21枚は出発時に払うことになる


午後まで待って8人が2台に分乗して出発

乗客との会話や聞こえた話で冒険者に関わることは


 ギルド本部は王都

 ギルド支部は人口1万人以上の街か依頼が多い場所にある


 本部発行のカードは本カードと呼ばれる

 支部発行のカードは仮カードと呼ばれる


 仮カードの発行手数料は銀貨1枚

 本カードのほうが発行手数料が高いが値段は分からない


 仮カードを本部に持ち込めば手数料を払って本カードに出来る

 ギルドは各国で別組織だが本カードなら共通で使える


 冒険者登録は6歳以上、本部支部どちらでも出来る

 上級ランクには本カード持ちしかなれない


 ダンジョンは西方と南方に多くある

 怪物討伐依頼は王都を超えた西方に集中している


外国に行く予定だしダンジョンや怪物討伐で生計を立てるから

王都で本カードを得て西へ向かえば良い感じだな


その他にも様々な話をしながら旅程を過ごす

途中で乗客の入替わりはあったが年を跨いで何事もなく王都につく

お読みいただきありがとうございました。


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