エピローグ 白い部屋 もう一人だけの場所
よろしくお願いいたします。
白い部屋 もう一人だけの場所
「そろってるの?」
「数があわないね」
「怒ってるよ」
「その事では無いよ」
「隠せると思ったの」
「なぜ黙る?」
「声を届けたでしょ?」
「答えになってないよ」
「なぜ分からないの?」
「まだ早いんだよ」
「そうだね」
「連れ戻す必要はないよ」
「分かってきた?」
「呼び戻すこともしないよ」
「永劫より快楽を選んだからね」
「そういうことだね」
「そうすべきだったよ」
「だとよいね」
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「目が覚めたようだね」
「君は死んだんだよ」
「思い出してきたかな?」
「最後の願いを叶えてあげたのに薄情だね」
「そうだよ、私は神だよ」
「気にしなくてよいよ」
「その通り」
「海や雪山を見に行きたかったんだよね」
「可能だよ」
「その他の願いと共に叶えてあげるよ」
「対価は必要ないよ」
「永きに渡り苦しめてしまったね」
「然るべき時に然るべき能力をプレゼントするよ」
「神話や絵本の中で聖女とか巫女が与えられるやつだね」
「世の理を超越した能力とか人知を超えた能力だよ」
「断るのかい?謙虚が常に美徳とは限らないよ」
「娘達?」
「罰を君が与えたいのかい」
「そういった展開は望んでないでしょ?」
「うん、知ってる」
「でもダメだよ」
「環境を整えてあげるよ」
「貴族の三男との約束についてだよ」
「君が導かれた先に求めたもの」
「安寧とは程遠いかも知れないけど」
「生まれ変わりたいのかい?」
「うーん。神の全能を持ってすれば可能だよ」
「時が来るのを待ちなさい」
「心配しないで大丈夫」
「では安らかに眠りなさい」
「あなたの気高き魂に敬意を。」
お読みいただきありがとうございました。
第一章完結
作者より感謝に変えて
何度も悩み、書き換えた作品の一つの区切りが迎えられ感無量です
ひとえに無名の新人の作品をお読み頂いた読者の皆様のおかげです
ここに感謝の気持ちを表します。本当にありがとうございました!
令和7年10月吉日
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