プロローグ 白い部屋 もう一人だけの場所
第二章開始となります。
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白い部屋 もう一人だけの場所
「考えがかわったよ」
「いつものことだって?」
「親心子知らずとはこのことだね」
「黙るのかい?」
「褒美はほしくないの?」
「顔に出てるよ」
「そうだね」
「君たちから選ぶつもりだよ」
「苦痛を伴うと思っているの?」
「さあどうかな」
「そう褒美だからね」
「ここの記憶は封印するよ」
「過ぎたる力は幸福を遠ざけるからね」
「さあ誰にしようかな」
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「目が覚めたようだね」
「そうではないよ」
「君たちの魂を呼び寄せたんだよ」
「どうかな?」
「そうだよ、私は神だよ」
「君たちの問いに答えたいと思ってね」
「その通り」
「真実を照らす光を、世界の光明を見てみたいんだよね」
「可能だよ」
「その他の問いと共に答えてあげるよ」
「対価は十二分に頂くことになるよ」
「君たちの献身でね」
「求める光を、光明を知るための能力をプレゼントするよ」
「その光、その者の名を聞き分ける力だよ」
「望む結果を出すために充分に役に立つはずだよ」
「それも分かってるよ」
「あの娘かい?」
「どうなったんだろうね」
「そういった展開は望んでないでしょ?」
「うん、知ってる」
「その者の名を聞いたら助言や助力をするだけでよいよ」
「環境も整えてあげたよ」
「遠からず会えるはずだから」
「君たちが導かれた先に求めたもの」
「安寧とは程遠いかも知れないけど」
「また試練を与えるのかって?」
「うーん。神の試練?君たちには試練と思えたのかな?」
「これ以上は君たちが体験して考えてほしい」
「心配しないで大丈夫」
「では未だ見ぬ未来、数瞬の間で訪れる未来ではあるけどね」
「変わらぬ献身を期待してるよ。」
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